「アジアン粥ってなに? 体に優しくておいしそうだけど作り方は?」
そんな疑問にお答えします。
2024年最注目の新食感グルメ「アジアン粥」。トロリとした舌触りが特徴的で、具だくさんなのに驚くほどヘルシーです。今回はあさイチで紹介された、お粥研究家、鈴木かゆさんおすすめの簡単レシピをご紹介します。
手頃な材料で、だしのうま味をきかせたアジアン粥をお家でもカンタンに作れます。ジューシーな食感と香り高いごま油の風味を思う存分お楽しみいただけます。食べ応え抜群のアジアン粥で、健康的で美味しい食卓を心ゆくまで味わえます。
「あさイチ!(NHK)」で紹介のアジアン粥ブーム
2024年1月15日に放送されたNHKの人気番組「あさイチ!」で、今年流行りそうなグルメとして「アジアン粥」が取り上げられました。これはこれまでのイメージしていたお粥とはまるで異なる新しいスタイルのお粥だそうです。具だくさんで満足感抜群なのに健康的という、まさに夢のような食べ物が大ブーム到来するという予測です。
日本最大級のレシピサイトを運営する(株)クックパッドの植木優帆編集長は、「アジアン粥が大流行する」と断言しています。すでに街中でもお粥専門店をよく見かけるようになってきていて、アジアン粥を提供するお店は休日には満席になる人気ぶりだとか。
アジアン粥が人気な理由
アジアン粥人気の理由は第一に、具だくさんで食べ応え十分なこと。ポタージュのようなとろとろした食感が楽しめます。第二に、だしを活かしたコクのある味わいがあること。第三にヘルシーでカロリーも抑えめなので女性に人気ということです。
鶏白湯粥や豆乳粥などバリエーションも豊富なのが魅力的だそうです。粥だけで170kcal程度とカップ麺の半分以下のカロリーで済むので、罪悪感なく楽しめるのが好評の理由だと分析しています。
鈴木かゆさんおすすめのアジアン粥 レシピ
番組でアジアン粥のレシピを披露してくれたのは、お粥研究家として知られる鈴木かゆさんです。 鈴木さんはこれまで1000種類近いお粥を食べ歩き、台湾や香港現地の町の小さいお店や高級店のオリジナルアジアン粥を体験してきたお粥マニアです。
今回鈴木さんが特におすすめしたのが、韓国の人気お粥店で食べたお粥をアレンジした「海苔の韓国風海鮮お粥」です。
材料はシーフードミックス、生米、ごま油など手に入りやすいもの。だしで味付けした食材と米本来の甘みが程よくマッチした一杯は、海苔の風味が口いっぱいに広がる絶品だそうです。
材料と簡単作り方は以下の通りです。
実際に作ってみましょう。
「海苔の韓国風海鮮お粥」レシピ
材料:2人分目安
・シーフードミックス 100g
・お米(生米) カップ½
・ごま油 小さじ1
・水 700ml
・焼きのり 1枚分(水に浸しておく)
・塩 小さじ½
・カイワレ お好み適量
・キムチ お好み適量
・白ごま ひとつまみ
作り方:
1)お米を研ぐ
(炊いたご飯を使うのではなく、生米を使います。これは生米の方が米の甘みをより引き出せるからだそうです)
2)韓国風に仕上げるため、ごま油を生米に絡める
(香り以外にもお米にごま油をコーティングするひと手間で、全体の仕上がりがトロッと滑らかに仕上がるそうです)
3)鍋に2)の米と水を入れ中火で加熱する
(ここで注意するのが、お米を混ぜすぎないようにして下さい。混ぜると求めていない粘り気が出てきてしまうそうです)
4) ふつふつとしてきたら、焦げ付かないよう、なべ底から米粒をはがすように大きくかき混ぜます
5) 沸騰したら弱火で20分ほど加熱します。この時に鍋に箸をかけてフタをします。こうすることで吹きこぼれも防げて楽ちんです。(半分だけずらしてフタをしたりすると、空気の流れができてしまいなべ底に炊きムラができて上手く炊けないそうです)
6) 20分煮たら解凍したシーフードミックスを加え、再び箸をかけてフタをし、弱火で10分煮ます。
7) 10分煮たら、水に浸しておいた焼きのりと塩を加えます。
8) 火を止め5分蒸らします。
9) 器に盛り、お好みで白ごまとキムチ、カイワレを乗せて完成です。
材料費も手間もかからないので、ぜひ家庭でも試してみてください。
アジアン粥の今後の展望
食品メーカー各社もアジアン粥に着目していて、カップ粥やレトルトパウチ粥などの商品開発を促進しています。辛味を利かせた中華風や、果物入りスイーツ風などバリエーション次第で更なるブームが予想されそうです。
水やお茶で溶かすだけの簡単調理型やスープスタイルも登場しそうで、手軽にアジアン粥を楽しめる選択肢がこれからどんどん広がっていきそうです。
まとめ
以上、2024年最注目の新グルメ「アジアン粥」についてご紹介しました。トロトロ食感とコクのある味わい、そしてヘルシーさが人気の理由です。 鈴木かゆさんおすすめの手軽な「海苔の韓国風海鮮お粥」レシピも公開していただきました。ブームの兆しがすでにあり、今後さらにアジアン粥を楽しむ機会が増えそうです。しっかり食べ過ぎに注意しつつ、ぜひ新食感のアジアン粥をお試しあれ。
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