スポンサーリンク
広告がブロックされています
テレビ番組・情報

【がっちりマンデー】花粉が出ないスギで救世主に!森林研究所の斎藤真己博士「30年の研究が実る」

スポンサーリンク
広告がブロックされています

日本人の3人に1人が悩まされている花粉症。特にスギ花粉は毎年多くの方を苦しめています。2025年3月2日放送(TBS系)の「がっちりマンデー」で紹介された富山県森林研究所の斎藤真己博士が開発した「花粉が出ないスギ」は、この問題を根本から解決する可能性を秘めています。30年にわたる研究から生まれた「立山 森の輝き」は、スギ花粉症に悩む方々にとっての救世主となるかもしれません。この記事では、花粉が出ないスギの秘密と、それがもたらす花粉症対策の未来について詳しくご紹介します。

スポンサーリンク
広告がブロックされています

「花粉が出ないスギ」が富山県森林研究所から誕生!斎藤真己博士の30年の研究

2025年3月2日放送のTBS系「がっちりマンデー」で、日本人の3人に1人が悩まされているといわれる花粉症対策の切り札として、「花粉が出ないスギ」が紹介されました。このスギは富山県森林研究所斎藤真己博士によって開発されたもので、スギ花粉症の原因を根本から解決する可能性を秘めています。

saitoumasami

富山県森林研究所の斎藤真己博士                              (引用:「がっちりマンデー」より)

斎藤博士は花粉研究の第一人者として30年もの歳月をかけてこの無花粉スギの研究に取り組んできました。番組内で斎藤博士は「花粉を全く飛ばさない無花粉スギを開発しました」と説明しています。この画期的な発見は、1992年(平成4年)に偶然見つかった「いつまで経っても花粉を飛ばさないスギ」がきっかけだったそうです。

この偶然の発見から始まった研究によって、日本の花粉症対策に革命をもたらす可能性がある「立山 森の輝き」という品種が誕生したのです。スギの品種改良は簡単なことではありませんでしたが、斎藤博士の粘り強い研究によって実現しました。

スポンサーリンク
広告がブロックされています

がっちりマンデーで紹介された「立山 森の輝き」とは?花粉症対策の切り札

「立山 森の輝き」は、富山県森林研究所が開発した無花粉スギの品種名です。通常のスギと外見は変わりませんが、決定的な違いがあります。それは花粉を全く飛ばさないということです。

番組では、普通のスギの雄花を軽く叩くと大量の花粉が飛び散る様子と、「立山 森の輝き」の雄花を叩いても全く花粉が出ない様子が比較されていました。斎藤博士は「雄花はついているのですが、この雄花の中には全く花粉は入っていないのです」と説明しています。

tateyama-morinokagayaki

無花粉スギ「立山 森の輝き」                                                      (引用:「がっちりマンデー」より)

この無花粉スギが日本中に広がれば、スギ花粉症に悩む人々の症状を大幅に軽減できる可能性があります。番組では「国内のすべてのスギがこのスギになれば、スギ花粉の花粉症はなくなってしまう」という可能性を示唆していました。

スポンサーリンク
広告がブロックされています

普通のスギと花粉が出ないスギの違い – 価格は3.5倍でも売れる理由

番組では苗木生産者の加茂輝隆社長(加茂農場)が登場し、無花粉スギの苗木の生産について解説していました。加茂社長によると、普通のスギの苗木は1本あたり100円前後なのに対し、無花粉スギの苗木は約350円と約3.5倍の価格になるとのことです。

kamoterutaka

加茂農場の加茂輝隆社長                                     (引用:「がっちりマンデー」より)

しかし、この価格差があっても無花粉スギの苗木は売れているといいます。加茂社長は「値段が3倍以上でも売れます。がっちりですね!」と笑顔で語っていました。

このように価格が高くても売れる理由は、花粉症に悩む人々が増え続けているからでしょう。番組内では「今では日本国内の3人に1人が花粉症」「今年のスギ花粉は過去10年で最多」というコメントもあり、花粉症対策への需要の高さが伺えます。

スポンサーリンク
広告がブロックされています

斎藤真己博士が発見した「花粉を出さない遺伝子」のメカニズム

斎藤博士の研究によって明らかになったのは、スギの花粉生成は遺伝子によって制御されているということです。普通のスギは花粉を出す遺伝子だけを持っているのに対し、無花粉スギは花粉を出さない遺伝子だけを持っています。

しかし、無花粉スギを増やすには大きな課題がありました。斎藤博士は「無花粉スギ同士は交配できません。花粉を付けないので」と説明しています。つまり、花粉を出せないということは、他のスギへの受粉ができず、種を作って次世代のスギを増やすことが難しいという問題があったのです。

この問題を解決するために斎藤博士が注目したのが「隠れ無花粉スギ」の存在でした。これは花粉を出す遺伝子と出さない遺伝子を半分ずつ持つスギのことで、見た目は普通のスギと同じで花粉も出します。

スポンサーリンク
広告がブロックされています

「隠れ無花粉スギ作戦」とは?半分の確率から100%へ

斎藤博士は「隠れ無花粉スギ作戦」と呼ばれる画期的な方法を考案しました。これは、無花粉スギの雌花に「隠れ無花粉スギ」(花粉を出す遺伝子と出さない遺伝子を半分ずつ持つスギ)の花粉をかけることで、生まれる苗木の約50%が無花粉スギになるというものです。

斎藤博士は「無花粉スギの雌花にこの隠れて半分無花粉の遺伝子を持っているスギの花粉をかけてやる。得られた苗のうちの50%は、無花粉スギが出てきます」と説明しています。

この方法によって、それまで増やすことが難しかった無花粉スギを、遺伝学の知識を活用して効率的に増やすことができるようになりました。しかし、50%の確率というのはまだ効率が悪いと考えた斎藤博士は、さらに研究を重ね、100%の確率で無花粉スギを増やす方法を編み出しました。

スポンサーリンク
広告がブロックされています

加茂輝隆社長が明かす「挿し木」で無花粉スギを効率的に増やす方法

斎藤博士が開発した100%の確率で無花粉スギを増やす方法は、驚くほど単純なものでした。それは「挿し木」という方法です。無花粉スギの枝を土に挿すだけで、その枝から根が生え、新しい無花粉スギとして成長するというものです。

斎藤博士は「無花粉スギの枝を培土にこう差しつけるだけです」と説明し、「そうすると枝の下の所から根が出てきて、100%(無花粉スギに)なりますし、かなり効率的になります」と語っています。

この挿し木の方法には、もう一つ大きなメリットがあります。種から植えた場合、苗が出荷できる大きさになるまで約3年かかるのに対し、挿し木は枝から始めるため元々ある程度の大きさがあり、土に根が出て少し成長するだけで約1年で出荷できるようになるのです。

加茂社長によれば、この挿し木の方法で量産すれば、1〜2年で生産数を倍にできる予定だということです。これにより、無花粉スギの普及がさらに加速することが期待されています。

スポンサーリンク
広告がブロックされています

スギ花粉症は将来なくなる?経済損失も削減できる無花粉スギの可能性

番組のゲストとして登場した経済ジャーナリストの後藤達也さんは、花粉症による経済損失について言及しています。後藤さんによれば、花粉症による集中力の低下などで経済の損失は数千億円に上るとの試算もあるそうです。さらに医療費もかさむため、政府も本腰を入れて対策に取り組んでいるとのことです。

加藤浩次さんは「何百年後かの子供たちはもう、スギ花粉って?」と話し、大久保佳代子さんも「確かに、花粉症って何?ってなる」と、無花粉スギの普及によって将来的には花粉症が過去の病気になる可能性を示唆していました。

後藤さんは「やっぱりそれこそ半分の人がこう花粉症になってきてるわけですし、これその集中力の低下とかで経済の損失って数千億円になるっていうような試算もあるんですよね。で医療費もかさみますし」と説明し、「政府主導でも色々話が進んでいくといいなと思いますけどね」と語っていました。

富山県森林研究所の斎藤博士による無花粉スギの研究と開発は、単に花粉症に悩む人々の症状を軽減するだけでなく、日本経済にとっても大きなプラスとなる可能性を秘めているのです。

スポンサーリンク
広告がブロックされています

まとめ:花粉が出ないスギがもたらす日本の花粉症対策の未来

TBS系「がっちりマンデー」で紹介された富山県森林研究所の斎藤真己博士が開発した「花粉が出ないスギ」は、日本の花粉症対策に革命をもたらす可能性があります。

「立山 森の輝き」と名付けられたこの無花粉スギは、通常のスギと見た目は変わりませんが、花粉を全く飛ばさないという画期的な特徴を持っています。苗木は通常のスギよりも3.5倍ほど高価ですが、花粉症対策としての価値を認められ、多くの需要があるようです。

斎藤博士が考案した「隠れ無花粉スギ作戦」と「挿し木」の方法により、無花粉スギを効率的に増やすことが可能になり、加茂輝隆社長をはじめとする苗木生産者によって、その生産と普及が進められています。

花粉症による経済損失は数千億円にもなるという試算もあり、無花粉スギの普及は多くの人々の健康改善だけでなく、日本経済にとっても大きな意義があると言えるでしょう。将来的には、スギ花粉症が過去の病気になる日が来るかもしれません。

斎藤真己博士の30年にわたる研究の成果は、多くの花粉症患者にとって救世主となるばかりでなく、森林産業と日本経済の活性化にも大きく貢献する可能性を秘めています。

※本記事は、2025年3月2日放送(TBS系)の番組「がっちりマンデー」を参照しています

・富山県森林研究所のHPはこちら

スポンサーリンク
広告がブロックされています
スポンサーリンク
広告がブロックされています
シェアする
スポンサーリンク
広告がブロックされています

コメント

error: Content is protected !!
タイトルとURLをコピーしました