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【クローズアップ現代】カーリング女子日本代表フォルティウス「結束力」の秘密

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2026年ミラノ・コルティナオリンピックに出場するカーリング女子日本代表フォルティウス。スポンサー契約終了やオリンピック出場の挫折など、数々の逆境を乗り越えてきた彼女たちの強さの秘密とは?NHK「クローズアップ現代」の密着取材から見えてきた、どんな困難にも負けない「結束力」の正体をお伝えします。番組の注目ポイントや試合日程、金メダルへの展望まで、フォルティウスの魅力を徹底解説します。


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フォルティウスがカーリング女子日本代表に決定!ロコ・ソラーレを破った結束力

2025年12月、カナダ・ケロウナで開催された世界最終予選。8チーム中上位2チームに入ればオリンピック出場権を獲得できる厳しい戦いの中、フォルティウスは7勝1敗という圧倒的な成績を残し、見事ミラノ・コルティナオリンピックへの切符を手にしました。

注目すべきは、その前に行われた日本代表決定戦です。フォルティウスは、平昌オリンピック銅メダル、北京オリンピック銀メダルの実績を持つ強豪ロコ・ソラーレ、そしてSC軽井沢クラブとの三つ巴の代表争いを勝ち抜きました。予選ラウンド初日はまさかの連敗スタートでしたが、そこから2連勝で這い上がり、タイブレークでロコ・ソラーレを撃破。代表決定戦でも王手をかけられる苦しい状況から逆転で日本代表の座を掴み取ったのです。

フォルティウスのメンバー構成は以下の通りです。

  • スキップ:吉村紗也香(34歳・北見市常呂町出身)
  • サード:小野寺佳歩(34歳・北見市常呂町出身)
  • セカンド:小谷優奈(27歳・神奈川県相模原市出身)
  • リード:近江谷杏菜(36歳・北見市常呂町出身)
  • リザーブ:小林未奈(23歳・釧路市出身)

チーム名「フォルティウス(FORTIUS)」はラテン語で「より強く」を意味し、「より強く前進し続ける」という思いが込められています。まさにその名の通り、逆境を跳ね返す結束力がこのチームの最大の武器なのです。

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カーリング女子日本代表「フォルティウス」                              (引用:「フォルティウス」officialsiteより)

世界最終予選の決定戦では、ノルウェーとの接戦を6対5で制し、日本女子カーリングとして8大会連続のオリンピック出場を決めました。試合中の選手たちの声を聞くと、「ちょっと外、まっすぐ」「いいよ!掃けるよ!」「ゴーゴー!行ける!」と、4人が常にコミュニケーションを取り合っている様子がわかります。わずか15~16秒の間に全員が役割を果たし、一つのショットを完成させる。これがカーリングの醍醐味であり、フォルティウスの真の強さなのです。


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吉村紗也香の5度目の挑戦|スポンサー契約終了と出産を乗り越えて

司令塔としてチームを率いるスキップの吉村紗也香選手。実は今回のミラノ・コルティナオリンピックは、彼女にとって5度目の挑戦でようやく掴んだ夢の舞台です。

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フォルティウスの吉村沙也香選手                  (引用:「Yahoo!ニュース」より)

カーリングの街・北見市常呂町で生まれた吉村選手は、高校生にして日本選手権の表彰台に上るなど「天才」と呼ばれていました。しかし、カーリングは個人を選ぶのではなく、勝ち上がったチームがそのまま日本代表になる競技。吉村選手は、3大会続けてオリンピック出場を逃してきました。

特に悔しかったのが、前回の北京オリンピック代表決定戦です。同じ北見市出身の同級生たちで構成されるライバル・ロコ・ソラーレとの対決。先に3勝すれば代表に決まる中、2勝1敗で迎えた第4戦。ゲーム終盤、普段なら確実に決められるショットで痛恨のミス。得点のチャンスを逃し、相手に2点を与えてしまいました。流れは一気にロコ・ソラーレへ。2連勝の後に3連敗を喫し、4回目の挑戦も夢と消えました。

さらに追い打ちをかけたのが、敗退からわずか2日後のスポンサー契約終了の宣告です。仕事も活動資金もなくなり、チームは存続の危機に立たされました。結婚していた吉村選手は、将来的に出産も考えていたため、引退が頭をよぎったといいます。

そんな時、救いの手を差し伸べたのが船山弓枝コーチでした。「一度休んで、出産したら戻ってくればいい」。船山コーチ自身も、子育てをしながら現役を続けてきた経験の持ち主。ライフイベントがあってもカーリングを続けられる体制づくりが、吉村選手の決断を後押ししました。

チームは再出発に向けて資金集めに奔走。スーツを引っ張り出し、なんと100社以上に協力を呼びかけました。そして2023年、吉村選手は出産。約1年間休養した後、チームに復帰しました。

「苦しい状況をはねのけてきた私たちには、どこにも負けない結束力がある」と語る吉村選手。諦めなかった先に、ついにオリンピックの舞台が待っていたのです。


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メンタルコーチ白井一幸が伝授「勝者のメンタル」とは

フォルティウスのメンタル強化を支えているのが、メンタルコーチの白井一幸氏です。白井氏は元プロ野球選手で、日本ハムファイターズにドラフト1位で入団。ベストナイン賞、ゴールデングラブ賞など数々の栄光を手にした名選手でした。引退後は指導者として活躍し、2023年のWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)では侍ジャパンのヘッドコーチとして日本を世界一に導いた実績の持ち主です。

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フォルティウスの白井一幸メンタルコーチ              (引用:「フォルティウスofficial site」より)

白井氏がフォルティウスに指導し始めてから、チームは確実に変わったと言われています。かつては喜怒哀楽を表に出すタイプではなかったフォルティウスですが、今では試合中の指示が「会場のどこにいても聞こえるほどの大音量」になったとか。コミュニケーションが格段に活発になったのです。

北京オリンピック出場を逃したあの戦いについて、白井氏はこう分析します。「『あと一つ、油断しちゃだめよ』という気持ちがあったと思う。でもそれは、まだ過去を引きずっている状態。『さあこっからだよね』となれば、ゴールに向けてできることを考えるので、勝手に集中できる」。

そこで白井氏が導入したのが、目標達成ノートの作成です。

  1. ゴール:ミラノ・コルティナ五輪 金メダル
  2. 目指す理由:支えてくれた人への恩返し
  3. 達成した時の高揚感をイメージする
  4. 到達の方法:仲間とのコミュニケーション、氷の上でぶれない体づくり

これを繰り返し読み込むことで、どんな時でも動じない「勝者のメンタル」が身についていくといいます。

白井氏の印象的な言葉があります。「チャンピオンは、戦う前からチャンピオンなんだ。チャンピオンになってからチャンピオンらしくなるのは偽物。チャンピオンになるにふさわしい考え方や行動、取り組みをずっとし続けてきているから、チャンピオンになれる」。

フォルティウスでは、個人の目標をチーム全員で読み合わせ、お互いの理解を深めてきました。さらにユニークなのが、オリンピック出場を決めた時のリハーサルです。合宿中、ストーンを運ぶ動きを想定し、出場が決まった瞬間の喜びを疑似体験。緊張する場面でも前向きな気持ちを持てるようにするメンタルトレーニングなのです。


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石崎琴美が解説!フォルティウスのチームワークが光ったプレー

番組のスタジオゲストとして登場したのが、石崎琴美さんです。石崎さんは北京オリンピックでロコ・ソラーレのフィフス(リザーブ)として銀メダルを獲得。当時43歳で、冬季オリンピックにおける日本最年長メダリストとなった実績の持ち主です。2024年までロコ・ソラーレに所属し、フォルティウスとも何度も対戦してきた経験から、彼女たちの強さをよく知る人物です。

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北京オリンピック銀メダリストの石崎琴美さん           (引用:「東スポWeb」より)

石崎さんが注目したのは、世界最終予選ノルウェー戦でのチームワークが光ったプレー。「音がポイント」だと言います。

カーリングは「コミュニケーションスポーツ」と呼ばれています。投げる人、掃く人、ハウスの中にいる人、それぞれが役割を持ち、わずか15~16秒の間に全員がコミュニケーションを取って一つのショットを完成させます。石崎さんは「4人それぞれが役割を果たさないと、一つのショットが決まらない。オリンピックのようなレベルの高い試合では、こういうチームショットがたくさん出てくる」と解説しました。

また、フォルティウスの「阿吽の呼吸」は普段の生活にも表れています。海外遠征時には一つ屋根の下で自炊しながら生活を共にしますが、食事当番は特に決まっていないのだとか。お互いの動きを見て、空気を読んで動く。この「阿吽の呼吸」が競技中にも生きているのです。

石崎さんはカーリングの過酷さについても語りました。スイーピング(掃く動作)は「100メートルダッシュをずっとしているような感じ」。体重をかけてブラシを氷に押し付け、摩擦熱でアイスを溶かしてストーンを運びます。1試合2時間半から3時間かかるため、全身トレーニングに加え、持久力、そして心拍数を上げてすぐに下げるインターバルトレーニングも欠かせません。

私が特に印象的だったのは、練習中に吉村選手が思い通りに投げられず悩んでいた場面です。すぐにリザーブの小林選手が声をかけ、他のチームメイトも共に解決策を探しました。右足がわずかにブレているのではないかとアドバイスし、見事に修正。これこそがフォルティウスの結束力なのだと感じました。


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ミラノ・コルティナオリンピック カーリング女子の試合日程と金メダルへの展望

ミラノ・コルティナオリンピックは2026年2月6日から22日まで開催されます。カーリング競技は開会式前の2月4日からスタートし、女子の予選ラウンドは2月11日から19日にかけて行われます。

【カーリング女子 主な日程】

  • 2月11日~19日:予選ラウンド(10チーム総当たり戦)
  • 2月20日:準決勝
  • 2月21日:3位決定戦
  • 2月22日:決勝

石崎琴美さんは「11日間にわたってほぼ毎日試合があり、最初の4戦は同じ日に2試合」という過酷なスケジュールについて、「カーリングは試合を重ねると体も疲労するが、頭がとても疲労する。作戦を考えたり、アイスを読んだりしなければならない。オンオフをうまく切り替えて、リフレッシュしながら戦ってほしい」とアドバイスしました。

金メダルの可能性について、石崎さんは「予選突破をまずは」と前置きした上で、「予選を突破すれば、金メダルの可能性は十分に見えてくる」と期待を込めました。特に重要なのは初戦。「初戦の入りがどう入れるかは、かなり大きなポイント」とのことです。

過去2大会はロコ・ソラーレが平昌で銅、北京で銀と、2大会連続で表彰台に上がっています。今回はフォルティウスがその歴史を引き継ぎ、3大会連続のメダル獲得、そして初の金メダルを目指します。

「諦めないで頑張ることって、なんて素晴らしいことなんだろうということを、多くの人に届けたい」「たくさんの方の支えがなければ来られなかった。その人たちの顔を思い浮かべながら、金メダルを持って帰ってくることが最大の恩返し」。選手たちの言葉には、4年間の苦労と、支えてくれた人々への感謝が詰まっています。


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まとめ

NHKクローズアップ現代で特集されたカーリング女子日本代表フォルティウス。スポンサー契約の終了、代表決定戦での敗退、そしてスキップ吉村選手の出産と復帰。数々の逆境を乗り越えてきた彼女たちの強さの秘密は、どこにも負けない結束力にありました。

白井一幸メンタルコーチによる「勝者のメンタル」の構築、目標達成ノートの活用、そして勝利の瞬間をイメージするリハーサル。これらのメンタル強化と、普段から培われた「阿吽の呼吸」のチームワークが、フォルティウスを5度目の挑戦でオリンピックの舞台へと導きました。

ミラノ・コルティナオリンピックでの目標は、ずばり金メダルです。「このメンバーで笑顔で金メダルを掲げて喜び合いたい」と語る吉村選手の言葉が、ぜひ現実のものとなることを願っています。

カーリングは「コミュニケーションスポーツ」。選手たちの声援や掛け声に注目しながら観戦すると、その面白さが倍増します。2026年2月、イタリアの地で繰り広げられるフォルティウスの挑戦を、一緒に応援しましょう!

※ 本記事は、2026年2月3日放送のNHK「クローズアップ現代」を参照しています。

 

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