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【がっちりマンデー】ソフト99ガラコ「年間40億円売上の秘密」溝口亮が解説

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2025年6月15日放送のTBS系「がっちりマンデー!!」で、驚異的な売上を誇るスケスケビジネスとして紹介されたソフト99コーポレーションのガラコ。一体なぜ、車のフロントガラスに塗るだけの商品が年間40億円もの売上を叩き出すことができるのでしょうか。商品開発部課長の溝口亮氏が明かした、その驚愕の技術と成功の秘密に迫ります。

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ソフト99ガラコとは?溝口亮が語る年間40億円売上の実績

ソフト99コーポレーションの商品開発部課長である溝口亮氏が番組で語ったところによると、ガラコは「ガラスに塗っていただくことで雨を弾いてクリアな視界を確保する商品」です。この一見シンプルな商品が、なんと年間約40億円という驚異的な売上を記録しているのです。

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ソフト99の商品開発部課長の溝口亮氏                               (引用:「がっちりマンデー」より)

大阪府に本社を置くソフト99コーポレーションは、自動車用ワックスの老舗メーカーとして知られています。同社といえば、社名にもなっているワックスのロングセラー「ソフト99ハンネリ」や、拭くだけで車の洗車とワックスが同時にできる「フクピカ」など、洗車用品を始めとした自動車周りの商品で多くのヒット商品を生み出してきました。

そんな同社の中でも、ガラコは特別な存在です。ガラス撥水剤のジャンルにおいて圧倒的な市場シェアを誇り、1991年の発売から30年以上にわたって愛され続けているロングセラー商品となっています。雨の日の運転で、雨水でガラスが滲んで前が見辛くなる経験は誰にでもあるでしょう。ガラコは、そんな悩みを解決する革新的な商品として、多くのドライバーに支持され続けているのです。

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ガラコの革新技術「シリコーンオイル」髪の毛1万分の1の薄膜とは

ガラコがなぜこれほどまでに優れた撥水効果を発揮するのか。その秘密は、溝口亮氏が番組で明かした「シリコーンオイル」にあります。この技術こそが、ガラコの核心となる革新的な仕組みなのです。

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ガラコの肝! シリコーンオイル(引用:「がっちりマンデー」より)

溝口氏によると、シリコーンオイルが形成する膜の薄さは「髪の毛の大体1万分の1以下ぐらいの非常に薄い膜」だといいます。この想像を絶する薄さの膜が、ガラコの驚異的な撥水性能を生み出しているのです。

そもそも車のガラスには、人の目には見えない小さな傷がたくさん付いています。これらの傷に水が引っかかってしまうため、雨の日の視界が悪くなってしまうのです。ガラコのシリコーンオイルは、こうした微細な傷を埋めて表面を平らにする役割を果たします。さらに、水と油という性質の違いにより、水滴がガラス表面に留まることなく弾かれて飛んでいくという仕組みが生まれるのです。

実際に番組では、フロントガラスの片側だけにガラコを塗って効果を検証する実験が行われました。水をかけてみると、ガラコを塗った側と塗っていない側では、水の流れ方が明らかに異なることが確認できました。ガラコを塗った側では水滴が玉のように丸くなって流れ落ちる一方、塗っていない側では水が薄く広がって視界を妨げる様子が映し出され、その効果の違いは一目瞭然でした。

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ガラコ開発秘話:アルコールと酸の組み合わせで2年半の試行錯誤

しかし、ただシリコーンオイルをガラスに塗れば良いというものではありません。溝口氏が明かした開発の裏側には、2年半にも及ぶ地道な試行錯誤の歴史がありました。

「このシリコーンオイル自体を、ただ単にこうガラスに塗ってしまうだけだとしっかり付かなくて、例えばあの洗剤とかで洗ってしまうと落ちてしまうんです」と溝口氏は当時の課題を振り返ります。

そこでソフト99が思いついたのが、アルコールと酸を混ぜるという画期的なアプローチでした。この組み合わせにより、アルコールが酸と油を溶かしてくっつける役割を果たし、酸が油とガラスをしっかりと結合させることが可能になったのです。

油と酸とアルコールの絶妙なバランスを見つけ出すため、開発チームは試行錯誤を重ねました。その期間はなんと2年半。数え切れないほどの配合パターンを試し、失敗を繰り返しながら、ついに理想的な配合比を発見したのです。こうして1991年、初代ガラコが誕生しました。

この開発ストーリーは、日本企業が得意とする「細かいこだわり」の典型例といえるでしょう。番組に出演した経済ジャーナリストの後藤達也氏も「この透明にするのって、かなり技術を要したりするんですね。で、この辺って日本人、日本企業って細かいこだわりで強かったりするんですよ」とコメントしており、ガラコの成功が日本の技術力の高さを象徴する事例であることを指摘しています。

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ガラコミラーコートゼロの進化:シリカ成分で更なる撥水性能を実現

ガラコの進化は初代の発売で終わりませんでした。2008年には、さらなる性能向上を実現した「ガラコミラーコートゼロ」が登場しています。

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強力!! ガラコミラーコートZERO                                    (引用:「がっちりマンデー」より)

この上位版ガラコには「シリカ」という新たな成分が配合されており、普通のガラコよりもさらに強力な撥水効果を発揮します。番組では実際にその効果が検証され、「本当に水滴一滴も残らない」ほどの圧倒的な撥水性能が実証されました。

サイドミラー用として開発されたこの商品は、より過酷な条件下でも確実な視界確保を実現する高性能商品として位置づけられています。シリカ成分の追加により、従来品を上回る耐久性と撥水性能を両立させることに成功したのです。

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水滴一滴もなし!!                                        (引用:「がっちりマンデー」より)

このような継続的な商品改良こそが、ガラコが30年以上にわたってトップシェアを維持し続けている理由の一つといえるでしょう。市場のニーズに応じて常に技術革新を続ける姿勢が、年間40億円という売上を支える原動力となっているのです。

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ガラコの未来展望:自動運転時代に向けた可能性とは

ガラコの技術は、現在だけでなく未来の自動車業界においても重要な役割を果たす可能性があります。番組でも言及されたように、自動運転技術の普及により、車載カメラやセンサーの重要性はますます高まっています。

後藤達也氏は「自動運転ってこれから広がって行くじゃないですか。でもカメラとかセンサーとかあっちこっちありますよね。こう技術的に水弾ければ画像認識の精度とかも上がって行きそう」と、ガラコ技術の将来性について言及しています。

実際に、自動運転車には多数のカメラやLiDARセンサーが搭載されており、これらの機器が正確に機能するためには、常にクリアな視界の確保が不可欠です。雨天時にこれらのセンサー類が水滴で覆われてしまえば、自動運転システムの安全性に重大な影響を与える可能性があります。

このような技術トレンドを考えると、ガラコのような撥水技術は従来の「ドライバーの視界確保」という枠を超えて、「自動運転システムの信頼性向上」という新たな価値を提供する技術として進化していく可能性があります。ソフト99にとって、これは新たな成長機会となるかもしれません。

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まとめ

2025年6月15日放送の「がっちりマンデー」で紹介されたソフト99のガラコは、単なる撥水剤を超えた革新的な技術商品であることが明らかになりました。商品開発部課長の溝口亮氏が語った通り、髪の毛の1万分の1という極薄のシリコーンオイル膜技術により、年間40億円という驚異的な売上を実現しています。

アルコールと酸を組み合わせた独自の配合技術に2年半をかけて辿り着いた開発ストーリーは、日本企業の技術力の高さを象徴する事例といえるでしょう。さらに、シリカ成分を配合したガラコミラーコートゼロの登場により、継続的な技術革新を続けている姿勢も評価できます。

そして何より注目すべきは、自動運転時代を見据えた将来性です。カメラやセンサーの画像認識精度向上に貢献する可能性を秘めたガラコ技術は、今後ますます重要性を増していくことでしょう。1991年の発売から30年以上が経過した今でも進化し続けるガラコは、まさに「スケスケビジネス」の成功例として、これからも私たちの安全なドライブを支え続けてくれるはずです。

※ 本記事は、2025年6月15日放送(TBS系)の人気番組「がっちりマンデー!!」を参照しています。
※ 株式会社ソフト99コーポレーションのHPはこちら

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