バニラアイスといえば、誰もが一度は食べたことのある定番の味ですよね。でも実は、サタプラ(2024年5月4日放送-TBS系)の「試してランキング バニラアイス」企画が明らかにしたように、メーカーや製法によって大きな味の違いがあるのです。あなたが気づかずに食べていたバニラアイスは、本当に美味しいものだったでしょうか? 本記事では、専門家の評価ポイントと共に、バニラアイスの徹底比較結果をご紹介します。世界最高峰の腕を持つジェラート職人も太鼓判を押した驚きの1位商品とは一体何だったのか。バニラアイスの新たな魅力に出会える記事です。
サタプラ試してランキングバニラアイスの概要と調査ポイント
2024年5月4日に放送されたTBS系の人気番組「サタデープラス」(通称サタプラ)では、ゴールデンウィーク特別企画として「ひたすら試してランキング バニラアイス」が行われました。家庭で手軽に楽しめる定番のバニラアイスを取り上げ、人気の12種類を集めて徹底的に食べ比べを実施。専門家の協力を得ながら、様々な角度から採点を行い、おすすめのバニラアイスランキングを決定しています。
調査では以下の5つのポイントでアイスを評価。
①コストパフォーマンス
②そのままの味
③口どけ
④コーヒーとの相性
⑤トーストとの相性
それぞれのポイントを10点満点で採点し、その合計点からランキングを決めています。
エントリーした人気の12種類のバニラアイス(カップ)は?
今回エントリーした12種類は以下お通りです。(順不同)
・「爽 バニラ」(ロッテ)
・「レディーボーデン ミニカップ バニラ」(ロッテ)
・「明治 エッセル スーパーカップ 超バニラ」(明治)
・「明治 The Premium バニラ」(明治)
・「明治 ファミリア バニラ」(明治)
・「Sof’ 北海道ミルクバニラ」(赤城乳業)
・「SUNAO Special<バニラ>」(江崎グリコ)
・「バニラティエ」(江崎グリコ)
・「CHATERAISE PREMIUM マダガスカルバニラ」(シャトレーゼ)
・「OKOMETO<バニラ>」(森永製菓)
・「MOW バニラ」(森永乳業)
・「よつ葉 北海道アイスクリーム バニラ」(よつ葉乳業)
専門家が解説!美味しいバニラアイスの選び方と評価基準
バニラアイスの美味しさを左右する大きな要因は、乳製品や卵などの素材の質が高いかどうかにあります。今回の企画には石川県の超人気店「MALAGA GELATO」のオーナーシェフ、柴野幸介さんがアドバイザーとして参加。世界大会で優勝経験があり、イタリアジェラート協会から「世界ジェラート騎士」の称号を授かった柴野さんが、美味しいアイスの選び方と評価基準を解説しています。
柴野さんいわく「美味しいアイスには4つのポイントがある」そして「それぞれのポイントをクリアできているかどうかが、アイスの品質を決める」とのこと。
具体的には
①見た目の美しさ
②なめらかな食感
③味と香りのハーモニー
④余韻の心地よさ
の4点です。
特に②の滑らかな口どけは大切で、温度変化に合わせてスムーズに溶けていく流動性が求められます。
ロッテ、明治、グリコ等人気バニラアイス12種類の味と口どけを比較
今回ランキングに挑んだのは、「爽バニラ」や「スーパーカップ」など馴染み深いロングセラー商品から、赤城乳業の「Sof’北海道ミルクバニラ」、江崎グリコの新商品「SUNAO Special<バニラ>」など計12種類。それぞれの味と口どけを比べると、素材の上質さや作り手の拘りによる違いが歴然とわかります。
例えば、ロッテの「レディーボーデン ミニカップ バニラ」は、濃厚でありながらもくどくない上品な味わい。厳選した原料を使い、クセのない素材本来の旨味を実現しています。
一方、明治の「エッセルスーパーカップ超バニラ」はキレのある後味と口溶けの良さが光り、「本当にリッチで濃厚なのにくどさがない」と高評価を得ました。
このように、各メーカーの個性が存分に出ており、プロの柴野さんも「日本のカップアイスはすごいレベルの高さ」と太鼓判を押しています。
世界ジェラート騎士・柴野幸介が選ぶ最高のバニラアイス
プロの目線から見て、市販のバニラアイスで最も高評価を受けたのは江崎グリコの「SUNAO Special<バニラ>」でした。柴野さんは「カップアイスでこれが食べられるのはプロの域。家で手軽にこの味が楽しめるのはすごい」と太鼓判を押しています。
糖質50%オフながら、複数の食物繊維をたっぷり配合したことで密度とコクを実現。「嫌味がなく幸せなバニラの香りがする」と絶賛の声が上がりました。また、コーヒーとの相性でも1位に輝き「イタリアンのデザートとして出されてもおかしくない」とプロの眼からも高評価でした。
サタプラ試してランキングバニラアイス総合1位は?!
全項目の合計点から決定された、サタプラ試してランキングバニラアイスの総合1位は、なんと明治の「エッセルスーパーカップ超バニラ」でした。発売から30年の歴史があるこのロングセラー商品が、見事栄えある1位に輝きました。
すべての評価ポイントで9点以上の高得点を叩き出した「エッセルスーパーカップ超バニラ」。柴野さんは「この牛乳・バニラ・卵のバランスが黄金に近い」と太鼓判を押しています。濃厚でクリーミーながら後味は心地よく、「なかなかこんなエレガントなカップアイスはない」と絶賛の声が上がりました。
100種類を超える試作を重ね、原材料の組み合わせを徹底的にこだわった結果の傑作です。滑らかな口どけと、キレのある上品な味わいで「一口食べれば止まらない」と、スタジオの出演者からも喝采を浴びました。
5位に輝いたのは「MOWバニラ」、4位は「レディーボーデンミニカップバニラ」、3位は「よつ葉北海道アイスクリームバニラ」、そして2位は「SUNAO Special<バニラ>」でした。それぞれに個性と魅力がある人気商品ばかりでしたが、今回は「エッセルスーパーカップ超バニラ」の圧倒的な完成度が光った結果となりました。
順位 | メーカー | 品名 | 価格(税込み)(番組調べ) |
第1位 | 明治 | 明治 エッセル スーパーカップ 超バニラ | 168円 |
第2位 | 江崎グリコ | SUNAO Special<バニラ> | 297円 |
第3位 | よつ葉乳業 | よつ葉 北海道アイスクリーム バニラ | 329円 |
第4位 | ロッテ | レディーボーデン ミニカップ バニラ | 216円 |
第5位 | 森永乳業 | MOW バニラ | 173円 |
まとめ
今回のサタプラ試してランキングでは、家庭で手軽に楽しめるバニラアイスの人気商品12種類を徹底的に比較検証しました。コストパフォーマンスから口どけ、コーヒーやトーストとの相性まで、多角的な視点から採点を行った結果、明治の「エッセルスーパーカップ超バニラ」が総合1位に輝きました。
世界的な腕前を持つジェラート職人の柴野幸介さんからも「牛乳、バニラ、卵のバランスが黄金に近い」と高い評価を受けた同商品。長年の改良を重ねてきた結晶であり、ロングセラーとして愛される理由が分かる一品でした。
素材へのこだわりとメーカーの拘りが光る一方で、値ごろ感もあり家族で気軽に楽しめることから、バニラアイスの定番商品として高い完成度を持つと言えるでしょう。バニラアイスを楽しむ際の一つの指標になったことは間違いありません。
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