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テレビ番組・情報

【あさイチ】音声メディアが「密かな人気?」な理由を星野源さんに聞く

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NHKの人気番組「あさイチ!」(2024年2月19日放送)で、密かに人気になっている音声メディアの現状が特集されていました。昔からあるラジオに加え、新たな盛り上がりを見せるポッドキャストまで、その魅力を著名パーソナリティーの取材を交え紹介します。

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星野源さん語るラジオの魅力とは?

オールナイトニッポンのパーソナリティを務めるミュージシャンの星野源さんは、ラジオの最大の魅力は「リスナーとのコミュニケーション」だと語っています。

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星野源さん(引用:公式-星野源のオールナイトニッポン)

「僕が普段ラジオでリスナーが友達っぽく接してくれる。信頼してるみたいな感じがして。だから別にそこまで言わなくていいのにみたいなことも言っちゃう」(星野源さん)

つまりリスナーからの手紙やメッセージに対し、星野さんがざっくばらんに答えていることで、リスナーと星野さんの間にある垣根が取り払われ、親密な会話が生まれているというのです。

さらに、そうした会話の中で生まれる「内輪ネタ」こそが、ラジオならではの楽しみ方であるとも語っています。

「内輪っていうのを広げていくと、内輪にならなくなっていく。こっち来ちゃった人の集まりだと思う」(星野源さん)

要するに、ラジオを聴いているとだんだんと番組内の世界観や流行語に慣れ親しんでいき、聴き手も内輪の一員として番組を楽しむことができるようになる、というわけです。

こうしたラジオならではの楽しみ方がある反面、ラジオの聴取率自体はこの10年ほど低迷が続いていると言われます。しかしながら、令和5年に放送56周年を迎えた星野源さんがパーソナリティを務めるオールナイトニッポンでは、むしろ聴取率が右肩上がりで推移しているそうです。

「僕が始めた頃も全然終わるというムードだった。でも僕、ラジオ好きだから大丈夫やった。九年経ったら今ちょっとんでもなくなってる。みんなやりたくてしょうがないみたい」(星野源さん)

星野源さんはこうしたラジオへの根強い支持の裏には、人の「生活に添えるメディア」としての魅力があるのではないかと分析しています。

 

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佐久間宣行さん解説、音声メディアが共感を得やすいワケ

様々な人気テレビ番組をプロデュースしてきた佐久間宣行さんもまた、ラジオのパーソナリティとして活動しています。

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Tプロデューサー佐久間宣行さん(引用:GINZA)

佐久間さんは、音声メディアが共感を得やすい理由を次のように解説しています。

「一時間二時間話すという長時間しゃべることで、嘘はつけない。人柄が漏れていく。曖昧な気持ちも共感できるレベルまで話せる。これは音声メディアじゃないとできない」(佐久間宣行さん)

つまり長時間にわたってひとつの話題を語り続けるというラジオならではの形態が、リスナーにパーソナリティの人となりを伝え、感情移入を促しているという見方です。

その一方で、映像も伴うテレビについてはこう指摘しています。「テレビで面白いと人気者になる。ラジオで面白いと好きになる」

要するに、テレビでは視聴者を引きつけることが第一で、ラジオのようにリスナーの共感を得ることとは異なるとしているのです。

すなわち、ラジオは単に面白い話をするだけでなく、長時間の語り口を通じて人柄に訴えかけ、好印象を持ってもらうことが大切だということ。ここがラジオならではの共感力の源泉なのかもしれません。

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ラジコで広がるラジオの楽しみ方

一方、ラジオを聴く楽しみ方そのものも進化しています。

それがスマートフォンやパソコンでラジオが聴けるアプリ「ラジコ」です。ラジコでは特定の放送局だけでなく、全国のラジオ番組をリアルタイムで聴くことができるのです。この特長を生かして、ラジオ評論家のやきそばかおるさんは全国のラジオ番組を年に数百本は聴いているそうです。

またラジコには、一週間分の聞き逃し配信や、過去のアーカイブをさかのぼって聴くことも可能。こうした時間的制約が緩和されたことで、ラジオを聴く機会が飛躍的に増えているとやきそばさんは言います。

さらに注目したいのが、ラジオとSNSを連動させた新しい楽しみ方です。ラジオ番組と連動したハッシュタグが用意されており、リスナーはSNSなどで感想や意見を投稿。そのリアルタイムな声が番組内で紹介される仕組みになっているのです。

こうしたSNSを介したリスナー参加型のラジオもまた、ラジオならではの新たな楽しみ方といえそうです。

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ポッドキャストで気軽に音声メディアを始められる

そして「音声メディア」のもう一つの柱であるポッドキャストですが、こちらも誰でも気軽に始められるのが最大の魅力なのではないでしょうか。

ポッドキャストとは、ラジオのように放送時間が決まっている訳ではなく、音声コンテンツをインターネット配信するフリースタイルのメディアです。配信者も芸能人やラジオパーソナリティに限らず、 YouTuberのように一般の人が自由に配信することができます。

実際、栃木県に住む50代の勝田美香さんは介護の両親と暮らしている関係で外出する機会が限られていましたが、友人とビデオチャットでのおしゃべりをきっかけに、ポッドキャストでの配信を開始。今では百人以上のリスナーを獲得しているそうです。

ポッドキャストなら顔出しも必要ないので、普段は言えない本音も披露しやすい。そこが一般の人にとっての敷居の低さが魅力だと言えそうです。

さらにポッドキャストなら、配信後のコンテンツをそのまま残すこともできます。リスナーは過去の配信を遡って聞くことも可能なので、いつ始めてもついていけるのも大きなメリットです。

こうした気軽さが、最近のポッドキャストブームの火付け役となっているのではないでしょうか。

 

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まとめ

2024年現在、音声メディアが「密かな人気」を集めています。ラジオも含め、リスナーとの一体感が得られる点が大きな魅力。佐久間宣行さんは「長時間話すことで人柄が見え、共感できる」と解析しています。一方、SNSの発達でラジオ番組の楽しみ方も広がりました。ラジコでは全国の番組を聴け、リスナー同士の交流も活発になりました。さらには誰でも気軽に始められるポッドキャストも注目されています。グラタンを題材に1時間半語り合うようなユニークな番組も支持されています。 音声メディアが持つ身近さと自由さが“密かな人気”を支えているのかもしれません。今後もラジオやポッドキャストなどを通じ、リスナーとのつながりが広がっていくことでしょう。

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