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【がっちりマンデー】 山陰パナソニックのカラス撃退「緑」のレーザーが画期的だったワケ

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カラスに悩まされ、乳牛の乳量が減っている酪農家の方々。「がっちりマンデー!」(2024年2月4日TBS系で放送の)で紹介された山陰パナソニックのカラス撃退緑レーザーを使えば、カラスを効率的に追い払うことができます。カラスの習性を熟知したこの装置は、カラスをおびき寄せずに追い払うことが可能です。導入すればカラスの被害が激減し、乳量の増加につながります。野生動物対策の需要も高まっており、全国的な普及が期待される技術です。

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カラス被害で悩む浜田メイプル牧場

浜田メイプル牧場は、島根県にある最大級の酪農牧場です。しかしこの牧場では、長年カラス被害に悩まされ続けていました。カラスが直接牛をつつくことで、牛がストレスを受けて乳量が減少。1頭当たりの乳量が下がる事態が起きていたのです。カラスが群がる光景は日常茶飯事で、牛舎のすぐそばを飛び交うカラスの大群は脅威的なほどでした。この被害を何とかしたいと悩んでいた松永一成さん(牧場経営者)が山陰パナソニックに相談したのです。

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浜田メイプル牧場(引用:日本経済新聞)

 

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山陰パナソニックのカラス撃退緑レーザーとは

山陰パナソニックは2024年2月4日放送のTBS「がっちりマンデー!」で、カラスを追い払う緑色のレーザー装置を紹介しました。これはカラスが忌避する緑色の光を照射することで、カラスを遠ざける装置です。カラスの習性を利用した画期的なシステムなのです。カラスは緑色を認識でき、緑の光に不安感や警戒心を抱くため、この光を照射することでカラスを追い払うことができるのです。

山陰パナソニック-カラス撃退緑レーザー

山陰パナソニック株式会社のHPはこちら

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なぜ緑なのか?カラスの習性から考える

宇都宮大学の杉田昭栄教授によると、カラスは鳥の中でも頭が良く、緑色を認識できるうえに警戒心が強い性質があるとのこと。そのため緑色の光が照射されると、カラスは不安感からその場から逃げ出してしまうのだそうです。一方で、牛などの哺乳類は緑色を認識できないため、この緑色のレーザーからストレスを受けることがないのです。こうしたカラスと哺乳類の視覚の違いを利用したのが、このシステムなわけです。

 

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カラス撃退の仕組みと工夫ポイント

この装置では、緑色のレーザーを自動で回転させたり光の形を変化させることで、カラスが光に慣れてしまうのを防いでいます。さらに5分おきにスイッチが入ったり切ったりすることで、効果的にカラスを驚かせ続ける仕組みになっています。カラスの高い適応能力を意識し、慣れさせないようこうした細かな工夫がされているのです。

 

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効果は抜群!カラスの数が激減

この装置を取り付けてからの効果は目を見張るものがありました。取り付けた直後の映像を見る限り、レーザーが点灯するや否やカラスが一斉に逃げ出す様子が捉えられています。今ではカラスが全く牛舎に近づかなくなり、搾乳量も1頭当たり30リットル以上向上。島根県内の18の牧場で導入済みで、効果は実証済みなのです。

 

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今後の展開と可能性

2024年現在、県外への展開も始まったこのレーザー装置。今後は全国各地の酪農家への普及が視野にあるとしています。また野生動物の被害対策として、イノシシやクマへの応用可能性についても期待が高まっています。山陰パナソニックでは現在検証を進めており、被害対策ニーズの高い農家などと協力しながら有効性を評価していく考えだそうです。

 

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まとめ

以上、浜田メイプル牧場のカラス被害をきっかけに開発された、山陰パナソニックのカラス撃退緑レーザー装置をご紹介しました。カラスの習性を利用した画期的なこのシステムは、酪農家をはじめ農家全体の疑似防疫対策として大きな可能性を秘めていると言えそうです。今後もこの技術の応用範囲が広がっていくことに期待したいと思います。

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