車の燃費が気になる方も多いのではないでしょうか。ガソリン代の節約には走行距離当たりの燃料消費量(燃費)を上げることが効果的です。そこでNHK「あさイチ!」(2024年2月15日放送)で紹介された自動車ジャーナリスト、まるも亜希子さんのアドバイスを参考にしてみましょう。意外と知られていない運転や車両のコツを守るだけで、思いがけず燃費がアップする可能性があるのです。ガソリンスタンドに立ち寄る頻度を減らし、家計の余裕をつくることができるようになるかもしれません。
燃費アップのポイントその1 :アクセルの踏み方が大切!
2024年2月15日にNHKの「あさイチ!」で放送された内容によると、燃費を上げるにはアクセルの踏み方が重要だとされています。自動車ジャーナリストのまるも亜希子さんは「(アクセルを)ビューンって踏んじゃうとガソリンをビューンって使っちゃう」と指摘。アクセルは生卵だと考え、足をそっとのせるイメージで踏むことがポイントだそうです。ゆるやかに加速することで、エンジンの回転数が上がりすぎず、燃料消費を抑えられるからです。
番組では千葉県に住む田中絵未さんは、3人の子どもの送迎や買い物で毎日車を使っています。ガソリン代の節約が課題とされていましたが、まるもさんのアドバイスを実践。近所の道路を2回走行した結果、消費燃料EFFが1.6倍に改善されたそうです。1年間で5万9千円も節約できる計算になりました。
燃費アップのポイントその2 :不要な荷物を下ろそう!
車内の荷物を下ろし、車の軽量化を図ることも大切なポイントだと、まるも亜希子さんは教えてくれます。「100キロの荷物を下ろすと、燃費が3パーセントほど良くなる」ことがデータで示されているそうです。重量が軽くなれば、タイヤの回転抵抗が減り、エンジンへの負荷が下がるためです。
田中さんの車内には、日常的に積み重なった道具や装備が積まれた状態でしたが、不要なものを全て下ろした結果、車両重量が22キロ減少。これによって燃費の大幅な改善効果が得られたと報告されています。
燃費アップのポイントその3: A/C(エアーコンディショナー)の使い方でも影響
寒い冬場は暖房を使うことが多いので、A/Cのスイッチを切っておくことはあまり知られていない意外なテクニックです。しかしまるもさんによると、多くの車ではヒーターから暖かい風が出る仕組みになっており、冬場はA/Cをオフにしても十分だそうです。むしろ、A/C作動中は冷房除湿機能が働いており、余分にエンジンを回転させてしまうことがネックなんだとか。
その一方で、曇天時や多人数が乗車すると窓が曇りやすくなるので、その際には細かくA/CのON/OFFを使い分けることがオススメだそうです。運転時の視界確保にもつながります。
燃費アップのポイントその4:定期的にチェック タイヤの空気圧で燃費変わる
忘れがちな点ですが、タイヤの空気圧もまるも亜希子さんは注目ポイントにあげています。タイヤは月1回5%のペースで空気が抜けて圧力低下する特性があるそうです。タイヤと地面の接地面が広くなることで、転がり抵抗が大きくなり燃費を悪化させます。
運転席ドアに目標値が表示されているほか、カー用品店などには空気を入れることができる機械が用意されているそうです。最初は敷居が高そうですが、一度体験すれば誰にでも手軽にできるようになるとのこと。適正な空気圧を月1回こまめにチェックしましょう。
まとめ
以上、「あさイチ」で紹介されたまるも亜希子さんのアドバイスを参考に、燃費アップのポイントを整理してみました。日々の運転のコツを意識することで、家計の節約にもつながるはずです。
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