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【がっちりマンデー】西鉄バス連結バス「ここがすごい5つの理由」

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2025年8月10日放送のTBS系「がっちりマンデー!!」で特集された西鉄バスが、全国のバス愛好家や交通機関マニアの間で大きな話題となっています。バス業界の9割が赤字という厳しい現状の中、年間売上457億円を誇る西鉄バスの成功の秘密は一体どこにあるのでしょうか。番組に出演した西日本鉄道株式会社自動車事業本部三苫千春さんが語った「ここがすごい」ポイントを詳しく解説していきます。

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西鉄バス「ここがすごい」年457億円を支える圧倒的規模

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西日本鉄道株式会社自動車事業本部の三苫千春さん                      (引用:「がっちりマンデー」より)

西鉄バスの凄さは、まずその圧倒的な事業規模にあります。番組で三苫千春さんが明かした数字は、まさに桁違いの規模を物語っています。

西鉄バスグループ全体の年間売上は約457億円、年間利用者数は約2億人という驚異的な数字を記録しています。これは単なる地方バス会社の枠を完全に超えた、日本屈指の交通事業者としての地位を確立していることを意味します。

特に注目すべきは保有車両数で、西鉄バスグループ全体では約2300台ものバスを保有しています。この数字は全国でもトップクラスの多さで、福岡の街中で「西鉄バスを見ない日はない」と言われる理由がよく分かります。

さらに驚くべきは路線数で、西鉄グループ全体では約2000系統という膨大な路線網を展開しています。これは東京の都営バスが全体で127系統であることと比較すると、なんと15倍以上という圧倒的な規模です。福岡市民が「バス王国」と呼ぶのも納得の充実ぶりです。

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東京都営バスの15倍以上!                                  (引用:「がっちりマンデー」より)

この規模の大きさこそが、西鉄バスが「ここがすごい」と言われる最大の理由の一つです。規模の経済を活かした効率的な運営により、路線バス会社の9割が赤字という厳しい業界環境の中でも安定した収益を確保している点は、他のバス事業者にとって大きな参考になるでしょう。

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日本初!路線バスが高速道路を走る「高速乗れる」システム

西鉄バスの「ここがすごい」ポイントの中でも、最も印象的なのが路線バスによる高速道路走行です。番組でも紹介されたこの光景は、東京では絶対に見ることができない福岡独自の革新的なシステムです。

一般的に、路線バスが高速道路を走行することは非常に珍しく、全国でも数例しかありません。しかし西鉄バスでは、国土交通省の基準緩和認定を正式に取得し、路線バスでありながら福岡都市高速道路を堂々と走行しています。

この「高速乗れる」システムには厳格な条件があります。都市高速を走行する距離または時間が運行経路全体の2分の1以下であること、都市高速道路内を時速80km規制区域であっても時速60km以下で走ること、そして「ABS(アンチロックブレーキシステム)」が搭載された車両であることが必須条件となっています。

最も驚くべきは、乗客が立ち乗りのまま高速道路を走行できることです。通常のバスでは高速道路走行時にシートベルト着用が義務付けられていますが、西鉄バスの路線バスではつり革につかまっているだけで高速道路を移動できます。これは道路運送車両法で正式に認められた特別な仕組みです。

この革新的なシステムにより、西鉄バスは渋滞を避けながら信号待ちもなく、大幅な移動時間短縮を実現しています。福岡市民にとっては当たり前の光景ですが、他県から来た人々は「路線バスが高速道路を走る」という珍しい光景に驚きの声を上げることが多いのも頷けます。

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2倍長い連結バス「全長18m・定員130名」の快適性

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西鉄バスの連結バス!                             (引用:「がっちりマンデー」より)

西鉄バスの代名詞とも言える連結バスは、まさに「ここがすごい」技術の結晶です。三苫千春さんが詳しく説明したこの黄色い巨大バスは、福岡の街で一際目立つ存在として多くの人々に愛されています。

連結バスの最大の特徴は、その圧倒的なサイズです。全長約18メートルという長さは、普通の路線バスの約2倍に相当し、定員130名という大容量を実現しています。これは普通の路線バスのほぼ2台分に相当する輸送力で、混雑する都市部での大量輸送に大きく貢献しています。

構造的には、2台のバス車両を蛇腹状の連結部分でつなげた形となっており、中央部分で屈折できるため、通常の路線バスと同様に街中を走行できます。福岡の天神・博多・ウォーターフロント地区を約15分間隔で循環するBRT(Bus Rapid Transit)として運行されており、1度に多くの乗客を効率的に輸送できる画期的なシステムです。

この連結バスの導入により、西鉄バスは「満員で乗れない」という都市部のバスが抱える大きな問題を解決しています。東京を始めとする観光地の路線バスでは乗客がぎゅうぎゅう詰めになることが問題となっていますが、連結バスがあることで利用者にとってより快適な移動環境を提供できています。

また、連結バスの運行には高度な運転技術が必要で、全長18メートルの車両で直角カーブを曲がる運転士の技術は「驚異の運転技術」として注目されています。これも西鉄バスの技術力の高さを示す「ここがすごい」ポイントの一つです。

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レトロフィット電気バス「新車3600万円→改造1000万円」の革新性

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西鉄バスのレトロフィット電気バス                                (引用:「がっちりマンデー」より)

西鉄バスの「ここがすごい」技術革新の中でも、特に注目すべきがレトロフィット電気バスです。このシステムは、環境問題への対応と経営効率の向上を見事に両立させた、まさに一石二鳥の革新的なアイデアです。

一般的に電気バス(EVバス)を新車で購入する場合、約3600万円という高額な費用がかかります。これは多くのバス事業者にとって大きな負担となり、環境対応の障壁となっていました。しかし西鉄バスが開発したレトロフィット電気バスでは、既存のバスのエンジン部分をモーターやリチウムイオンバッテリーに交換するだけで電気バスに生まれ変わらせることができます。

この改造にかかる費用は約1000万円と、新車購入の約3分の1に抑えることができます。これは約2300台という大量のバスを保有する西鉄バスならではの発想で、既存の資産を有効活用しながら環境対応を進める賢いやり方と言えるでしょう。

レトロフィット電気バスの技術的なポイントは、既存のバス車体をそのまま活用し、動力部分だけを電気系統に置き換えることです。エンジンを取り出してモーターに交換し、燃料タンクの代わりにリチウムイオンバッテリーを搭載するという、シンプルながら効果的な改造方法です。

この取り組みは、環境負荷の軽減とコスト削減を同時に実現する画期的なソリューションとして、他のバス事業者からも大きな注目を集めています。2000台以上のバス保有という西鉄バスの規模だからこそ実現できる「ここがすごい」技術革新の代表例です。

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福岡バス文化を築いた「便利→利用者増→さらに便利」の好循環

西鉄バスの成功を語る上で欠かせないのが、福岡独特のバス文化の存在です。番組でも街頭インタビューで多くの市民が「バス王国福岡」「西鉄バスは王様」と答えていたように、福岡では西鉄バスが市民生活に深く根ざした存在となっています。

この成功の背景には、**「便利だから乗る→利用者が増える→さらに便利になる」**という理想的な好循環があります。経済アナリストの森永康平さんも番組で指摘していたように、「みんながバスが便利ということで乗るじゃないですか。みんなが乗ってくれるんで、バスを増やせるようになって。で、バスが増えてまた便利になったから、さらに乗るようになるっていう、そのバス文化のいい循環っていうのが福岡は独自に生まれた」のです。

この好循環を支えているのが、西鉄バスの徹底した利便性追求です。2000系統という豊富な路線網により「西鉄バスでどこでも行ける」環境を実現し、高速道路走行により速達性を確保し、連結バスにより快適性を提供する。これらすべてが相互に作用し合って、利用者の満足度向上と事業の安定成長を実現しています。

特に注目すべきは、福岡市民の西鉄バスに対する信頼の厚さです。「西鉄バスがないともう何もできない」「ここはバス王国ですよ」といった街頭インタビューの声からも分かるように、西鉄バスは単なる交通手段を超えて、福岡の生活インフラとして欠かせない存在となっています。

この成功モデルは、地方の公共交通事業者にとって大きな示唆を与えています。単に路線を増やすだけでなく、利用者の利便性を徹底追求し、地域に根ざしたサービスを提供することで、持続可能な事業成長が可能になるという「ここがすごい」成功事例と言えるでしょう。

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まとめ

2025年8月10日の「がっちりマンデー!!」で紹介された西鉄バスは、まさに「ここがすごい」要素が満載の革新的なバス事業者でした。年間売上457億円という圧倒的な事業規模、路線バスによる高速道路走行という日本初のシステム、全長18メートルの連結バス、コスト3分の1のレトロフィット電気バス、そして福岡独特のバス文化の創造という5つのポイントが、西鉄バスの成功を支えています。

バス業界の9割が赤字という厳しい現状の中で、西鉄バスが示した成功モデルは、全国の公共交通事業者にとって大きな希望となるでしょう。三苫千春さんが番組で語った「西鉄バスは福岡で、がっちり!」という言葉通り、地域に根ざした革新的なサービスこそが、これからの公共交通の未来を切り拓く鍵となるのかもしれません。

福岡を訪れる際は、ぜひ西鉄バスの連結バスや高速道路を走る路線バスを体験してみてください。そこには「ここがすごい」福岡のバス文化の真髄を感じることができるはずです。

※ 本記事は、2025年8月10日放送(TBS系)の人気番組「がっちりマンデー!!」を参照しています。
※ 西鉄バスのHPはこちら

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