雨の日の外出時、靴が濡れたり蒸れてニオイが気になったりと、足元のトラブルに悩まされていませんか? NHKの人気番組「あさイチ」では、靴の手入れのスペシャリスト大友良祐さんに教わった、雨の日の足元対策のテクニックが紹介されていました。防水スプレーの正しい使い方や、靴の履き方の工夫によって、濡れや蒸れ、ニオイの悩みから開放されるでしょう。お気に入りの靴を長く愛用するためにも、ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。
雨の日の足元でお悩みの方必見! 防水スプレーのかけ方と効果を解説
雨の日の外出時、足元の対策は必須ですよね。特に梅雨の時期は長雨に見舞われ、靴が濡れてしまうと不快な思いをすることでしょう。そんな雨の日の足元のお悩みを解決するため、NHK番組「あさイチ」(2024年6月11日放送)では、靴の手入れのスペシャリスト大友良祐さんに靴の防水対策を教わりました。
靴の手入れのスペシャリスト 大友良祐さん
大友さんが紹介したのは、防水スプレーを活用する方法です。靴に防水スプレーをかけると、靴が濡れて雨が染み込むのを防げます。番組では実際にスプレーをかけた靴に水をかけて、その効果を確認しています。水がはじかれ、靴の中に水が入ってくることはありませんでした。
正しい防水スプレーの使い方は、まず屋外で行うことが重要です。スプレーの微粒子を吸い込むと健康被害の恐れがあるためです。次に靴の汚れを拭き取ってから、ダンボールの上に靴を置き、30cm程度離してスプレーをかけます。サイドから順番に3本、線を引くように靴全体にスプレーをまんべんなくかけるのがポイント。つま先から踵に向かってゆっくりとスプレーを動かし、表面がうっすら濡れる程度が適量です。
また、大友さんからは防水スプレーをかけた後の大事なワザを教わりました。それは冷風を当てて早めに乾かすこと。フッ素樹脂がスプレーで表面の繊維に立ち上がった状態で撥水効果を発揮するためですが、乾燥が遅れると繊維に沿って倒れ込んでしまいます。その状態で固まってしまうと水が入り込む隙間ができてしまうのです。ドライヤーの冷風で速乾させることで、フッ素樹脂が立ち上がった状態を保つことができ、撥水効果が高まるのです。
防水スプレーの効果は一概に言えませんが、大雨で濡れてしまった場合は帰宅後にもう一度スプレーをかけ直した方が効果的とのこと。小雨で軽く濡れた程度なら2、3回濡れるたびに新しくスプレーをかけ直せば問題ありません。防水スプレーをかけてから濡れた際は、放置せずにすぐに水分を拭き取ることで効果が長続きするそうです。
このように大友さんに教わった方法を実践すれば、雨の日でも気にせず外出できますね。お気に入りの靴を雨から守るために、ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。
足のにおいや蒸れの原因と対策 靴の履き方で解決する方法
雨の日の足元対策で重要なのは、濡れるだけでなく蒸れやにおいの問題への対策も怠らないことです。蒸れが原因となり、靴の中が不快なニオイを発生させてしまいます。この蒸れとニオイの問題を解決するには、靴の履き方を工夫する必要があります。
靴の手入れのスペシャリスト大友良祐さんに教わった、蒸れやにおいへの対策は「靴紐の結び方」にありました。蒸れは足の動きによる靴内部の空気の動きが原因となっているため、足と靴をしっかりと密着させることが大切だそうです。
具体的には、まずかかとを上下にトントンとたたきながら、足の位置を正してから靴紐を締め直します。ただし締め過ぎるのではなく、足にぴったりとフィットする程度に締め上げるのがポイントです。靴ひもがない靴の場合は、中敷きを入れて隙間をなくすよう工夫します。
一見すると「密着させれば蒸れが増えるのでは?」と思われるかもしれません。しかし実は逆で、足と靴の隙間があると、そこに空気がこもり中々外に出られずに蒸れてしまうそうです。
番組では、実際にモデルの足に特殊な光をあてて可視化すると、ぴったりと履いた靴からは緑色の光(靴内部の空気の流れ)が靴の外に出ていきました。一方で余裕のある履き方をした靴からは光がほとんど出てこないことが確認できました。つまり、靴にぴったり合わせて履くことで通気性が上がり、靴内部の空気の出入りが活発になるため、蒸れやニオイが軽減されるのです。
蒸れの原因は足の動きにあるため、長時間の歩行や運動時には気をつける必要があります。そういった際は、一度靴を脱いで靴内を乾燥させるなどの処置が必要になるでしょう。また、靴の中に汗をかきやすい方は、消臭スプレーの利用や、予備の靴下を用意しておくと良いかもしれません。
このように、靴の履き方一つで蒸れやニオイの問題は解決できるのです。ぜひ大友さんのテクニックを取り入れて、快適な足元を保ちましょう。
雨の日の足元に便利な防水くつ下の活用法
雨の日の足元対策に、防水スプレーと靴の履き方の工夫に加え、NHKの「あさイチ」ではもう一つ便利なアイテムが紹介されていました。それが「防水くつ下」です。
番組の事前アンケートで「防水の靴下ってありますか?」という質問が寄せられたそうで、実際にホームセンターなどで市販されている防水くつ下を番組スタッフが入手し、その実力を検証しました。
防水くつ下は元々登山やフィッシングなど、アウトドア用の製品として開発されたものです。生地は肌触りがツルツルしたウエットスーツのような肉厚な素材で、中が濡れることはありません。番組でも実際に水の中につけてみましたが、くつ下の外側には水が付着しているものの、内側は完全に乾いた状態を保っていました。
この防水くつ下のメリットは、単に雨をしっかりと防いでくれるだけでなく、通気性も良いことです。生地が厚手でありながら、空気の通り道があるため、蒸れの心配もありません。夏場の雨の日に活躍してくれそうですね。
もちろん、本来の用途であるアウトドア活動にも役立ちます。山登りの際は足元から防水対策ができ、釣りでは足が濡れる心配がなくなります。価格は製品によって異なりますが、数百円から数千円程度で手に入るようです。
一方で、デメリットとしては肉厚なため蒸れを感じやすいこと、洗濯への耐久性に不安があることが挙げられます。しかし個人的な感想としては、アウトドア用に購入するのがベストでしょう。その際は通気性などのスペックも確認しておくと良いでしょう。
雨の日の普段使いとしては、やはり防水スプレーと靴の履き方の工夫を組み合わせた方が、コストとメリットのバランスが取れているように思われます。でも突発的な雷雨時など、いざという時の携行アイテムとして、防水くつ下を持っておくのも悪くないかもしれませんね。
まとめ
雨の日の外出時、足元対策は非常に重要です。靴が濡れたり、蒸れやニオイが気になるなどのトラブルに見舞われてしまいます。そんな悩みを解決するため、NHKの人気番組「あさイチ」では、靴の手入れのスペシャリスト大友良祐さんに教わったテクニックが紹介されていました。
まず防水スプレーの正しい使い方は、屋外で行い、ダンボールの上に靴を置いて30cm程度離れた距離からスプレーをかけることです。サイドから順番に靴全体にスプレーし、表面がうっすら濡れる程度が適量。さらに冷風を当てて早く乾かすことで、フッ素樹脂が繊維に立ち上がった状態を保ち、撥水効果が高まるそうです。
次に靴の履き方ですが、蒸れやニオイを防ぐには足と靴をしっかりと密着させる必要があります。かかとをトントンとたたきながら足の位置を正し、紐をぴったりと締め直すのがポイント。履き方次第で、靴の通気性が大きく変わるのだそうです。
さらに便利なアイテムとして、防水くつ下の活用も有効です。アウトドア用品として開発されたこの製品は、しっかりと水をはじき、かつ通気性にも優れています。突発的な雨対策やアウトドア活動時の必需品として、持っておくと安心できるでしょう。
このように大友さんのテクニックを実践すれば、雨の日でも快適な足元を保つことができます。お気に入りの靴を長く愛用するためにも、ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。
コメント