「がっちりマンデー!!」で話題のオルファのカッターナイフ、その驚きの性能をご存知ですか？ プロの内装職人も絶賛する特専ロング038の秘密から、他のプロ向け製品まで、カッターナイフの進化を徹底解説します。この記事を読めば、身近な文房具の奥深さに驚き、プロの仕事への理解が深まること間違いなしです。カッターナイフの世界に隠された技術と工夫をお楽しみください。
がっちりマンデーで紹介されたオルファのプロ向けカッターナイフ
2024年8月18日に放送されたTBS系「がっちりマンデー!!」では、プロ向け文房具の特集が組まれました。その中で、特に注目を集めたのがオルファ株式会社のカッターナイフです。
オルファは1956年に世界で初めて刃を折るタイプのカッターを発明した老舗メーカーで、現在カッターナイフの国内シェア5割超を誇ります。2023年度の年商は約82億円に達し、文房具業界での地位を確立しています。
オルファ㈱営業統括部の畑中悠さん （引用：「がっちりマンデー!!」より）
番組では、オルファ株式会社営業統括部の畑中悠さんが、プロ向けカッターナイフの魅力を紹介しました。一般向け製品とは一線を画す高性能な道具の数々が、視聴者の目を引きつけました。
オルファの特専ロング038：内装職人に人気の秘密
オルファの製品の中でも、特に注目を集めたのが「カッターナイフ特専ロング038」です。一見すると普通のカッターナイフに見えるこの製品ですが、内装業界で絶大な人気を誇っています。
内装業界で絶大な人気を誇る特専ロング038 （引用：「がっちりマンデー!!」より）
特専ロングシリーズの年間出荷数は約16万本。さらに驚くべきは、この製品用の替刃の年間出荷数が3200万枚にも及ぶという事実です。この数字からも、プロの現場でいかに頻繁に使用されているかがうかがえます。
カッターナイフの切れ味がもたらす驚きの効果
特専ロング038の主な用途は壁紙の切断です。通常、壁紙を切って貼り合わせると、どうしても境目ができてしまいます。しかし、この特専ロングで切った壁紙を貼ると、驚くほど綺麗に仕上がるのです。
番組では、株式会社エクストリームの代表取締役である財津幸治さんが実演を行いました。財津さんが特専ロングで切断した壁紙を貼り合わせると、継ぎ目がほとんど見えなくなったのです。これは、カッターの切れ味と職人の技術が融合した結果と言えるでしょう。
プロが認める特専ロングの特徴と使い方
特専ロングの特徴は、その切れ味にあります。オルファの開発担当者である渡邊俊之さんによると、通常のカッターと比べて刃をより鋭角に研いでいるそうです。
オルファ㈱開発部の渡邊俊之さん （引用：「がっちりマンデー!!」より）
刃の厚みは同じでも、研ぎ幅を広くすることで鋭い角度を実現しています。この結果、壁紙を切った際の切り口がほぼ直角になり、貼り合わせた時に隙間なくピタッと重なるのです。
また、渡邊さんは切れ味の違いが音にも表れると説明しています。特専ロングで切ると、通常のカッターよりも軽い音で切れるとのことです。
オルファの畑中悠氏が語るカッターナイフの開発秘話
畑中悠さんによると、特専ロングの開発には職人の声が大きく反映されています。壁紙職人は常に良い切れ味を求めるため、カッターの刃を頻繁に折る傾向があります。
そこでオルファは、一本あたりの使用可能回数を増やすことで、刃を交換する手間を省く工夫をしました。これが、長めの刃を採用している理由の一つです。
内装のプロ・財津幸治氏が実演するカッターナイフの威力
番組では、財津幸治さんが特専ロングの使用実演を行いました。財津さんは「壁紙を切るのに使っています。いつもこれです」と語り、その使い心地の良さを強調しました。
特専ロング絶賛の㈱エクストリームの財津幸治さん （引用：「がっちりマンデー!!」より）
また、財津さんは切れ味の重要性について「めちゃくちゃ大事です」と語っています。プロの現場では、わずかな切れ味の違いが作業効率と仕上がりの質に大きく影響するのです。
オルファが展開するその他のプロ向けカッターナイフ
特専ロング以外にも、オルファは様々なプロ向けカッターナイフを展開しています。例えば、「替刃式カイコーンPRO」は、ダンボール箱を簡単に開けられる特殊な形状のカッターで、物流業界で人気を集めています。シリーズ累計で年間約23万本の販売実績があるそうです。
物流業界で人気の替刃式カイコーンPRO （引用：「がっちりマンデー!!」より）
また、アパレル業界向けには「ロータリーカッター」を展開しています。丸い刃で布を押しながら切ることができ、曲線でも簡単に綺麗に切れるという特徴があります。
アパレル業界向けのロータリーカッター （引用：「がっちりマンデー!!」より）
まとめ：がっちりマンデーで見えたカッターナイフの進化と可能性
がっちりマンデーの放送を通じて、カッターナイフという身近な道具が、プロの現場ではいかに重要で、高度な進化を遂げているかが明らかになりました。
オルファの特専ロング038は、内装業界のニーズに応えた製品開発の好例と言えるでしょう。しかし、開発の余地はまだまだあるようです。番組では、クリエイティブディレクターの山崎晴太郎さんが、刃を折る機能をキャップに組み込むアイデアを提案し、オルファ側も興味を示していました。
カッターナイフは、一見すると単純な道具に見えますが、実はプロの要求に応えるために日々進化を続けているのです。今後も、様々な業界のニーズに応じた新しいカッターナイフが開発されていくことでしょう。私たちの生活を支える縁の下の力持ち、プロ向けカッターナイフの今後の発展に注目です。
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