2025年11月30日放送の「がっちりマンデー」で紹介された果実屋珈琲。廣瀬雅孝さんが仕掛けた「時短営業」とフルーツサンド戦略で、なんと月商3000万円を達成しています。なぜ夜を捨てて儲かるのか?この記事では、常識を覆す喫茶店経営の秘密を徹底解説します。読めば、地域密着型ビジネスの成功法則が見えてきます。
果実屋珈琲の廣瀬雅孝が明かす「時短営業」の儲かりポイント
果実屋珈琲を運営する廣瀬雅孝さんが、がっちりマンデーで語った最大の儲かりポイント、それが「時短営業」です。
一般的な飲食店では、営業時間を長くすることで売上を伸ばそうとします。しかし廣瀬さんは真逆の発想を取りました。朝8時から午後6時までという短い営業時間に集中することで、驚くべき成果を上げているのです。
廣瀬さんは番組内で「収益の9割以上は、午後6時までで決まってしまう」と明言しています。つまり、夜の時間帯は人件費や光熱費がかかるだけで、利益が出にくい。それならば「儲からない時間は、もう思い切って辞めてしまえ」という大胆な判断をしたわけです。
この戦略には複数のメリットがあります。まず、昼間の時間帯に経営資源を集中できること。スタッフも8時から18時という働きやすい時間帯に絞れるため、優秀な人材を確保しやすくなります。特に子育て中の女性にとって、6時終業は非常に魅力的な労働条件です。
さらに、昼間に売上を立てるためには、単価の高い商品が必要になります。そこで廣瀬さんが目をつけたのが、高級フルーツを使ったスイーツメニューだったのです。コーヒー1杯では限界がある客単価を、フルーツサンドやパフェといった付加価値の高い商品で引き上げる。この戦略が見事に的中しました。
飲食業界の常識に囚われず、利益が出る時間帯だけに絞る。この潔い経営判断こそが、果実屋珈琲の成功を支える土台となっているのです。
がっちりマンデーで紹介された果実屋珈琲とは?店舗と月商
果実屋珈琲は、東京都調布市、国分寺市、杉並区の3店舗を展開する喫茶店チェーンです。2025年11月30日放送のがっちりマンデーでは、その驚異的な売上実績が紹介されました。
廣瀬雅孝さんによると、3店舗とも月商2000万円を超えており、店舗平均では月商2200万円を記録しています。特に調布店では、2025年8月に月商3000万円という驚異的な数字を達成しました。
これは喫茶店としては異例の売上です。一般的なカフェの月商が数百万円程度であることを考えると、その規模の大きさが理解できるでしょう。年商に換算すれば、3店舗合計で7億円を超える計算になります。
店舗の立地も重要なポイントです。都心ではなく、あえて西東京エリアに出店している点に戦略があります。調布、国分寺、杉並といったエリアは、都心へのアクセスは良いものの、高級フルーツパーラーのような贅沢な体験ができる店舗が少ない地域でした。
そこに目をつけた廣瀬さんは、「都心の高級フルーツパーラーや星野リゾートのようなリゾート体験に憧れている層」が西東京に多数存在することを見抜きました。そのニーズに応える形で果実屋珈琲を展開し、見事に成功を収めたのです。
店内は木をふんだんに使った和モダンな雰囲気で、広々とした空間を確保しています。器にもこだわり、高級感のある演出を徹底。この「プレミアム体験」が、西東京のマダム層の心を掴んだ大きな要因となっています。
フルーツサンドで月商2000万円超!看板メニューの戦略
果実屋珈琲の看板メニューは、何といってもフルーツサンドです。このフルーツサンドこそが、月商2000万円超えという驚異的な売上を支える主力商品なのです。
番組では「フルーツミックスサンド」が紹介されていましたが、その特徴は贅沢なまでのフルーツとクリームの使い方にあります。季節のブランドフルーツをこれでもかと詰め込み、クリームとの絶妙なバランスを実現。来店客からは「クリームがフルーツとマッチしている」「合わさることでめちゃくちゃ美味しい」という声が上がっていました。
興味深いのは、フルーツが入っていない「クリームサンド」も人気商品だという点です。これは顧客の要望から生まれた商品で、クリームの美味しさを純粋に味わいたいというニーズに応えたもの。番組のスタジオ試食では、平子祐希さんが「クリームの感覚がより味わえる」とコメントしていました。
廣瀬さんは「何かに特化しないと、やっぱり生き残っていけない」と語っています。フルーツサンドに特化することで、いくつもの経営メリットが生まれました。
まず、使用するパンを食パンのみに絞れること。様々な種類のパンを作る必要がないため、コストを削減できます。さらに、スタッフは食パン作りだけに集中できるため、技術の習得が早い。パートタイムのスタッフでも、すぐに高品質な食パンを焼けるようになるのです。
また、フルーツサンドは持ち帰りに適した商品です。実際、果実屋珈琲では売上の3割がテイクアウトで占められています。店内飲食だけでなく、テイクアウト需要も取り込むことで、さらに売上を伸ばしているわけです。
使用するフルーツにもこだわりがあります。廣瀬さんは「その時期のこだわり抜いたフルーツを使う」と説明していました。番組内でもブランドフルーツの名前がずらりと並んでおり、加藤浩次さんが「ブランドもんぱっかだなあ」とコメントするほど。この高級感が、客単価の向上に直結しているのです。
18時閉店の時短営業が生む3つのメリット
果実屋珈琲の18時閉店という時短営業は、単に営業時間を短くしただけではありません。この戦略には、明確な3つのメリットが存在します。
1つ目のメリットは、収益性の向上です。
廣瀬さんが「収益の9割以上は午後6時までで決まる」と述べたように、夜の時間帯は人件費や光熱費がかかる割に売上が伸びません。特にカフェ業態では、夜になるとアルコールを提供する居酒屋やバーに客が流れがちです。その儲からない時間帯を切り捨て、利益の出る昼間に集中することで、効率的な経営を実現しています。
2つ目のメリットは、優秀な人材の確保です。
番組で女性店員が「働きやすいですかね、こっちの方が。時間的に都合がつくので」とコメントしていたように、18時終業は子育て中の女性にとって理想的な勤務時間です。廣瀬さんも「出産後もしっかり働ける。6時だと普通に子供預けて、通常の仕事と全く同じ時間でできる」と説明していました。
飲食業界は慢性的な人手不足に悩まされていますが、果実屋珈琲はこの時短営業により、働きたい主婦層を取り込むことに成功しています。スタッフが定着すれば、サービス品質の向上にもつながり、好循環が生まれるのです。
3つ目のメリットは、高単価商品へのシフトです。
昼間の限られた時間で売上を立てるには、客単価を上げる必要があります。コーヒー1杯500円では限界がある。そこで登場するのが、1000円以上するフルーツサンドやパフェなどの高付加価値商品です。昼間に来店する西東京のマダム層は、まさにこうした「ちょっと贅沢な体験」を求めている顧客層。時短営業と高単価商品戦略は、見事に噛み合っているのです。
この3つのメリットが相乗効果を生み、月商2000万円超えという成果につながっています。
西東京マダムを虜にする高級フルーツパーラー戦略
果実屋珈琲の成功を語る上で欠かせないのが、西東京エリアの「マダム層」をターゲットにした戦略です。
廣瀬さんは番組内で、来店客の年齢層について「あれぐらいの年代の方がやっぱり多い」と語り、明確にターゲット設定していることを明かしました。具体的には、経済的にゆとりがあり、質の高い体験を求める50代前後の女性層です。
この層の特徴を、廣瀬さんは的確に分析しています。「都心の高級フルーツパーラーであったり、星野リゾートみたいなリゾートだったりに憧れてらっしゃる」と指摘。つまり、プレミアムな体験をしたいけれど、わざわざ都心まで出かけるのは面倒。そんなニーズに応えたのが果実屋珈琲なのです。
実際、番組に登場した近所の着物屋のご夫人は「自然が豊かなので外で食べるのもいいし、店内も広々として優雅な気分になれる」とコメントしていました。また別の女性客グループは、器や雰囲気の良さを褒め、「あんまりなかったんです、こういう店」と喜びを表現していました。
ここで重要なのは、果実屋珈琲が単なる「フルーツサンドの店」ではないという点です。木をふんだんに使った和モダンな内装、こだわりの器、広々とした空間設計。こうした要素すべてが、高級フルーツパーラーやリゾート的な雰囲気を演出しています。
番組のゲストである森永康平さんも、この戦略の巧妙さを指摘していました。「プレミアムな体験をしたいマダムが結構いるので、SNSに写真をアップするわけですよ。そうすると西東京に住んでない人たちも、その体験をしに行きたいって言ってどんどん集まってくれる。集客がすごい楽なんですね」
つまり、SNS映えする高級感ある空間と商品を提供することで、口コミとSNSによる自然な集客が実現しているのです。広告費をかけなくても、顧客自身が宣伝してくれる仕組みが出来上がっているわけです。
西東京という立地、マダム層というターゲット、高級フルーツパーラー的な体験価値。この3つを組み合わせた戦略が、果実屋珈琲の成功の核心と言えるでしょう。
食パン特化とテイクアウト3割の効率経営
果実屋珈琲の経営効率を支えているのが、食パンへの特化とテイクアウト戦略です。
廣瀬さんは番組で「我々は食パンしかやらない」と明言していました。フルーツサンドに使うパンを食パンのみに絞ることで、複数のメリットが生まれます。
まず、製造コストの削減です。様々な種類のパンを作るには、それぞれに材料、設備、技術が必要になります。しかし食パン一種類に絞れば、大量生産が可能になり、材料の仕入れも効率化できます。
次に、スタッフの技術習得スピードの向上です。複数のパンを覚える必要がないため、新しいスタッフでも短期間で高品質な食パンを焼けるようになります。これは人材育成コストの削減にもつながります。
さらに注目すべきは、テイクアウトが売上の3割を占めているという事実です。フルーツサンドは持ち帰りに適した商品形態であり、店内飲食だけでなく、お土産需要や自宅での楽しみ需要も取り込めます。
番組では、朝からキッチンでフルーツサンドを作り続ける様子が映されていました。店内飲食とテイクアウトの両方に対応できるよう、常に一定量を準備しているのでしょう。
テイクアウトには座席回転率を気にしなくて良いという利点もあります。店内が満席でも、テイクアウト客には対応できる。これは限られた営業時間の中で売上を最大化する上で、非常に重要な要素です。
食パン特化とテイクアウト戦略。一見地味に思えるこの2つの施策が、実は果実屋珈琲の高収益を支える重要な柱となっているのです。
物語コーポレーションのノウハウを活かした店舗運営
番組の最後で明かされた重要な事実があります。それは、果実屋珈琲の運営母体が「物語コーポレーション」だということです。
物語コーポレーションといえば、焼肉きんぐや丸源ラーメンなど、数多くの外食チェーンを展開する大手企業です。森永康平さんが「裏側で運営しているのが物語コーポレーション」と紹介すると、加藤浩次さんは「やってくれたなー!」と驚きの声を上げていました。
物語コーポレーションの強みは、徹底したマーケティングとオペレーション効率化のノウハウです。平子祐希さんが「ノウハウの塊のような会社」とコメントしたように、同社は業態開発と収益化に長けた企業として知られています。
果実屋珈琲に見られる様々な戦略も、この物語コーポレーションのノウハウが活かされていると考えられます。西東京エリアのマダム層というターゲット設定、時短営業による効率化、食パン特化によるコスト削減、SNS映えする店舗デザイン。これらすべてが、データに基づいた緻密な戦略の上に成り立っているのでしょう。
また、物語コーポレーションという大手企業のバックアップがあることで、仕入れのスケールメリットや、複数店舗展開のノウハウも活用できます。廣瀬さん個人の才覚だけでなく、企業としての組織力が果実屋珈琲の成功を支えているわけです。
一方で、廣瀬さん自身のアイデアや情熱も成功の重要な要素です。番組を見る限り、現場を熟知し、顧客ニーズを的確に捉える廣瀬さんの能力は本物。大手企業のノウハウと、現場を知る経営者の情熱。この両輪が揃ったからこそ、月商3000万円という驚異的な数字が実現したのだと言えるでしょう。
まとめ
2025年11月30日放送のがっちりマンデーで紹介された果実屋珈琲は、喫茶店経営の常識を覆す戦略で成功を収めています。
廣瀬雅孝さんが仕掛けた「時短営業」は、儲からない夜の時間帯を切り捨て、昼間に集中することで収益性を高めました。朝8時から午後6時までという営業時間は、スタッフにとっても働きやすく、優秀な人材確保にもつながっています。
フルーツサンドを看板商品に据え、食パンに特化することでコスト削減と品質向上を両立。テイクアウトが売上の3割を占めるなど、効率的な経営を実現しています。
西東京のマダム層をターゲットに、高級フルーツパーラーやリゾート的な体験価値を提供する戦略も見事です。SNS映えする空間と商品で、口コミによる集客にも成功しています。
そして背後には、物語コーポレーションという外食業界の巨人のノウハウがあります。データに基づいた戦略と現場の情熱が融合し、月商3000万円という驚異的な数字を生み出しました。
果実屋珈琲の成功は、地域密着型ビジネスの新しいモデルケースと言えるでしょう。常識に囚われず、ターゲットを明確にし、効率を追求する。この姿勢は、あらゆる業種に応用できる普遍的な成功法則なのです。
※ 本記事は、2025年11月30日放送(TBS系)の人気番組「がっちりマンデー!!」を参照しています。
※ 果実屋珈琲の公式サイトはこちら
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