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【がっちりマンデー】「儲かる貨物」NEXTロジスティクスジャパンが導入する革新技術

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物流業界に欠かせない「ドライバー」の確保が課題となる中、NEXTロジスティクスジャパンは”ダブル連結トラック”と呼ばれる革新的な大型トラックを投入しました。「ドリー」システムと量子コンピューターの技術を活用することで、ドライバー1人で効率よく長距離輸送できるようになり、業界の抜本的な課題解決につながっています。本記事では、「がっちりマンデー!」(2024年5月19日放送-TBS系)で紹介された同社の先端的な取り組みと、自動運転実現に向けた将来ビジョンをご紹介します。

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物流大手「NEXTロジスティクスジャパン」の”ダブル連結トラック”で何が変わる?

NEXTロジスティクスジャパンは、2024年現在の年商5億円を超える物流大手企業です。同社の最大の武器が、全長25メートルの”ダブル連結トラック”と呼ばれる特殊なトラックです。

従来の一般的なトラックで考えると、13トンの荷物を積載できる大型トラックに加え、後続の10トントレーラーを連結することで計23トンの輸送力があります。しかし、この連結方式では後続トレーラーが旋回時に内輪差を描いてしまい、狭い道路では前後連結部分がぶつかる危険がありました。

一方、NEXTロジスティクスが導入したダブル連結トラックでは、トラックと後続トレーラーの間に”ドリー”と呼ばれる回転台車が設置されています。これにより、後続トレーラーが旋回時に前のトラックを絶対に追従する動きをするため、狭い道路でも安全に曲がることができます。

さらに、ダブル連結トラックでは省力化も可能になります。従来の長距離輸送では、法定時間超過を避けるためドライバー2人体制が必要でした。しかしダブル連結ではドライバー1人で全行程を運転できるので、人件費の大幅な削減につながります。

実際、神奈川県相模原と兵庫県西宮の2拠点間を毎日11台のダブル連結トラックで輸送している同社では、インターチェンジの中間地点で東西からのドライバーがトラックを交換する”日帰り運転”を実施。これにより宿泊費の削減とドライバーの家庭生活の両立が可能になっています。

このように、大型化と省人化を同時に実現したダブル連結トラックは、ドライバー不足に悩む物流業界にとって強力な味方となっています。

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ドライバー不足に一石を投じる”ドリー”の秘密とは?

ダブル連結トラックの最大の特徴は、トラックと後続トレーラーの間に設置された”ドリー”と呼ばれる回転台車にあります。この”ドリー”がなければ、後続トレーラーは前のトラックを正確に追従できず、狭い道路での事故リスクが高まってしまいます。

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回転台車ドリー(引用:「がっちりマンデー!」より)

従来の連結トラックでは、後続トレーラーが旋回時に内輪差を描いてしまうため、前のトラックが進んだ軌跡とはずれた経路を通ることになります。曲がり角では前後が交錯してぶつかる危険さえあったのです。

しかし、ダブル連結トラックに搭載された”ドリー”は、後続トレーラーが旋回する際に回転することで、前のトラックと全く同じ軌跡を描くよう設計されています。つまり、前後が絶対に交錯することなく、スムーズに曲がることができるのです。

“ドリー”の導入によって、後続トレーラーは前のトラックの”影”のように完全に追従でき、狭い路地などでも安全な運行が可能になりました。これがドライバー1人で長距離運転できる大きな理由でもあります。

さらに”ドリー”は、緩やかなカーブでの遠心力による横揺れを抑制する効果もあります。後続トレーラーが横に遊ぶことなく前のトラックにしっかりと追従するため、スピードを落とさずに曲がれる点も大きなメリットです。

このように”ドリー”は、ダブル連結トラックで必須の革新的な機能です。ドライバー不足が深刻化する中、走行の安全性と効率性を両立させた”ドリー”の存在は、物流業界にとって大きな一石を投じるものとなっています。

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100億通り以上の組み合わせを40秒で最適化「ネロス×量子コンピュータ」

ダブル連結トラックの最大の利点は、大量の荷物を効率的に輸送できる点にありますが、一方で荷物の積載における課題も存在します。NEXTロジスティクスジャパンが契約する41社の1000種類以上の荷物をどのように組み合わせて積載するかは、非常に難しい問題なのです。

例えば、匂いの強い洗剤と書類を一緒に積載すれば匂いが移ってしまいます。重量物と軽量物を組み合わせると荷重バランスが崩れるリスクも。さらに複数社の荷物を混載する際、それぞれの製品特性を考慮する必要があります。

こうした条件を全て満たす最適な組合せパターンは、100億通り以上もあると試算されています。人手で全パターンを検討するのは到底不可能です。
そこで同社は、「ネロス」と名付けた最新の荷物組合せ最適化システムを導入。カナダの量子コンピューターと連動したネロスは、たった40秒で最適なパターンを算出できるのです。

従来の物流最適化システムでは、計算リソースの制限から最適解を導き出すのに数日を要していました。しかし、量子コンピュータの並列処理能力は一般的なコンピュータの数百万倍と言われ、瞬時に最適解を算出できます。

ネロスはまず各企業からの発注内容を入力します。この情報をもとに量子コンピュータが数百億通りのパターンを一瞬で検証し、最適なケースを特定。その結果を即座にネロスに返すという仕組みです。ハイテクなシステムだけでなく、同社スタッフも日々の経験から得た知見をネロスに注入し、さらなる精度向上を図っています。

こうした先端技術の活用によって、NEXTロジスティクスジャパンはダブル連結トラックの価値を最大限に引き出し、業界をリードする存在となっています。

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次にくる”自動運転”で梅村幸生社長の狙いは?

ダブル連結トラックとドリー、そして量子コンピューターを活用したネロスシステムなど、NEXTロジスティクスジャパンは先端技術を駆使して物流の効率化を実現してきました。しかし同社の梅村幸生社長は、さらなるイノベーションを目指しています。

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NEXT Logistics Japanの梅村幸生社長      (引用:「がっちりマンデー!」より)

その切り札が、自動運転技術の導入です。2024年度から高速道路での自動運転トラックの実証実験が始まることから、梅村社長は自動運転の実用化に高い期待を寄せています。

「自動運転が実現すれば、ドライバー不足の問題は一気に解消できます。人件費もかからず、長距離輸送での拘束時間の制約もなくなるでしょう」
完全自動運転では、長距離運転での過酷な労働環境からドライバーを開放できます。現在、ダブル連結トラックでは法的に1人しかドライバーを乗せられないため、一定距離で休憩・交代が必要です。しかし自動運転なら無人で24時間運行可能で、物流の生産性は飛躍的に向上するはずです。

さらに梅村社長は、ドリーと連動した自動運転の実現にも期待を寄せています。
「ドリーの回転機能を応用すれば、道路状況に合わせてリアルタイムで最適な軌道を描けます。完全自動運転と合わせることで、究極の効率的な長距離輸送が実現できるはずです」

自動運転の安全性確保は課題ですが、梅村社長はその点もあくまで技術の進歩に期待しています。ダブル連結トラックの実用化に見られるように、法規制の緩和は着実に進んでいます。自動車メーカーやITベンチャー企業の取り組みで、いずれは完全自動運転が一般化するとの見方です。
「トラック1台でより多くの荷物を安全に運べるようになれば、物流を取り巻く環境は一変するでしょう。技術の発展に賭けて、先を見据えた経営を心がけています」

NEXTロジスティクスジャパンの新しい挑戦は、止まるところを知りません。

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まとめ:「がっちりマンデー!」紹介の「NEXTロジスティクスジャパン」が変革する物流の未来

5月19日放送のTBS系「がっちりマンデー!」で紹介された「NEXTロジスティクスジャパン」は、ダブル連結トラックやAI、量子コンピューターなど先端技術を武器に、物流業界に新風を吹き込む革新的な企業です。

同社の最大の武器は、長さ25mのダブル連結トラックです。従来の連結トラックでは旋回時に前後がくっつきがちでしたが、回転台車「ドリー」を搭載することで前輪トラックと完全に同じ軌跡を描けるようになりました。これにより1人のドライバーで安全に長距離運転が可能になり、人件費の大幅削減につながっています。
また、量子コンピューターを活用した「ネロス」システムが、多種多様な荷物の最適な積載パターンを100億通り以上の中から40秒で算出。従来は最適化に数日を要していましたが、並列処理能力の高い量子コンピューターの力を借りることで、大幅な効率化を実現しています。

さらに同社は、いずれくる完全自動運転の実用化に期待を寄せています。現在の人的ドライバー制約がなくなれば、24時間無休での長距離運行が可能になり、物流の生産性は飛躍的に向上するとみられています。ドリーの回転機能と組み合わせれば、より効率的な自動運転輸送が実現できるかもしれません。

このように、NEXTロジスティクスジャパンは先端技術の導入により、長年の課題だったドライバー不足や輸送効率の問題に一石を投じています。同社の挑戦は、物流業界の変革を先導する存在となり得るでしょう。

NEXTロジスティクスジャパンのHPはこちら

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