スポンサーリンク
テレビ番組・情報

【カンブリア宮殿】222(トリプルツー)の「半額の秘密」を荒木伸也社長が語る!ガットリベロの戦略

cambriapalace-222-gattoliber
スポンサーリンク

2025年3月20日にテレビ東京系で放送された「カンブリア宮殿」では、激安店「222(トリプルツー)」を運営するガットリベロの荒木伸也社長が登場しました。物価高騰が続く昨今、新品・未使用品を希望小売価格の半額以下で販売し、急成長を遂げている222の成功の秘密に迫りました。

スポンサーリンク

【222(トリプルツー)】とは?荒木伸也が創設した半額激安店の概要

222(トリプルツー)は、株式会社ガットリベロが運営する激安店で、新品や未使用品を希望小売価格の半額以下で販売しています。町田や川崎、越谷など郊外を中心に店舗を展開し、賞味期限が迫った商品や訳あり品などを取り扱っています。

222

新品・未使用品が定価の半額 激安店「222」                         (引用:「カンブリア宮殿」より)

2018年に1号店が滋賀県栗東市にオープンして以来、毎年約140%の売上成長率を記録し、わずか6年で全国に25店舗に拡大しました。現在も各地のショッピングモールでの催事を展開するなど、急成長を続けています。

店内には日用品から食品、アパレル、家具まで幅広い商品が並び、例えば489円のティッシュ5箱が245円、417円のマスク30枚入りが207円、441円のインスタント麺3食入りが221円といった具合に、全ての商品が半額以下で提供されています。中には22円で販売されているカップ麺や、50円以下の食品も多数あり、物価高に悩む消費者から熱い支持を受けています。

スポンサーリンク

カンブリア宮殿で明かされた!ガットリベロの激安の秘密3つ

番組では、222(トリプルツー)が半額でも利益を出せる「激安の秘密」が3つ紹介されました。

1. 仕入れる商品は全て訳あり

222で販売されている商品の多くは、本来であれば廃棄されるものです。外箱が輸送中に破損してしまったものや、賞味期限が迫り他の小売店に卸せなくなった食品など、いわゆる「訳あり品」を安く仕入れています。

hakonohason

予想途中で箱が破損したもの                      (引用:「カンブリア宮殿」より)

syoumikigennmajika

賞味期限まじか (引用:「カンブリア宮殿」より)

日本では外箱に少しでも問題があると商品が出荷できなくなるケースが多く、商品自体は問題ないにもかかわらず廃棄される可能性があります。ガットリベロはこうした商品を積極的に買い取り、消費者に安く提供しているのです。

2. ネット通販の返品を一括買取

急成長するネット通販市場(現在24兆円以上)では、返品も増加しています。返品された商品を再び新品として販売するには改めて検品しなければならず、その手間から廃棄処分されることが多いと言います。

ガットリベロはこうした返品商品を一括で買い取り、自社で検品・修理して販売しています。部品が足りない商品であっても、他の商品から取った部品を組み合わせてリメイクするなど工夫を凝らし、廃棄を最小限に抑える努力をしています。

3. 在庫を抱える業者からまとめて仕入れ

過剰在庫に悩む業者の「駆け込み寺」とも言える存在がガットリベロです。番組では、化粧品メーカーの社長が大量の売れ残った商品を持ち込み、通常880円で販売していた化粧品を1つ20円で買い取りを交渉する様子が紹介されました。

倉庫代や人件費などのコストがかかる過剰在庫は、業者にとって大きな負担です。ガットリベロは業者からすれば「在庫を少しでも現金化できる」というメリットを提供しながら、消費者には「激安で商品を提供できる」というWin-Winの関係を構築しています。

スポンサーリンク

荒木伸也社長の半額ビジネスを支える哲学と経営理念

arakisinnya

(株)ガットリベロの荒木伸也社長                           (引用:「カンブリア宮殿」より)

社長がこのビジネスを始めたきっかけには、独自の哲学があります。「使えるものが廃棄されてしまったり、世に出ていかないというのが何とかならないかなという思い」が根底にあるとのこと。

 

222の店名に込められた意味について、荒木社長は番組内で「全てが半額という分かりやすいルール」と説明しています。「半額」という言葉の力は大きく、お客様が「半額なら2個買ってもトントン」と思わせる心理効果もあると分析しています。

また、荒木社長は「極力本当に99%廃棄がないように」と語り、売れ残った商品は何度も値下げし、最終的には「プレゼントコーナー」で無料提供するなど、廃棄をなくす取り組みも徹底しています。

スポンサーリンク

222(トリプルツー)の店舗戦略とビジネスモデルの仕組み

222のビジネスモデルは「薄利多売」です。日々大量に仕入れる商品を徐々に価格を下げて売り切り、倉庫の回転率を高めることで利益を上げています。

店舗では、売れない商品は約3ヶ月を目安にどんどん値下げしていく戦略を取っています。例えば、元々6,405円で売り出した商品が2回値下げして1,500円になったり、775円だった商品が3回値下げして50円になったりするケースもあります。それでも売れない商品は11円均一コーナーへ、最終的には無料のプレゼントコーナーへと移行していきます。

この「宝探し」のような買い物体験が顧客の心を掴み、「次行った時にはもうなくなっちゃってる」という希少性も相まって、リピーターを増やす要因となっています。

スポンサーリンク

ガットリベロ創業の原点と荒木社長のこれまでの軌跡

ガットリベロは2005年に設立された比較的若い企業です。社名の「ガットリベロ」はイタリア語で「自由な猫」という意味で、創業者の荒木伸也社長の哲学が表れています。

荒木社長は1970年、兵庫県尼崎市で生まれました。小学5年生の時に母親をがんで亡くし、父親に男手一つで育てられたという経験を持ちます。高校卒業後は消費者金融の仕事に就き、32歳の時に同僚が交通事故で亡くなるという出来事をきっかけに「生きているからこそ、自分ができることにチャレンジしないと」という思いを強くしました。

その後、会社員をしながら本のAmazon販売を副業として始め、徐々に事業を拡大。2005年に会社を辞めて起業しました。当初は古本の販売からスタートし、CDやDVD、ゲームソフトと取扱商品を増やしていったのです。

荒木社長にとって大きな転機となったのは、2011年の東日本大震災です。被災した倉庫業を営む知人から「地震で崩れてしまった商品を3,000万円で買い取ってほしい」と依頼され、即座に決断。この経験から訳あり商品のビジネスへと発展していきました。

スポンサーリンク

222(トリプルツー)の人気商品と顧客が宝探し気分で訪れる理由

222の店舗を訪れる顧客からは「宝探しみたいな感じ」という声が多く聞かれます。常に商品が入れ替わる店内では、一点ものの掘り出し物を探す楽しさがあります。

人気の商品としては、特に食品コーナーが賑わいを見せています。例えば、216円のエナジードリンクが108円、259円のカップ麺が22円といった驚きの価格設定が顧客を引きつけています。また、アパレルコーナーでは244円の靴、家具コーナーでは4,990円のゲーミングチェア(定価9,980円)など、多様な商品が揃っています。

2月22日には年に一度の大セールが開催され、合計金額からさらに22%割引するイベントも行われるなど、顧客を飽きさせない工夫も随所に見られます。

スポンサーリンク

亮太郎氏が担う222(トリプルツー)の新たな戦略と成長への道筋

ガットリベロの拡大戦略の一端を担っているのが、荒木社長の一人息子である亮太郎氏です。大学卒業後にガットリベロに入社した亮太郎氏は、現在ゼネラルマネージャーとして活躍しています。

特に力を入れているのは、ショッピングセンターなどの催事スペースに期間限定の店を出展することです。さらに2025年2月からは蔦屋(TSUTAYA)とのタッグが始まり、店内にポップアップショップを設けるテスト販売がスタートしました。これが軌道に乗れば全国の蔦屋での展開も視野に入れており、販路の大幅な拡大が期待されています。

カルチュア・コンビニエンス・クラブ商品開発本部の藤永弘昌氏も、レンタル事業が厳しくなっている蔦屋にとって新たな客を呼び込む起爆剤になると期待を寄せています。

スポンサーリンク

222(トリプルツー)の店舗拡大計画と今後の展望

222(トリプルツー)は今後10年で100店舗、100億円企業を目指すという目標を掲げています。荒木社長は「222店舗」という夢も語っており、そのためにフランチャイズ展開も視野に入れているとのことです。

現在は、資金的な問題や人材確保の課題から、店舗を増やすよりも催事スペースでの期間限定出店に力を入れています。これにより、各地域での認知度を高めながら、スピーディーな展開を目指しています。

さらに荒木社長は新たな挑戦として、インドネシアの若者の就労支援事業も開始。現地の日本語学校と連携し、日本で働きたい若者たちを教育しています。受け入れ先の一つとして、滋賀県草津市の老舗旅館「びわこの千松」との連携も決定しており、社会貢献活動にも積極的に取り組んでいます。

biwakonosenmatu

びわこの千松(引用:「びわこの千松」HPより)

スポンサーリンク

まとめ:222(トリプルツー)のビジネスモデルから学ぶ価値とは

222(トリプルツー)の成功は、「廃棄される可能性のある商品に新たな価値を見出す」というビジネスモデルにあります。荒木伸也社長の「使えるものが廃棄されてしまうのを何とかしたい」という思いから始まったこのビジネスは、社会課題の解決と商業的成功を両立させた好例と言えるでしょう。

メーカーや小売店にとっては「在庫の負担軽減」、消費者にとっては「高品質な商品を安く購入できる機会」、そして環境にとっては「廃棄物の削減」というトリプルウィンの関係を構築しています。

物価高騰や環境問題への関心が高まる現代において、222(トリプルツー)のビジネスモデルは今後さらに注目を集めることでしょう。最後に荒木社長の言葉「自分は何ができるのかと感じた時は、踏み出すべし」は、困難な時代にビジネスを通じて社会に貢献しようとする全ての人へのメッセージとなっています。

※本記事は、2025年3月20日にテレビ東京系で放送された人気番組「カンブリア宮殿」を参照しています。

ガットリベロ株式会社のHPはこちら

スポンサーリンク
スポンサーリンク
シェアする
スポンサーリンク

コメント

error: Content is protected !!
タイトルとURLをコピーしました