スポンサーリンク
広告がブロックされています
テレビ番組・情報

【ブレイクスルー】トーイング西田兄弟のバイオ炭「最短1ヶ月で土壌改良」技術

breakthrough-towing-biochar
スポンサーリンク
広告がブロックされています

2025年11月29日放送のテレビ東京系「ブレイクスルー」で紹介されたトーイング社の西田宏平・亮也兄弟が開発したバイオ炭技術をご存じですか?通常5〜10年かかる土壌改良をわずか1ヶ月で実現し、収量を10〜20%向上させる革新的な技術です。この記事では、微生物の力を活用した土壌改良の仕組みから宇宙農業への挑戦まで、詳しく解説します。食料安全保障や気候変動対策に関心のある方は必見です。


スポンサーリンク
広告がブロックされています

トーイング西田宏平・亮也兄弟のバイオ炭技術とは?

名古屋大学発のベンチャー企業・トーイング(TOWING)を率いるのは、兄の西田宏平CEO(最高経営責任者)と弟の西田亮也CTO(最高技術責任者)です。二人が開発した「バイオ炭」は、籾殻などの農業残渣を炭化させた特殊肥料で、土壌改良に革命をもたらしています。

nisidakouhei-nisidaryouya

トーイングの西田宏平CEOと西田亮也CTO                         (引用:「ブレイクスルー」より)

バイオ炭の最大の特徴は、微生物の住処(すみか)となる多孔質構造にあります。炭の内部には無数の穴が開いており、そこに微生物が繁殖することで、作物の成長を助ける理想的な環境が生まれるのです。西田亮也CTOは「これ自体が微生物の家みたいになることで、土を育てる」と説明しています。

この技術の驚くべき点は、そのスピードです。通常、耕作放棄地を農作物の栽培に適した土壌に戻すには5年から10年、場合によってはそれ以上の年月がかかります。しかし、バイオ炭を使えば最短1ヶ月で土壌改良が可能になり、初年度から収穫量の向上効果が確認できるのです。

西田兄弟はこれまでに1000種類以上の微生物を培養しており、土の状態や育てる野菜によって最適な微生物を組み合わせています。このプロセスは、味噌や日本酒などの発酵食品を作る工程に非常に似ており、種菌を入れて栄養源を加え、微生物が環境に慣れるように培養していくのです。

baiotan

バイオ炭                                         (引用:「ブレイクスルー」より)


スポンサーリンク
広告がブロックされています

バイオ炭による土壌改良の驚きの効果

バイオ炭を実際に導入した農家からは、目覚ましい成果が報告されています。高知県の輝農園では、2025年8月にバイオ炭を初めて導入したところ、わずか数ヶ月で土質に劇的な変化が現れました。

橋本響農場長は「土質が確実に変わった。土も柔らかくなったので、木にとっても根っこを張りやすい環境になった」と実感を語っています。さらに「圧倒的にナスがツルツルでめちゃくちゃ綺麗なナスができている」と、収穫物の品質向上も確認されました。

hasimotohibiki

高知県の輝農園の橋本響農場長                               (引用:「ブレイクスルー」より)

収量面でも具体的な数字が出ています。西田宏平CEOによると、条件にもよりますが収量は10〜20%程度向上しており、これは農家の営農収支を大きく改善する数値です。10〜20%という数字は一見控えめに見えるかもしれませんが、農業経営において非常に大きなインパクトを持ちます。

nasu

表面がツルツルできれいな輝農園のナス                         (引用:「ブレイクスルー」より)

バイオ炭の効果は、微生物の多さだけに由来するものではありません。内部の無数の穴が通気性や保水性を向上させることで、植物の根が健康に育つ環境を作り出しているのです。この多面的なアプローチが、安定した収量増加につながっています。

番組で紹介されていた研究農園では、元々30〜40年間放置されていた耕作放棄地をバイオ炭で改良し、わずか1年でフカフカの肥沃な土壌に変えることに成功していました。相場英雄氏が「あ、フカフカだ」と驚きの声を上げたシーンが印象的でしたね。


スポンサーリンク
広告がブロックされています

微生物の力を最大化するバイオ炭の構造

バイオ炭が高い効果を発揮する秘密は、その精巧な構造にあります。原料となるのは籾殻など、お米の残渣として出てくる農業廃棄物です。これを炭に変えることで、非常に多孔質な構造が生まれます。

顕微鏡で見ると、炭の内部で微生物が実際に繁殖している様子を確認できます。西田亮也CTOは「微生物がこの中で繁殖している、培養されているという様子が分かる」と説明していました。この微生物たちが、土壌中の栄養分を植物が吸収しやすい形に変換したり、病原菌から作物を守ったりする役割を果たすのです。

トーイングではこれまでに1000種類以上の微生物を培養してきました。これは並大抵の努力ではありません。それぞれの微生物には得意とする環境や機能があり、育てる作物や土壌の状態に応じて最適な組み合わせを選択する必要があります。

この技術開発のプロセスは、日本の伝統的な発酵技術の知恵を現代農業に応用したものと言えるでしょう。種菌を入れ、栄養源を加え、微生物が環境に適応するまで丁寧に培養していく。味噌や日本酒造りと同じように、時間をかけて微生物と対話しながら最適な状態を作り出しているのです。

バイオ炭100%だけで野菜を栽培する実験も行われており、ピーマンの栽培に成功しています。これは理論上、土が全く作付けに適していない厳しい自然環境でも、温度管理システムがあれば栽培が可能であることを示しています。

piiman


スポンサーリンク
広告がブロックされています

食料安全保障とCO2削減への貢献

バイオ炭技術は、日本の食料安全保障という観点からも極めて重要な意味を持っています。西田宏平CEOは「肥料の依存度は99%以上、海外に依存している。食料自給率40%がダメだと言っている場合じゃなくて、肥料の方から改善していかないといけない」と指摘しています。

一般的な化学肥料の原料は、中国やロシアなど海外から輸入されています。これは経済安全保障上のリスクであり、国際情勢の変化によって日本の農業が危機に瀕する可能性があるのです。相場英雄氏が「それは経済安全保障に全部関わってくるじゃないですか」と指摘したのは、まさにこの点を突いていました。

バイオ炭は国内産の有機資材を活用した循環型農業を可能にします。西田CEOは「ニュー江戸」という言葉で表現していますが、これは江戸時代の循環型社会を現代の技術で実現するという意味です。単に過去に戻るのではなく、新しい形のサーキュラーな栽培システムを構築しようとしているのです。

また、バイオ炭はCO2削減効果も期待されています。現在、サントリーや日本ハム、森永乳業など大手企業からの引き合いが来ているのは、まさにこの点が評価されているためです。サントリーは茶葉の生産にバイオ炭を使うことで化学肥料を減らし、CO2を削減する取り組みを始めました。

バイオ炭の優れている点は、CO2削減効果を数値化できることです。農地にどれだけ炭を入れたかは明確に追跡でき、しかも投入後1000年以上も炭素の状態で残り続けるため、カーボンクレジットとしての品質が非常に高いのです。

トーイングは現在、豊橋と磐田で2工場を稼働させており、2026年4月頃には国内にさらに2工場、海外にも1工場を立ち上げる計画です。売上目標として10億〜20億円を掲げ、世界展開のための体制構築を進めています。


スポンサーリンク
広告がブロックされています

世界の気候変動に対応する土壌改良技術

地球温暖化による異常気象や干ばつで、世界中で食料危機が加速しています。これまで通りに農作物が栽培できなくなっている地域が増える中、トーイングのバイオ炭技術は新たな可能性を切り開いています。

特に注目すべきは、気候変動によって産地が移動する作物への対応です。西田亮也CTOは「コーヒーは今まで採れていたところが採れなくなって、新しく産地ができ始めている。ただ、コーヒーに適した土じゃないと、気候条件が合っていてもコーヒーは作れない」と説明しています。

つまり、気温の変化に合わせて栽培地を移動しても、土壌が適していなければ栽培できないという問題があるのです。相場氏が例に挙げたカリフォルニアワインの話も同様で、産地が北上しても土がなければ意味がありません。この課題に対して、バイオ炭による迅速な土壌改良技術は有効な解決策となり得るのです。

トーイングは現在、タイで国際プロジェクトを展開しており、様々な条件下での実証実験を行っています。タイには砂質の土壌もあれば粘土が強い土壌もあり、両極端な環境が存在します。西田CTOは「粘土のところでもちゃんと効果が出るし、砂質のところも投入量次第でしっかり効果が出る。一定以上のポテンシャルがある」と手応えを語っています。

この技術は理論上、アフリカの砂漠など自然環境の厳しい地域でも、適切な温度管理システムがあれば作物栽培を可能にします。世界の食料問題解決に向けて、大きな貢献が期待できる技術なのです。


スポンサーリンク
広告がブロックされています

大林組と挑む宇宙農業プロジェクト

西田兄弟の野望は地球を飛び出し、宇宙での農業実現にまで広がっています。現在、大手ゼネコンの大林組と共同で、月の砂を使った農業研究を進めているのです。

研究室で使用されているのは、月の砂と成分や粒のサイズ感を似せて人工的に作られた砂です。この細かい砂のような物質から、微生物を培養できる新たな土壌を開発し、小松菜の栽培に成功しました。これまで農作物の栽培は不可能と言われてきた月の砂での成功は、大きな一歩と言えるでしょう。

実は、この宇宙農業こそが西田兄弟のビジネスの原点なのです。滋賀県出身の二人が宇宙に興味を持ったきっかけは、幼少期に読んだ漫画「宇宙兄弟」でした。西田亮也CTOは「宇宙でトマトを作って食べているシーンが出てきて、将来宇宙で生活して、宇宙に関わる仕事がしたいと思った」と振り返ります。

兄の宏平氏も影響を受け、大学で研究室を選ぶ際に宇宙で農業ができる技術に出会いました。大学の起業家育成講座も受講し、宇宙ビジネスコンテストで宇宙農業の事業プランを発表して入賞。その成果を受けて2020年、兄弟でトーイングを起業したのです。

「私たちは逆にそういう世界を作るために会社を作ってこの技術を開発している」という西田CEOの言葉からは、単なる夢物語ではなく、本気で宇宙での人類の生活を実現しようとする強い意志が感じられます。

大林組も社内に宇宙農業の構想を持つ人材がおり、「一緒にやりましょう」という形で協力関係が生まれました。大企業とベンチャーが手を組み、人類が月や火星に住む未来に向けた研究が着実に進んでいるのです。


スポンサーリンク
広告がブロックされています

まとめ

トーイングの西田宏平CEO・西田亮也CTO兄弟が開発したバイオ炭技術は、微生物の力を活用して最短1ヶ月で土壌改良を実現する革新的なものです。通常5〜10年かかる耕作放棄地の再生を劇的に短縮し、収量を10〜20%向上させる実績は、日本の農業界に大きなインパクトを与えています。

この技術の意義は、単なる収量増加にとどまりません。化学肥料への依存度99%以上という日本の現状を変え、食料安全保障と経済安全保障の両面に貢献します。また、CO2削減効果が数値化できることから、サントリーや森永乳業など大手企業との連携も進んでおり、持続可能な農業の実現に向けた動きが加速しています。

世界的な気候変動への対応、タイなど海外での実証実験、そして大林組と共同で進める宇宙農業プロジェクトと、西田兄弟の挑戦は多岐にわたります。漫画「宇宙兄弟」に触発されて起業した二人が、リアル宇宙兄弟として地球と宇宙の農業革命を目指す姿は、まさに「ブレイクスルー」という番組タイトルにふさわしいものです。

兄弟二人三脚での経営は時に衝突もあるようですが、最初から踏み込んだ議論ができる関係性が、かえって事業推進の原動力になっていると言います。2026年には国内外合わせて5工場体制となり、10億〜20億円の売上を目指すトーイング。その先には、世界中の農地改良と宇宙での農業実現という壮大なビジョンが広がっています。

地道な積み重ねと多くの出会いを糧に、持続可能な農業の未来を切り拓く西田兄弟の挑戦から、今後も目が離せません。

※ 本記事は、2025年11月29日放送(テレビ東京系)の人気番組「ブレイクスルー」を参照しています。
※ 株式会社TOWING(トーイング)の公式サイトはこちら

スポンサーリンク
広告がブロックされています
スポンサーリンク
広告がブロックされています
シェアする
スポンサーリンク
広告がブロックされています

コメント

error: Content is protected !!
タイトルとURLをコピーしました