2024年12月8日放送(TBS系)の「がっちりマンデー!!」で紹介された、平安伸銅工業の画期的なつっぱり棒についてご紹介します。たった10キロの耐荷重アップで売上を1億円も増加させた、その革新的な技術と成功の秘密に迫ります。
つっぱり棒の最大手メーカー平安伸銅工業とは?
大阪府大阪市に本社を構える平安伸銅工業は、50年以上にわたってつっぱり棒を製造している業界最大手メーカーです。現在の年商は31億円を誇り、その大半がつっぱり棒関連製品による売上となっています。
同社は長年の経験と技術力を活かし、常に製品の改良と革新に取り組んできました。特に近年は、消費者のニーズに応える形で製品の性能向上に力を入れています。
つっぱり棒の耐荷重80キロへの進化で売上急上昇
平安伸銅工業が開発した新型つっぱり棒の最大の特徴は、耐荷重を従来の70キロから80キロへと10キロアップさせたことです。一見わずかな変更に思えるこの改良により、過去10年間での売上は4億円から5億円へと大幅に増加しました。
この1億円の売上増加の理由は、実用面での大きな違いにあります。従来の70キロ耐荷重では、冬物の重たい衣類をたくさん掛けた際にギリギリのラインでした。しかし、80キロ耐荷重になったことで、重いコートやスーツなども安心して収納できるようになりました。
竹内香予子社長が語る平安伸銅工業の年商31億円の秘密
三代目となる竹内香予子社長は、地道な製品改良と顧客ニーズへの対応を重視しています。同社の成功の鍵は、「小さな改良の積み重ね」にあると語ります。
年商31億円という数字は、つっぱり棒という一見シンプルな製品でありながら、確かな技術力と市場ニーズを捉えた製品開発によって達成されています。
つっぱり棒の革新的な構造変更とは?上田隆久職人が解説
38年のキャリアを持つベテラン職人の上田隆久さんは、新型つっぱり棒の技術的革新について次のように説明します。
従来のつっぱり棒が抱えていた最大の課題は、重い荷重がかかった際のたわみによる壁との接地面積の減少でした。これを解決するため、新型では壁と接するキャップ部分を可動式に改良。重みがかかった際に、むしろ壁に向かって押し付ける力が働く構造に変更されました。
横山心春さんに聞く!つっぱり棒の正しい使い方と選び方
広報担当の横山心春さんは、つっぱり棒を正しく使用するためのポイントを紹介しています。多くの人が誤解している取り付け方として、「設置したい幅まで伸ばして終わり」という方法があります。
正しい取り付け方は以下の通りです。
- 取り付けたい幅より数センチ長く伸ばす
- バネを押し込みながら設置する
この方法を守ることで、製品本来の性能を最大限に活かすことができます。
まとめ:平安伸銅工業のつっぱり棒が選ばれる理由
平安伸銅工業の80キロ耐荷重つっぱり棒は、一本3,399円で提供されています。地味な改良に見える10キロの耐荷重アップですが、実際の使用感では大きな違いをもたらし、多くのユーザーから支持を得ています。
50年以上の歴史で培った技術力、職人の技、そして顧客ニーズに応える製品開発姿勢が、同社の成功を支えています。今後も新しい技術革新と製品改良に期待が寄せられています。
※本記事は、2024年12月8日放送(TBS系)の「がっちりマンデー!!」を参照しています。
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