がっちりマンデーで話題のアサヒ装設の連続式フライヤーをご存知ですか?この革新的な技術が、揚げ物業界に大きな変革をもたらしています。効率的な生産と高品質な仕上がりを両立し、多くの企業から注目を集めています。本記事では、山本康太社長の言葉と導入事例を交えながら、連続式フライヤーの魅力と今後の展望をご紹介します。揚げ物好きの方も、ビジネスに関心のある方も、必見の内容です。
アサヒ装設の連続式フライヤーが注目される理由
2024年10月13日に放送されたTBS系「がっちりマンデー!!」で、揚げ物業界の革新的な技術として紹介されたアサヒ装設の連続式フライヤーが、今、大きな注目を集めています。
この連続式フライヤーは、日本の揚げ物文化を支える重要な機器として、多くの食品メーカーや給食センターで活躍しています。特に、国内シェア70%という圧倒的な数字が、その性能と信頼性の高さを物語っています。
連続式フライヤーが注目される最大の理由は、その効率性と品質の安定性にあります。従来の揚げ物調理では、熟練の技術が必要とされてきましたが、この機器を使用することで、誰でも均一で高品質な揚げ物を大量に生産することができるのです。
山本康太社長が語る連続式フライヤーの革新性
アサヒ装設の山本康太社長は、連続式フライヤーの革新性について次のように語っています。「当社のフライヤーは、職人さんでなくてもできないことを、誰でも簡単に実現できるようにしました。」
この言葉には、70年にわたる老舗企業としての経験と、絶え間ない技術革新への取り組みが凝縮されています。山本社長によると、現在の売上高は約37億円に達しており、その成長の中心にあるのが連続式フライヤーなのです。
連続式フライヤーの仕組みと特徴
連続式フライヤーの最大の特徴は、その名の通り、連続して揚げ物を処理できる点にあります。食材を投入口に入れると、ベルトコンベアーが油の中を移動し、出口から完成品が出てくるという仕組みです。
この過程で、揚げ物を美味しく仕上げるための細かい工夫がいくつも施されています。例えば、コンベアの上から押さえる網があることで、食材が均一に揚がるようになっています。
さらに注目すべきは、油の温度管理です。フライヤー内部は3つの温度帯に分かれており、最初は180度の高温で表面をカリッと揚げ、途中でやや低めの温度で中まで火を通し、最後に再び高温で仕上げるという、まさに職人技を再現しているのです。
連続式フライヤーがもたらす効率化と品質向上
連続式フライヤーの導入により、揚げ物の製造過程は大きく効率化されました。例えば、7分間で500個ものコロッケを均一に揚げることができるのです。これは、人手で行う場合と比べて驚異的な生産性の向上と言えるでしょう。
また、温度と時間の管理が自動化されることで、品質の安定性も飛躍的に向上しました。従来のフライヤーでは避けられなかった揚がり具合のムラも、ほぼ完全に解消されています。
井桁屋製菓での導入事例:売上120%アップの秘訣
連続式フライヤーの効果は、実際の導入事例からも明らかです。愛知県の井桁屋製菓では、アサヒ装設のフライヤーを導入後、大きな成果を上げています。
同社の丹村光孝さんは、「導入前のフライヤーでは、お菓子の仕上がりにムラが出ていました。しかし、このフライヤーを導入することで、ほとんどムラがなくなりました。」と語っています。その結果、売上が約120%にまで伸びたそうです。
この事例は、連続式フライヤーが単なる効率化だけでなく、製品の品質向上を通じて企業の収益改善にも大きく貢献できることを示しています。
連続式フライヤーの今後の展望と業界への影響
連続式フライヤーの進化は、ここで止まるものではありません。山本社長は、さらなる技術革新の可能性について言及しています。例えば、AIを活用して食材の状態を判断し、それに応じて最適な揚げ方を自動で調整するシステムの開発が考えられます。
また、連続式フライヤーだけでなく、バッターをつける機械やパン粉をつける機械など、揚げ物製造の全工程を自動化する機器も開発されています。これらを組み合わせることで、ありとあらゆる揚げ物を全自動で大量生産することが可能になるでしょう。
こうした技術の進歩は、飲食業界や食品製造業に大きな変革をもたらす可能性があります。人手不足が深刻化する中、効率的な生産システムの導入は、多くの企業にとって重要な課題となっているからです。
まとめ:連続式フライヤーが変える揚げ物業界の未来
アサヒ装設の連続式フライヤーは、日本の揚げ物文化に革命を起こしつつあります。効率性と品質の両立、そして誰でも簡単に使えるという特徴は、多くの企業から高い評価を受けています。
今後、AI技術との融合やさらなる自動化の進展により、連続式フライヤーの可能性はさらに広がっていくでしょう。それは単に製造過程の効率化だけでなく、新しい食文化の創造にもつながる可能性を秘めています。
揚げ物好きの日本人にとって、より美味しく、より安全で、しかも効率的に製造された揚げ物が身近になる日も、そう遠くないかもしれません。アサヒ装設の連続式フライヤーが、その未来を切り開いていくのです。
コメント