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【NIKKEI NEWS NEXT】ダーツ人気の理由「年収4000万円」プロの実態

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2025年12月26日放送の「NIKKEI NEWS NEXT」で特集されたダーツ市場。設置店舗はマクドナルドを超え、愛好者は693万人に到達しました。なぜ今、ダーツがこれほど人気なのでしょうか。本記事では番組内容をもとに、プロ選手・有原竜太さんの年収の実態から、ダーツライブ宮崎誠氏が語る「観るダーツ」の魅力まで、人気拡大の理由を徹底解説します。


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ダーツ人気拡大の理由とは?設置店舗はマクドナルド超え

今、ダーツ市場が急速に拡大しています。番組で日本経済新聞ビジネス報道ユニットの高橋徹デスクが解説したところによると、ダーツを設置しているお店は全国に3700店以上あり、これはなんと日本マクドナルドの店舗数を上回る数字です。

では、なぜこれほどダーツが広がったのでしょうか。高橋デスクは複数の要因を挙げています。

まず第一に、ダーツ機器自体の普及です。かつては限られたお店でしかプレイできなかったダーツですが、現在ではネットカフェやゲームセンター、居酒屋など、いたるところで気軽にプレイできるようになりました。お店に複数台の機器があれば、常連さんに遠慮することなく初心者でも挑戦しやすい環境が整っています。

第二に、参入ハードルの低さです。高橋デスクは「カラオケだと歌の上手い下手がありますが、ダーツは紙飛行機を投げるようなもので、やってみればいいと思えば意外と気軽」と語っています。確かにダーツは年齢や性別を問わず、誰でもすぐに始められるスポーツです。

第三に、お店の雰囲気の変化です。以前は薄暗いバーの片隅でひっそりとプレイするイメージがありましたが、最近では明るく開放的な雰囲気のお店が増えています。外から「ダーツやってるよ」と分かるような店構えにしたり、「冷やし中華始めました」のような感覚でダーツの看板を出したりと、入りやすさを重視した店舗が増えているのです。

個人的には、この「カジュアル化」がダーツ人気の最大の転換点だったと感じます。かつてのダーツは「玄人の遊び」というイメージが強く、飲み会の2次会や3次会でお酒が入った状態でやるものという認識が一般的でした。それが今では、健全なスポーツとして老若男女に受け入れられるようになったのです。


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プロ選手・有原竜太の年収は?大会賞金とスポンサー収入の実態

番組では、プロダーツプレイヤーの有原竜太さん(37歳)が取材に応じました。有原さんはプロ団体「ジャパンに所属して13年目、現在ランキング2位という実力派選手です。東京都東久留米市でダーツバー「Darts cafe&bar A-FLIGHT」を経営しながら、プロとしても第一線で活躍しています。

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有原竜太さん(引用:「DARTSLIVE」より)

気になる収入面について、有原さんは率直に語ってくれました。スポンサー料とお店の収入を合わせると、月に60万円から70万円程度。そして2025年は優勝を重ねたことで、大会賞金だけで1000万円を超えているといいます。

ジャパンのプロツアーは年間18試合が開催され、優勝賞金は120万円、2位が60万円、9位でも10万円が得られます。ただし、ツアーに参加するための経費も馬鹿になりません。参加費や交通費、宿泊費などで年間およそ150万円がかかるため、賞金だけで生活していくのは厳しい現実があります。実際、有原さんもプロになってからしばらくは経理の仕事をしながら活動していた時期があったそうです。

一方で、番組内で高橋デスクは「トップ選手だと年収4000万円ぐらいという人もいる」と明かしました。これは大会賞金に加え、複数のスポンサー契約、そして自身が経営するダーツバーへの「推し活」ファンの来店が重なった結果です。

ここで注目すべきは、ダーツプロの収入構造がサラリーマン的な「固定給」ではなく、複合的なビジネスモデルになっている点です。大会で結果を出し、ファンを増やし、お店を繁盛させる。この好循環を回せる選手だけがトップ層に到達できるという、ある意味で非常にシビアな世界といえるでしょう。


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ダーツライブ宮崎誠が語る「観るダーツ」と推し活の魅力

番組では、ダーツマシンメーカー「ダーツライブ」のサービス事業本部・宮崎誠本部長も登場しました。同社はプロ団体ジャパンのスポンサーでもあり、年に一度の世界大会「スーパーダーツ」を主催しています。

この世界大会には、世界と日本のトッププロ16人が出場し、優勝賞金は1000万円。チケットは4000円からで、S席は5万円という高額にもかかわらず完売するほどの人気ぶりです。

宮崎氏は「観るダーツ、魅せるダーツにこだわっている」と語り、会場の装飾や演出にも力を入れていることを強調しました。観客は単に試合を見るだけでなく、ライブイベントとして楽しめるようになっているのです。「ちゃんと興行として形にしていく必要がある」という宮崎氏の言葉には、ダーツをエンターテインメントとして確立させようという強い意志が感じられます。

さらに同社では、ファン層を広げるために子供向けの大会や、高齢者・障害者向けのイベントも積極的に開催しています。宮崎氏は「ダーツは気軽なスポーツで誰でも簡単に始められる。プレーしない方でも見て楽しい。そこで生まれる感動は他のスポーツと何ら変わりない」と自信を見せました。

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実際、番組で取材されたダーツバーのお客さんたちは「推し活してます」「好きな選手が投げてるところを大会だけでなくプライベートで見れるのが素敵」と語っていました。プロ選手が経営するお店や、指導者として在籍するお店があることで、ファンは憧れの選手と直接交流できる。これはサッカーや野球ではなかなか実現しにくい、ダーツならではの魅力といえるでしょう。

有原選手のお客さんからは「狙ったところを外さない、ロボットかのような」という声もあり、「ロボ原」というあだ名で親しまれているとのこと。こうした選手との近い距離感が、推し活を加速させているのです。


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愛好者693万人!オンライン対戦がダーツ人気を後押し

番組によると、日本国内のダーツ愛好者は693万人にのぼります(協会調べ)。内訳は男性が450万人、女性が243万人で、女性プレイヤーの比率が高いのも特徴的です。もっとも、この数字は「1年に1回でもプレイした人」を含むため、コアなファン層はもう少し限定されるかもしれません。

日本にはプロ団体が2つあり、「パーフェクト」に約2000人、「ジャパン」に約1700人、合計およそ3700人のプロ選手が所属しています。ただし、愛好者に対するプロの割合はわずか0.05%程度と、非常に狭き門となっています。

人気拡大のもう一つの要因として、高橋デスクはオンライン対戦機能を挙げました。現在のダーツ機器は成績を蓄積できる仕組みになっており、カードを挿入すれば自分のプレイ履歴を確認できます。さらに東京と沖縄、東京と札幌といった遠隔地同士でもオンライン対戦が可能です。

このネットワーク機能は、ダーツを単なる「その場限りの遊び」から「継続的な成長を実感できる競技」へと進化させました。自分のレーティングが上がっていく喜びや、離れた友人とリモートで対戦できる楽しさは、現代のゲーム文化と非常に親和性が高いといえます。

また、ジャパンツアーなどのプロの試合がYouTubeで生放送されたり、SNSで積極的に発信されたりしていることも、業界全体の活気につながっています。家庭用ダーツボードの市場も少しずつ伸びており、「観る」「応援する」「自分でプレイする」という多様な楽しみ方が確立されつつあるのです。


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まとめ

2025年12月26日放送の「NIKKEI NEWS NEXT」で特集されたダーツ市場の拡大について解説しました。

ダーツ人気の背景には、設置店舗の増加による参入ハードルの低下、明るく開放的な店舗雰囲気への変化、そしてプロ選手を「推す」新しい楽しみ方の登場があります。有原竜太選手のようなトップ層は年収4000万円に迫ることもあり、ダーツは今や立派なプロスポーツとしての地位を確立しつつあります。

宮崎誠氏率いるダーツライブ社の「観るダーツ、魅せるダーツ」への取り組みや、オンライン対戦によるファン層の拡大など、業界全体で裾野を広げる努力が続いています。

これまでダーツに触れたことがない方も、この機会に一度試してみてはいかがでしょうか。意外と気軽に始められて、思いのほかハマってしまうかもしれません。

※ 本記事は、2025年12月26日放送(BSテレ東)の「NIKKEI NEWS NEXT」を参照しています。

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