2024年11月24日放送のTBS系列「がっちりマンデー!!」で紹介された京都の人気店「夷川餃子なかじま」が話題を呼んでいます。坂田哲也社長が手がける同店は、餃子店にサウナを併設するという斬新なアイデアで、驚異の坪月商50万円を達成。今回は、その革新的なビジネスモデルの詳細と成功の秘密に迫ります。
夷川餃子なかじまの坪月商50万円を支える独自のビジネスモデルとは
京都・祇園四条駅近くに位置する夷川餃子なかじまは、一見すると普通の町中華料理店に見えます。しかし、この15坪の店舗で月商750万円、つまり坪月商50万円という驚異的な売上を記録しています。「月刊食堂」編集長の通山茂之氏によると、坪月商30万円で大繁盛店、50万円を超えると「怪物店」とされる中、同店はまさに怪物級の実績を誇ります。
サウナ×餃子の異色コラボで注目を集める夷川餃子なかじまの全貌
同店の最大の特徴は、餃子店の奥に本格的なサウナ施設「ぎょうざ湯」を併設していることです。ランチタイムは餃子ランチ1,000円やチャーハンなどの中華メニュー、夜は17時から23時まで営業し、終日お客さんで賑わっています。国内外から訪れる観光客も多く、特に海外からの来店客も目立ちます。
不動産業出身の坂田哲也社長が仕掛けた革新的な集客戦略
本業が不動産業という異色の経歴を持つ坂田哲也社長は、この独創的なビジネスモデルを考案。「京都」「国民食」「大人気スポット」という三つの要素を組み合わせ、さらにサウナという付加価値を加えることで、独自の市場を開拓することに成功しました。
高付加価値な完全貸切サウナ施設の詳細と人気の理由
サウナ施設は2人で80分7,700円という設定ながら、予約は3ヶ月先まで埋まる人気ぶり。地下から汲み上げた天然水を使用した水風呂や露天風呂を完備し、高いクオリティを実現しています。利用者からは「めちゃくちゃ気持ち良かった」「清潔感があって最高」といった声が上がっています。
サウナ後の飲食で売上1.5倍増!客単価アップの仕組み
サウナと餃子の組み合わせは、売上向上に大きく貢献しています。サウナ後は食欲が増進することから、4人グループで食事代3万円を使うケースも。サウナ利用客のほぼ100%が餃子店を利用し、通常より多くの料理を注文する傾向があります。この相乗効果により、中華料理の売上は1.5倍に増加しました。
地下水活用や物件選定など坂田社長のこだわりポイント
不動産のプロである坂田社長は、京都特有の「うなぎの寝床」型の物件を巧みに活用。通常では使いにくい奥まった空間を、サウナ施設として有効活用することで、付加価値の創出に成功しました。また、地下水を掘り当てて水風呂に活用するなど、細部へのこだわりも見られます。
まとめ:餃子店×サウナの成功事例から学ぶ差別化戦略
「がっちりマンデー!!」で紹介されたように、夷川餃子なかじまの成功は、従来の常識にとらわれない発想と、徹底した品質へのこだわりの結果といえます。通山編集長が指摘するように、コロナ後の外食産業では来店回数が減少傾向にある中、熱狂的なファンを作ることが重要です。坂田社長の革新的なアプローチは、今後の飲食店経営における新たな可能性を示す好例となっています。
他県からの出店オファーも寄せられているという同店。今後の展開にも注目が集まっています。
※本記事は、2024年11月24日放送(TBS系)の番組「がっちりマンデー!!」を参照しています。
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