2026年1月18日放送の「がっちりマンデー!!」新年会SPで、動作分析のプロ・中谷一郎社長がスゴい社長たちを徹底分析しました。タイミー小川嶺代表、U-NEXT宇野康秀社長、ニトリ似鳥昭雄会長の会議や視察を計測した結果、「驚愕の数字」が続出。この記事では、番組で明かされた社長分析の全貌と、私たちの仕事にも活かせるヒントをお届けします。
トリノ・ガーデン中谷一郎が「スゴい社長」を徹底分析
2026年1月18日放送の「がっちりマンデー!!」新年会スペシャルで、番組史上初となるユニークな企画が実施されました。それは、動作分析のプロであるトリノ・ガーデン株式会社の中谷一郎代表取締役が、番組に出演するスゴい社長たちの仕事現場を徹底的に計測・分析するというものです。
トリノ・ガーデンは、依頼のあった店舗にカメラを設置し、営業中のスタッフやお客さんの動きを細かく計測して分析する会社です。番組内では、ラーメンチェーン店での分析事例が紹介されました。「水が入ったピッチャーを各テーブルに置くのと、店員が注ぎに行くのではどちらが売上アップにつながるか?」という課題に対し、動画分析の結果、店員が水を注ぎに行くスタイルの方が片付けが2倍速くなり、席の回転数がアップすることが判明したそうです。お客さんの様子をよく観察するようになるため、自然とサービス向上につながるわけですね。
今回の企画では、この「測るプロ」中谷社長が、タイミーの小川嶺代表、U-NEXT HOLDINGSの宇野康秀社長、ニトリの似鳥昭雄会長という3人のスゴい社長の仕事現場にカメラを設置。会議や店舗視察の様子を撮影し、一挙手一投足、発言の一語一句まで全て分析しました。その結果、中谷社長も思わず「驚愕の数字」と表現するほどの特徴が次々と明らかになったのです。
タイミー小川嶺の会議分析|定量・明確な発言が驚異の69%
最初に分析されたのは、スキマバイトアプリで急成長中のタイミーを率いる小川嶺代表です。中谷社長はタイミーの会議室に6台のカメラを設置し、およそ1時間の会議の様子を撮影しました。
分析の結果、注目されたのは「発話の特徴」でした。中谷社長によると、小川代表と社員さんたちには、話す言葉にある独特なクセがあるとのこと。それは「定量・明確な表現」が非常に多いということです。
定量・明確とは、物事を数値などの具体的で客観的な尺度で表すこと。たとえば「なるべく早くやります」は定性・曖昧な表現ですが、「今日中にやります」は定量・明確な表現になります。「しっかり」「たぶん」「けっこう」「徹底する」「意識する」といった言葉は、一見前向きに聞こえますが、実は何をもって達成したのかが不明確になりがちです。
トリノ・ガーデンの調査によると、一般的な会議では定量・明確な発言の割合は約20%程度。ところがタイミーの会議では、参加者の発言を一つ一つ測定したところ、なんと平均69%が定量・明確な発言だったのです。これは一般的な会議の3倍以上にあたり、中谷社長いわく「過去の調査の中でも最も高いスコア」とのことでした。
実際の会議では「約20%まで引き上げたい」「ミニマムで5%」「70%まで高め切りたい」など、具体的な数字が飛び交っていました。小川代表自身も「うちは数字文化で会話することが多い。数字の目標の感覚をみんなですり合わせる作業を結構やっている」と語っています。
定性的な目標だと、達成したかどうかが自己評価になってしまいがちです。しかし数字で語る文化が浸透していれば、認識のズレが減り、行動も速くなる。これは私たちの日常の仕事でもすぐに取り入れられるポイントではないでしょうか。
U-NEXT宇野康秀の社長分析|「緊張と弛緩」で社員力を最大化
続いて分析されたのは、U-NEXT HOLDINGSの宇野康秀社長です。中谷社長は計2時間27分にわたる2つの会議を撮影し、宇野社長の姿勢や表情を細かく分析しました。
その結果、宇野社長には「緊張と弛緩をもたらす姿勢と表情」に非常に特異的な特徴があることが判明しました。
まず一つ目の特徴は、プレゼンターの顔を見る時間の長さです。トリノ・ガーデンの調査によると、企業の社長がプレゼン中の社員の顔を見ている時間の割合は平均でおよそ12%。多くの社長は、投影されているモニターや手元の資料を見ていることが多いそうです。
ところが宇野社長は、およそ22%もの時間、プレゼンターの顔を見ていました。これは平均の約2倍です。中谷社長によれば「自分のことをしっかりと情報を受け止めてくれたという合図が、視線という形で伝わる」とのこと。発表する側にとって、社長がちゃんと自分を見てくれているという安心感は大きいですよね。
しかし、ずっと見つめられていると緊張してしまうもの。そこで注目されたのが二つ目の特徴、笑顔の多さです。トリノ・ガーデンの調査では、企業の社長が会議中に笑顔で話している時間は1%未満。ところが宇野社長は、なんと約6%も笑顔で話していたのです。これは実に6倍という驚きの数字でした。
中谷社長は、この「緊張と弛緩」のバランスこそが宇野社長の強みだと分析しています。過度な緊張状態ではパフォーマンスが上がらず、逆に馴れ合いの緩んだ状態でも成果は出ない。適度な緊張状態の中で、最もパフォーマンスが高まるのです。宇野社長は相手をしっかり見つめて緊張感を与えながらも、笑顔でリラックスさせる。この絶妙なバランスが、20代の事業責任者が堂々とプレゼンできる環境を作っているのでしょう。
宇野社長自身は「笑顔は意識していなかったが、経営者と社員という上下感はなるべく作りたくない。それが表情に出ているのかもしれない」と振り返っていました。意識せずとも自然とできている、これこそが真のリーダーシップなのかもしれません。
ニトリ似鳥昭雄の店舗視察|意思決定スピード4倍速の秘密
3人目に分析されたのは、ニトリホールディングスの似鳥昭雄会長です。今回は、昨年放送された「がっちりマンデー」で池袋のニトリ店舗を視察した際の映像(カメラ4台、1時間26分)を、中谷社長が改めてレビュー・計測・分析しました。
その結果について、中谷社長は「鳥肌が立つ」「驚愕の数字だった」と興奮気味に語りました。注目されたのは、意思決定までの速さです。
似鳥会長は視察中、商品を見ながら社員に「これは週にいくら売れた?」「月間売上は?」と次々に質問し、その場で「これはいらない」「棚の使いすぎだ」「1段だけ使って」と即座に判断を下していきます。中谷社長がこの視察中の意思決定回数を数えたところ、なんと56回もありました。
さらに驚くべきは、そのスピードです。情報をインプットしてから意思決定までの時間を1回1回測定したところ、ある商品では質問から意思決定までわずか5.3秒、別の商品では4.6秒という結果に。中谷社長によると、他の大型小売店の経営者が1商品あたり平均156秒かけるところ、似鳥会長は1商品あたりわずか39秒でジャッジしているそうです。これは通常の4倍以上のスピードです。
通常であれば「この商品は?」「他の店舗では?」「昨年は?」と4〜5回のやり取り(ラリー)があるところ、似鳥会長の場合は「これはいくらです」「パーン!」と2往復目でスマッシュを決めるような感覚だと中谷社長は表現しました。
なぜこれほど速いのか。似鳥会長は「基準が自分の中にある。店によって損益分岐点も違うし、どうすればいいかはすぐその場で分かる」と語っています。長年の経験で培われた膨大なデータベースと明確な判断基準が脳内にあるからこそ、瞬時の意思決定が可能なのでしょう。
まとめ|スゴい社長に共通する行動パターンとは
2026年1月18日放送の「がっちりマンデー」新年会SPでは、トリノ・ガーデンの中谷一郎社長による社長分析という画期的な企画が放送されました。
タイミー小川嶺代表は「定量・明確な発言69%」という数字文化、U-NEXT宇野康秀社長は「視線2倍・笑顔6倍」という緊張と弛緩のバランス、ニトリ似鳥昭雄会長は「意思決定4倍速」という驚異的なスピード。三者三様でありながら、いずれも「曖昧さを排除し、明確な基準を持っている」という共通点が見えてきます。
私たちが日常の仕事に活かせるヒントとしては、会議では数字で語ること、部下の話を聞くときは相手の顔を見ること、そして自分なりの判断基準を持つことが挙げられるでしょう。スゴい社長たちの行動を「測る」ことで見えてきた成功の秘訣、ぜひ参考にしてみてください。
※ 本記事は、2026年1月18日放送(TBS系)の人気番組「がっちりマンデー!!」を参照しています。





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