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【がっちりマンデー】ゆっくりビジネス「風力発電の革命児」

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「がっちりマンデー」(2024年4月21日放送-TBS系)で取上げられた「ゆっくりビジネス」が今、再注目されています。岡山の山鋼プランテックが開発した革新的な「永久磁石同期発電式風車」がその理由です。従来の風車とは異なり、ゆっくり回転でも高い発電効率を実現。低騒音で環境にも優しく、設置場所を選ばない自由度の高さが全国から注目を浴びています。この記事では、ゆっくり回転ならではの多くの利点と、静かな地方の風景を変える新しい風車の可能性を、開発者の言葉からご紹介します。

 

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ゆっくり回転で発電できる?永久磁石同期発電機とは

一般的な風力発電は、風車の羽根が高速回転することで発電しています。しかし、岡山県倉敷市に本社を置く山鋼プランテックが開発した風力発電機は、たった1分間に35回転という”ゆっくり回転”でも発電が可能なのが最大の特徴です。

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岡山県倉敷市の山鋼プランテック本社 (引用:「がっちりマンデー」)

その仕組みの核となるのが、「永久磁石同期発電機」と呼ばれる発電機です。従来の発電機は外側にコイルを設置し、中心の磁石を高速回転させてコイルに電流を発生させていました。そのため、羽根の回転数を機械的にギヤで増速する必要がありました。

一方の永久磁石同期発電機は、発電機の中に強力な永久磁石を多数配置することで、ゆっくりとした回転でも効率的に発電できるよう設計されています。中山紘行社長は「ハネの回転数と同じ回転数で100%の発電量を確保できる発電機を今回採用しています」と説明しています。

この新しい発電機の採用により、従来の高速回転が必要ない分、騒音が大幅に低減されます。また、ギヤ機構がないため故障のリスクも低く、メンテナンス性に優れているのも大きな利点です。

 

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山鋼プランテックの妹尾憲志開発担当が語る新世代風車

この革新的な風力発電機を手がけた中心人物が、同社の開発担当である妹尾憲志さんです。妹尾さんは「ゆっくり回っててしっかり発電するので」と新製品の特長を簡潔に語ります。

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山鋼プランテック 開発担当の妹尾憲志さん          (引用:「がっちりマンデー!」)

従来の風車はスイングする羽根の勢いに合わせて高速回転する必要がありました。しかし妹尾さんが開発に携わった永久磁石同期発電機なら、ゆっくり35回転/分でも十分に発電能力を備えているのです。

妹尾さんは「一般家庭で約300世帯分くらい発電します」と発電量の高さも強調しています。つまり、ゆっくりした回転ながら十分に実用的な出力が得られる、それが同社の新世代風車の大きな強みなのです。

 

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「低騒音&低風速」でも発電!中山紘行社長が説明する特長

「ゆっくり回す方が騒音が少ない」のが最大の特徴だと、中山紘行社長は語ります。従来の風車は羽根を高速で回転させる必要があり、騒音問題が深刻な課題とされてきました。人家から離れた無人の土地にしか設置できないため、限られた場所でしか導入が進まない要因にもなっていました。

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山鋼プランテックの中山紘行社長  (引用:「がっちりマンデー!」)

しかし、同社の永久磁石同期発電機はゆっくりと静かに回転するため、騒音が抑えられます。低騒音化を実現したことで、人里近くへの設置が可能になり、場所を選ばずに設置できるメリットが生まれました。

さらに中山社長は「ゆっくり回せるということは、ゆっくりした風でも十分発電ができる。最低風速3mからの風であの風車が回り出す」と続けます。つまり低風速時でも確実に発電できるため、従来型より発電量が増える可能性も秘めています。

騒音が少ない、低風速でも発電できる、場所を選ばない。このように様々な特長を兼ね備えており、中山社長は「大変お安い価格でございまして、1億5000万円で」と手の届きやすい価格設定にしているとのことです。

 

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問い合わせ殺到の理由!全国で導入が進む”ゆっくり風車”

静音性と設置場所の自由度が高いことから、全国の自治体や工場などから山鋼プランテックへの問い合わせが殺到しているそうです。

2024年現在、中山社長は「商談中のお客様も踏まえますと約10件ほど、今年は建設を予定しております」と語り、導入ラッシュが起きていることを明かしています。

永久磁石同期発電機を搭載したこの新型風車の年間売上高は約10億円と見込まれており、同社の社員一同「山鋼プランテックはゆっくり風車でがっちり!」と自信を見せています。

従来の風車では騒音問題から設置場所が制限されていたものの、新型風車ならば場所を選ばず設置可能。静かで発電効率も高いことから、地方の自然豊かな場所などでの導入が広がっていくことでしょう。

 

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従来の風車と一線を画す”ゆっくりだからこそ”の利点

世界的に再生エネルギーへのニーズが高まる中、従来の風車とはまったく異なる新しいコンセプトが、この永久磁石同期発電式風車には込められています。

高速回転が必要だった従来風車とは逆に、ゆっくりと回転させる方が低騒音で発電効率が上がるという発想の転換です。速ければ速いほど良いという考え方を覆す、まさに “ゆっくりだからこそ”の利点なのです。

ゲスト出演したハリー杉山さんも「効率が悪かった従来の風車では、その周辺に人が住めず風車以外の施設が建てられない問題がありました」と指摘。しかし今回の発明により、人里近くでの設置が可能になり「地方の風景が変わりそうです」と新機軸を高く評価しています。

過度の効率化やスピード至上主義から脱却し、ゆったりとした”ゆっくり”のスタイルに発想を転換したことで、環境性と経済性、両立が可能になった点が非常に画期的だと言えるでしょう。

 

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まとめ

岡山の山鋼プランテックが開発した永久磁石同期発電式風車は、従来の発想を覆す”ゆっくり回転”でありながら、高い発電効率と低騒音を実現しています。

強力な永久磁石を多数搭載した発電機により、ハネの回転数とほぼ同じ低回転数でも十分な発電ができます。その結果、騒音が抑えられ、人里近くへの設置が可能になりました。さらに低風速時でも確実に発電できるため、発電量の増加も期待できるでしょう。

このように環境性と経済性を両立し、”ゆっくりだからこその”新しいスタイルを切り開いた同社の風車は、全国から驚きの声が上がっています。自治体や工場を中心に2024年は10件以上の建設が予定されており、静かな風景を変える新時代の風車として、今後の展開に注目が集まっています。

過度の効率化を求めすぎた結果、環境破壊などの負の側面も生まれてきました。しかし今回の発明は、ゆっくりとした回転で自然の恵みを最大限活用することで、持続可能な社会の実現を目指す新しいあり方を提示してくれます。地方の環境や景観にも配慮した、まさに画期的なクリーンエネルギー活用のモデルケースと言えるでしょう。

 

山鋼プランテック株式会社のHPはこちら

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