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テレビ番組・情報

【がっちりマンデー】Mizuno(ミズノ)のスポーツビジネス戦略「儲かりの秘密」

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スポーツ用品メーカーとして知られるMizuno(ミズノ)。2024年現在、同社は過去最高の売上を記録し、業界内で注目を集めています。2024年7月14日放送のTBS系「がっちりマンデー!」では、ミズノの成功の秘密に迫りました。今回は、番組内容を基に、ミズノの独自のビジネス戦略と成功の理由を探っていきます。独自の経営理念や商品開発方針から、ミズノの成功の秘密を学べば、あなたのビジネスにも新たな視点が生まれるかもしれません。

 

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ミズノ水野明人社長が語る「過去最高売上2297億円」の背景

ミズノ株式会社の代表取締役社長、水野明人氏によると、2023年度の売上高は過去最高の2297億円を記録しました。この驚異的な成長の背景には、コロナ禍が明けてからのスポーツ熱の高まりがあるといいます。

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4代目になる水野明人社長                                     (引用:「がっちりマンデー!!」より)

 

水野社長は「コロナ前以上に、コロナがあったことによって、みんな体を動かしたいと思うようになった」と分析しています。人々の健康意識の高まりと、外出自粛の反動が、スポーツ用品への需要を押し上げたと考えられます。

 

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ミズノの独自戦略①:幅広いスポーツを扱う理由

ミズノの成功の鍵の一つは、幅広いスポーツ種目を取り扱っていることです。多くの大手海外メーカーが約10種目前後の競技に特化しているのに対し、ミズノは約30種目もの競技に対応しています。

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広報の楢本真弓さん(引用:「がっちりマンデー!!」より)

広報担当の楢本真弓さんは、「体操、空手、ハンドボール、カーリング、パークゴルフなど、様々な競技の用品を提供しています」と語ります。この戦略により、ミズノは「スポーツといえばミズノ」というブランドイメージを確立しています。

 

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ミズノの独自戦略②:細かい商品開発へのこだわり

ミズノのもう一つの特徴は、売上が少なくても競技に必要な細かい商品まで開発していることです。例えば、バレーボールの支柱やバスケットボールのゴールなど、一般的には大量生産されない商品も手がけています。

バレーボールの支柱は2本1組で53万9千円、年間250セット程度の販売ですが、ミズノはこうした商品も積極的に開発しています。また、1000万円もするバスケットボールのゴールも年間800セット生産しており、電動で高さ調節ができる機能性の高さが人気の秘密です。

 

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「利益の利より道理の理」:ミズノの経営理念と精神

ミズノの創業者、水野利八は「利益の利より道理の理」を口癖にしていました。この精神は現在も受け継がれ、儲けよりも日本中のスポーツ振興を目指すという経営理念につながっています。

楢本さんは「ミズノがやらずに誰がやるという精神で取り組んでいます」と説明します。この理念が、幅広いスポーツ種目への対応と、細かい商品開発を支える原動力となっているのです。

 

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スポーツ用品開発の秘訣:「二歩先には進まない」技術革新

水野社長は、スポーツ用品開発における重要な秘訣として「二歩先には進まない」という方針を挙げています。例えば、バットの開発では、飛距離を抑える調整は比較的容易だが、飛距離を伸ばす開発の方が難しいと語ります。

「我々も開発する時に、ちょっとでも先に進みたいけど、二歩先に進んではいけない。二歩進んだらルールが変わる」と水野社長。この方針により、ミズノは競技ルールの範囲内で最適な用品を提供し続けています。

 

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ミズノが支える日本のスポーツ界:甲子園野球大会の起源

ミズノの影響力は個々の商品開発にとどまりません。実は、現在の甲子園野球大会の起源にもミズノが関わっていたのです。

水野社長によると、スポーツ市場を拡大するために、ミズノは関西学生連合野球大会を創設しました。その後、大会の全国展開を図るため、新聞社に主催権を譲渡。これが現在の甲子園野球大会の始まりとなったのです。

 

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まとめ:Mizuno(ミズノ)のスポーツビジネス成功の鍵

ミズノの成功は、単なる利益追求ではなく、スポーツ振興という大きな理念に基づいています。幅広いスポーツ種目への対応、細かい商品開発へのこだわり、そして「二歩先には進まない」という技術革新の方針。これらの要素が組み合わさり、2023年度の過去最高売上2297億円という結果につながりました。

水野社長の言葉「市場そのものを大きくする必要がある」に表れているように、ミズノはスポーツ市場全体の発展を見据えた経営を行っています。この長期的視点と、創業以来の「ミズノの精神」が、同社の持続的な成長を支えているのです。

スポーツ用品メーカーとしての枠を超え、日本のスポーツ文化の発展に貢献し続けるミズノ。その独自のビジネス戦略は、他の企業にとっても大いに参考になるでしょう。

 

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