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テレビ番組・情報

【いまからサイエンス】猫の腎臓病を救うAIMとは?「寿命が倍に」

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2026年2月18日放送のBSテレ東「いまからサイエンス」に、猫の腎臓病治療で注目されるAIM医学研究所宮﨑徹所長が出演。AIMとは何か?猫の寿命は延びる?人間にも使えるの?——番組で語られたAIMの仕組みから新薬の発売時期、宮﨑先生の驚きの人生まで、わかりやすくまとめました。


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AIMとは?猫の腎臓病を防ぐ「体のゴミ掃除係」の仕組み

AIMは宮﨑先生が25年以上前に発見した、人間や猫など動物の血液中にあるタンパク質です。役割は「体の中のゴミを掃除する」こと。体内では細胞が日々死んで入れ替わり、その死骸=ゴミが臓器に溜まると炎症を起こします。先生はこれを「山火事の火種」にたとえました。

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AIM医学研究所の宮崎徹所長                              (引用:「いまからサイエンス」より)

通常AIMはIgMという抗体に「シールが台紙にくっつくように」張り付いて血中を流れています。腎臓にゴミが溜まるとAIMがIgMから剥がれてゴミに張り付き、それを目印にマクロファージ(免疫細胞)がゴミを食べて掃除してくれるのです。


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猫のAIMはなぜ働かない?腎臓病の原因とAIM注射の効果

猫もAIMを持っていますが、IgMとの結合が強すぎて剥がれません。シールを持っているのにゴミに貼れない状態です。人間の腎臓病罹患率が8〜9%なのに対し、猫はほぼ全員が腎臓病を発症し、主な死因となっています。

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AIM                                           (引用:「いまからサイエンス」より)

宮﨑先生はIgMから外れた状態のAIMを直接注射する方法を考案。番組で紹介された映像では、注射後3時間でAIMがゴミに張り付き、翌日にはすっかり消えていました。治験では重度の腎臓病の猫にAIM投与後、8割が1年後も元気に生存という画期的な結果が出ています。


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猫のAIM薬はいつ発売?治験完了から承認申請・価格まで

治験は2025年に全て終了し、2026年4月に農林水産省へ承認申請予定です。宮﨑先生の希望は最速で今年中の承認。順調なら2027年早期には動物病院で使える可能性があります。

AIMは1000リットルの培養液からわずか200ccしか精製できない高コストな製法ですが、先生は「飼い主に大きな負担にならない金額に」と述べ、数万円台(10万円未満)を目指しているそうです。


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人間の腎臓病や脂肪肝にもAIMは効く?宮﨑徹が挑む応用研究

もともと人間の医師である宮﨑先生は人間用AIM薬の研究も並行して進めており、最初の目標は進行した腎臓病の透析回避。治験薬は2026年中にほぼ完成予定です。

マウス実験では肥満、脂肪肝、肝臓がん、脳梗塞、緑内障、尿管結石など幅広い疾患で効果が確認済み。老化研究にも着手しています。AIMはもともと体内にある物質で、余分なものは尿から排出されるため副作用もほぼないとのこと。「体の掃除係」というシンプルな原理で多様な病気にアプローチできる点は、医学の常識を変える可能性を秘めていると感じます。


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宮﨑徹の経歴|父親の一言で医学部へ、小澤征爾が変えた人生

宮﨑先生の実家は2027年に創業120周年を迎える薬の卸問屋の老舗。薬学部志望でしたが高校3年の夏、父親に突然「医学部に行け」と言われます。理由は最後まで不明。半年の猛勉強で東大医学部に合格しました。

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世界的指揮者 故・小澤征爾氏                               (引用:「いまからサイエンス」より)

入学後は医学に興味が持てず音楽に没頭。自らオーケストラを結成し指揮者を務め、電話帳で故・小澤征爾氏(2024年逝去)の自宅を調べて直接電話までしています。しかし小澤氏に転身を相談した際の「いいお医者さんになってください」という一言で方向転換。研修医として現場に立ち「治せない病気を治したい」とAIM研究に人生を捧げることになったのです。


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寄付3億円!飼い主たちの善意がAIM新薬開発を支えた

コロナ禍で研究資金が厳しくなった際、その窮状を伝えるWeb記事がバズし、一晩で何千件もの寄付が東大に殺到。最終的に約2万件・合計3億円弱が、わずか1〜2ヶ月で集まりました。小学生のお小遣いから、愛猫を亡くした後も「次の猫のために」と応援する方まで。AIM薬はまさに多くの人々の善意が形になった薬です。


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まとめ

「いまからサイエンス」で紹介されたAIMは、猫の腎臓病を根本から治療し、人間の様々な病気にも応用できる画期的なタンパク質です。猫の薬は2026年4月に承認申請予定、人間用治験薬も年内完成見込みと、実用化は目前です。

宮﨑先生が最後に語った「サイエンスとは芸術である」という言葉が心に残ります。発見を人々に届けて幸せにするまでが科学——かつて指揮者を志した先生らしい金言です。AIM新薬が猫と人間の両方に届く日を楽しみにしています。

※ 本記事は、2026年2月18日放送(BSテレ東)人気番組「いまからサイエンス」を参照しています。
※ 一般社団法人AIM医学研究所の公式サイトはこちら

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