2023年11月19日放送の「がっちりマンデー」(TBS)で取り上げられた、ドトールコーヒーの「直火焙煎」によるコーヒーづくりのこだわりをご紹介します。8000万杯売れるドトールの売れ筋メニュー「当たり前のおいしいブレンドコーヒー」の秘密を世界最大級の直火焙煎窯や焙煎技術者の働きから探っていきます。
ドトールの売れ筋コーヒーの秘密
ドトールコーヒーは、コロナ禍で一時落ち込んだ売上も、2年前2021年585億円、2022年666億円、2023年760億円(見込み)の売り上げを記録し回復傾向にある。他のカフェチェーンが紅茶やカフェラテといったドリンクを売り筋商品としている中、ドトールでは圧倒的な支持を集めているのがブレンドコーヒーだ。
8000万杯売れる「当たり前のおいしさ」へのこだわり
ドトールで売れているブレンドコーヒーは、年間でなんと8000万杯以上。国民の3人に2人が1杯ずつ飲むペースだ。しかしドトールが目指しているのは「当たり前のおいしさ」。普通のブレンドコーヒーをとにかくおいしく提供することにこだわっているのだ。
世界最大級の直火焙煎窯で醸し出す風味
ドトールのコーヒーがおいしい理由は、兵庫県加東市の工場で行われている「直火焙煎」にある。世界最大級の直火焙煎窯を使い、コーヒー豆に直接火を当てて焙煎している。直火焙煎はコーヒー豆の芯まで熱が通り、香ばしさと甘みを最大限に引き出せる。
焙煎技術者の繊細な火加減
ただし直火焙煎は難易度が高く、火加減が非常に難しい。ドトール工場ではベテラン技術者が、色や香り、煙の量などを確認しながら豆の焙煎を調整。空気の量を変化させ15分程度で焙煎を完了させる。その結果、美しい光沢と香ばしい香りのコーヒー豆が完成する。
焙煎したて新鮮な豆の配送
工場で直火焙煎されたコーヒー豆は、全国1067店舗すべてに毎日配送される。店舗ではその日焙煎された新鮮な豆をすぐに挽いて提供している。この「焙煎したて」の鮮度の高さが、ドトールのコーヒーの大きな魅力なのだ。
まとめ(ドトールが目指すコーヒーの極意)
ドトールコーヒーが8000万杯も売れる理由は、直火焙煎による香ばしい風味と、焙煎したての鮮度の高さにありました。当たり前のブレンドコーヒーをとにかくおいしく提供し続けることが、同社が大切にしているコーヒー作りの極意なのです。
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