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【ブレイクスルー】中矢大弓のハイパースペクトルカメラ「癌を早期発見」

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日本人の死因第1位である癌。特にすい臓癌は発見が難しく、多くの命が奪われています。そんな中、テレビ東京系「ブレイクスルー」で紹介された画期的な技術が話題です。Milk.株式会社中矢大弓CEOが開発したハイパースペクトルカメラと色彩AIは、すい臓癌を98%の精度で識別。この記事では、その驚きの仕組みから医療現場での活用、さらに他業種への応用まで詳しく解説します。


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ハイパースペクトルカメラとは?141原色で癌細胞を見分ける仕組み

「ハイパースペクトルカメラ」という言葉を初めて聞いた方も多いのではないでしょうか。

私たち人間の目は、赤・緑・青の3原色を組み合わせて色を認識しています。一般的なカメラやテレビも、この3原色で映像を表現していますよね。しかし、ハイパースペクトルカメラはなんと141原色を識別することができるのです。

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Milk.株式会社が開発した「ハイパースペクトルカメラ」                   (引用:「ブレイクスルー」より)

番組内で中矢CEOは「光の色は無限にあり、人が見分けられない色の違いがこの世界にはたくさんある」と説明していました。つまり、私たちが「同じ色」だと思っているものも、このカメラを通せば全く違う色として見えるということです。

その秘密は、カメラ内部に搭載された「分光器」にあります。通常のカメラはレンズから入った光をそのままセンサーで捉えますが、ハイパースペクトルカメラではレンズとセンサーの間に分光器を配置。この分光器が光を141もの色に分解することで、人間の目では絶対に見分けられない微妙な色の違いを可視化できるのです。

実際に番組では、肉眼では同じに見える2種類の赤い紙を撮影する実験が行われました。結果は驚くべきもので、141本の棒グラフで表示されたデータには明確な差異が現れていました。「全然わかんないです」と作家の相場英雄さんも驚きを隠せない様子でしたが、それほど人間の目の限界を超えた性能なのです。


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中矢大弓CEOとMilk.株式会社とは?スタートアップの挑戦

この革新的なカメラを開発したのが、Milk.株式会社代表取締役CEO・中矢大弓氏です。

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Milk.株式会社の大矢大弓CEO                              (引用:「ブレイクスルー」より)

Milk.株式会社は2019年に設立された東京・浜松町に拠点を置くスタートアップ企業で、ハイパースペクトル画像の解析に特化した事業を展開しています。「ハイパースペクトル技術で世界一を目指す」をミッションに掲げ、カメラのハードウェア開発から画像解析アルゴリズムまで、すべてを自社で手がけているのが大きな強みです。

実はハイパースペクトルカメラの技術自体は約40年前からNASAが人工衛星での鉱物探査用に開発していたものでした。しかし当時の価格は1台数十億円と、とても民間で手が出せるものではありませんでした。中矢氏はこの宇宙用技術を数百万円台まで低価格化・小型化することに成功し、様々な産業への応用を可能にしたのです。

番組で印象的だったのは、中矢CEOの「これまで不可能だと思っていたことができるようになる。非常識が常識になっていく」という言葉です。まさに既存の常識を覆す技術革新に挑み続ける開拓者の姿勢が伝わってきました。


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すい臓癌98%識別!色彩AIによる癌早期発見の精度

ハイパースペクトルカメラの最も注目すべき応用先が、癌細胞の早期発見です。

番組では、顕微鏡に取り付けたハイパースペクトルカメラで撮影した、すい臓の正常細胞と癌細胞の比較画像が公開されました。通常の顕微鏡画像では見分けがつきにくい二つの細胞が、ハイパースペクトルカメラと独自開発の色彩AIで解析すると、はっきりと異なる色で表示されるのです。

気になる識別精度は驚異的で、すい臓癌においては98%という高い数値を達成しています。すい臓癌といえば自覚症状がほとんどなく、発見が非常に難しい癌として知られ、診断から5年後の生存率はわずか約11%と言われています。この「見つけにくい癌」を高精度で識別できる技術は、まさに医療の革命と言えるでしょう。

現在、Milk.社が識別可能なのは、すい臓癌、大腸癌、子宮頸癌など7種類で、いずれも90%以上の識別精度を誇ります。中矢CEOは「データを蓄積することでいろんな癌に応用できるようになる」と話しており、今後さらに対応できる癌種が増えていく見込みです。

従来の病理診断では、病理専門医が顕微鏡で細胞を目視確認し、癌かどうかを判断しています。番組の中で「サッカーコートの中のピンポン玉を探すような作業」と表現されていましたが、日本にはわずか約2800人しかいない病理医が、1日10時間以上も顕微鏡を覗くことがあるといいます。診断に2週間から4週間かかることも珍しくありませんが、ハイパースペクトルカメラを使えば1日以内、場合によっては3分程度で結果を出すことも可能だというのです。


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尿検査で癌発見?臓器特定も可能な驚きの応用技術

さらに驚いたのが、尿や血液、唾液といった体液からも癌を発見できる可能性があるという点です。

通常の尿検査とは異なり、ハイパースペクトルカメラを使えば「癌細胞そのものが尿に含まれているかどうか」を直接確認できるのです。従来の腫瘍マーカーなどの間接的な検査とは違い、細胞を直接検知するため「間違いなく癌です」と断言できる点が画期的です。

しかも、中矢CEOによれば「臓器ごとに色が違うので、どこの臓器の細胞が流れ出してきたかも分かる可能性がある」とのこと。つまり尿検査という簡単な検査で、癌の有無だけでなく、どの臓器が癌に侵されているかまで特定できるかもしれないのです。

これが実現すれば、健康診断などの低価格な検査で癌の早期発見が可能になります。現在、聖マリアンナ医科大学病院をはじめとする3施設の大学と共同研究を進めており、倫理審査も通過。医療機器としての承認申請に向けた臨床データ収集が行われています。中矢CEOは「医療機器として登録されるまで約1年半」という見通しを示しており、社会実装への道筋が着実に見えてきています。

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共同研究を行っている聖マリアンナ医科大学病院                    (引用:「ブレイクスルー」より)

また、癌以外にも、糖尿病検査への応用や、眼底カメラと組み合わせることでアルツハイマー病の予測ができる可能性も研究されているそうです。


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医療以外にも応用!インフラ劣化検知や製造業での活用

ハイパースペクトルカメラの可能性は医療分野にとどまりません。番組では、様々な産業への応用についても紹介されていました。

まず注目したいのがインフラの劣化検知です。道路のアスファルトを撮影すれば、色の微妙な違いからひび割れを検知できます。建物や橋を撮影すれば、外壁の錆を発見し、劣化の度合いを計測することも可能です。近年、道路陥没や老朽化したインフラの事故が社会問題になっていますが、こうした事故を未然に防ぐツールとして大きな期待が寄せられています。

さらに、ドローンにカメラを搭載すれば、土壌の色の違いから水分量を計測でき、土砂崩れの予防にも活用できるとのこと。災害の予測という観点でも、大きなポテンシャルを秘めた技術です。

製造業からの引き合いも多いようで、自動車メーカーの塗装検査や金属の割れ検知といったニーズがあるそうです。これまで熟練の職人の目に頼っていた検査を数値化できることで、品質管理の精度向上と再現性の確保が期待できます。「職人さんの感覚に頼っていた部分を数値化できると相当いい」という相場英雄さんの言葉が印象的でした。


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次週予告:小型ハンディデバイスで産業革命へ

番組の終盤では、次週への予告も放送されました。

中矢CEOは新たに開発した小型のハンディデバイスを披露。このデバイスでレモンを撮影すると「あと56.3日しか持ちません」と、食品の鮮度を瞬時に判別できる様子が紹介されていました。また、肌年齢や血流量から健康状態まで分かる可能性もあるとのことで、「用途が広がるな」と相場英雄さんも感心した様子でした。

次週はこの小型ハイパースペクトルカメラであらゆる産業に革命を起こそうとする開拓者の姿に、さらに深く迫るとのことです。食品業界や美容・ヘルスケア分野など、私たちの日常生活にも直結しそうな展開が予想され、今から次の放送が楽しみです。


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まとめ

2026年1月31日放送の「ブレイクスルー」では、Milk.株式会社の中矢大弓CEOが開発したハイパースペクトルカメラと色彩AIによる癌細胞の早期発見技術が紹介されました。

141原色で人間の目には見えない色の違いを可視化するこのカメラは、すい臓癌を98%という高精度で識別。将来的には尿検査などの簡単な検査で癌を発見できる可能性も秘めています。さらに医療だけでなく、インフラの劣化検知や製造業の品質管理など、幅広い分野への応用が期待されています。

個人的には、元々NASAの宇宙技術だったものを民間で活用できるレベルまで落とし込んだ中矢CEOの挑戦精神に感銘を受けました。「非常識が常識になっていく」という言葉の通り、私たちの常識を覆す技術革新がすぐそこまで来ているのかもしれません。

癌の早期発見が当たり前になる未来。そんな日が訪れることを願ってやみません。

※ 本記事は、2026年1月31日放送(テレビ東京系)の人気番組「ブレイクスルー」を参照しています。
※ Milk.株式会社の公式サイトはこちら

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