スポンサーリンク
ビジネス・儲かる戦略

【がっちりマンデー】OYASAI「プレミアム苗」水耕栽培の儲け方

【がっちりマンデー】OYASAI「プレミアム苗」水耕栽培の儲け方
スポンサーリンク

2026年9月20日放送の「がっちりマンデー!!」で取り上げられた、福岡のOYASAI(おやさい)。水耕栽培ユニットを販売して年商数億円まで伸びた会社ですが、本当の儲かりポイントは「プレミアム苗」にありました。この記事では、國村隼太社長が前の会社を辞めてまで挑んだ新ビジネスの仕組みを、わかりやすく整理してお伝えします。

スポンサーリンク

OYASAI(おやさい)が水耕栽培ユニットで年商数億円|がっちりマンデーが追った2年後

「がっちりマンデー!!」の出張イベント、福岡での開催時に登壇したのが國村隼太さんです。当時のプレゼンは、福岡市の中心部にあるビルの中でレタスなどを水耕栽培し、近くの飲食店などから注文が入ったらその場で収穫して届けるというビジネスでした。野菜を育てる機械を自前で作っている点が評価され、川鍋賞を獲得しています。

國村隼太

OYASAIの國村隼太社長                                    (引用:「がっちりマンデー」より)

それから2年。番組スタッフが福岡の貸しオフィスを訪ねると、いきなり驚きの報告がありました。國村さん、前の会社の代表を退任し、新しい会社を立ち上げていたのです。

新会社の名前はOYASAI。やっていることは、以前と似ているようで決定的に違います。野菜そのものを売るのではなく、野菜を育てるマシンを売る側に回ったのです。

番組によれば、スタートアップでありながら1期目から黒字。今期の年商は数億円ほどで、来期は2桁億円を目指しているとのことでした。方向転換が完全に当たった形です。

スポンサーリンク

「プレミアム苗」とは?ほぼ100%育ち、成長スピードが1.5〜2倍になる苗

番組が「儲かる仕組み」として明かしたのが、國村社長が自社工場で育てている苗です。社内では「プレミアム苗」と呼ばれています。

野菜作りで最も難しく、繊細なのが苗作りだと國村社長は語ります。番組での説明によれば、野菜作りは9割がた苗までの段階で決まってしまう。その時点で野菜の体の性質や、丈夫に育つかどうかがほぼ決まるのだといいます。裏を返せば、苗さえしっかり育てておけば、その後はどこでも育つということです。

國村社長は自社の苗工場で種から苗まで育て、それを導入企業の設備に送って育ててもらう形をとっています。しかもこの苗、ただの苗ではありません。番組によれば、普通は苗を別の場所に移すと半分ほどしか育たないところ、プレミアム苗はほぼ100%に近い確率で成長し、成長スピードも1.5倍から2倍になるとのことでした。

「野菜オタク」と紹介されるほど栽培を研究してきた人が、一番難しい工程だけを自分の手元に残した。この設計が非常に巧みだと思います。

スポンサーリンク

45万円のOYASAI FARMはなぜ売れる?|農業の知識ゼロでも管理がラクな仕組み

OYASAIが販売している水耕栽培ユニットは「OYASAI FARM」という名前で、番組では1台45万円からと紹介されていました。屋内に置ける小型のユニットで、1台から導入できるのが特徴です。

OYASAIファーム

OYASAIファーム                                                (引用:「がっちりマンデー」より)

植物工場といえば、これまでは数千万円規模の設備投資が必要な世界でした。そこを1台単位まで小さくしたことで、「とりあえず試してみる」という選択肢が生まれています。

では、水耕栽培ユニットを作っている会社は他にもあるのに、なぜOYASAIのものが選ばれるのか。番組で導入先として紹介された九州電力グループの担当者は、OYASAI側が非常に簡単な仕組みを構築してくれているため、管理がとてもラクだと話していました。

つまり売っているのは機械そのものではなく、農業の知識がない会社でも野菜を作れる状態なのです。ハードだけを比べれば競合と差がつきにくいところを、運用のしやすさで勝負している。売れている理由はここにあると感じました。

スポンサーリンク

九州電力が本社ビルの地下に野菜工場|元食堂の空きスペースが生産拠点に

番組で最も意外だったのが、導入先です。カメラが入ったのは、九州電力の本社ビルの地下。ずらりと並んだOYASAI FARMが20機導入されていました。運営しているのは、九州電力グループの株式会社Q-CAPです。

電力会社がなぜ野菜を作るのか。背景には制度の後押しがあります。國村社長によれば、今年から農林水産省が水耕栽培や植物工場を始める企業や農家に補助金を出すことになったとのことです。

九州電力側には、もともと食堂だった地下の広い空きスペースがありました。そこに野菜工場を作り、できた野菜をスーパーなどに売るビジネスを始めたというわけです。

遊んでいた空間が、補助金という追い風とセットで収益を生む場所に変わる。都市の中の使われていないスペースを畑にするという國村社長の構想が、大手企業の事情とぴたりと噛み合った例だと言えます。

スポンサーリンク

ザ・リッツ・カールトン福岡のミシュランシェフも唸った「究極のお野菜」

仕組みが良くても、肝心の野菜がおいしくなければ続きません。その点で説得力があったのが、ザ・リッツ・カールトン福岡の事例です。

同ホテルにもOYASAIの野菜ユニットが入っており、育った野菜はレストランの料理に使われています。番組に登場したのは、副総料理長兼Viridis料理長の山中賢二さん。シンガポール時代に8年連続でミシュランの一つ星を獲得した経歴を持つシェフです。その山中さんが、栄養価も高く、究極のお野菜だと評していました。

ザ・リッツ・カールトン福岡の山中賢二副総料理長                                (引用:「がっちりマンデー」より)

一流のホテルで料理に使われるということは、味と品質が業務用の基準を満たしているということです。「手軽に始められる」という側面だけでなく、出口の品質まで担保されている。ここが導入を検討する企業にとって、大きな安心材料になっているはずです。

スポンサーリンク

國村隼太社長が前の会社を退任した理由|川鍋一朗が授けた「会社を分ける」助言

國村社長は1996年福岡生まれ。24歳で水耕栽培事業「GG.SUPPLY」を創業し、自ら野菜を作って売る農家として実績を積んできた人物です。その会社の代表を退任し、2025年4月に新会社OYASAIを設立しました。

この転身の背景には、川鍋会長の助言がありました。

出張イベントで川鍋賞を受賞した國村社長は、その副賞として川鍋会長と1対1で話す機会を得ています。そこで川鍋会長が伝えたのが、会社を分けたほうがいいのではないか、という提案でした。

川鍋会長は自身の経験として、日本交通からアプリ事業を切り出してGOを立ち上げた例を挙げています。事業ごとに性質が違い、短距離走と長距離走のようなものだという説明です。新しいものを作るときは失敗してもいいからやろうという人が向いていて、守りに強い人とはタイプが違う。だから新しいビジネスは、新しいビジネスが好きな人たちがやったほうが成功確率が高まる、という考え方でした。

そして國村社長は、実際に前の会社の代表を退任し、事業を別の人に引き継いで新会社を作りました。助言を聞くだけで終わらせず、自分の立場まで動かしたわけです。この行動の速さこそが、2年で結果が出た最大の理由なのだと思います。

スポンサーリンク

小川嶺が見抜いた儲かる仕組み|「苗を買い続けるモデル」の強さとBtoCという次の一手

スタジオでこのビジネスの本質を言い当てたのが、タイミーの小川嶺代表でした。

小川代表は、以前のビジネスモデルについては競合も多く、そこまで伸びるだろうかと感じていたと正直に語っています。ところが新会社については、儲かる匂いしかしないという評価でした。

その理由が、苗です。ユニットを買った側は45万円を払えば終わりのように見えますが、実際は苗を買い続けることになります。ユニットを買ってしまった以上、使わなければもったいないので、苗の取引はずっと続いていく。設置台数が増えるほど、継続的な売上が積み上がる構造です。川鍋会長も「消耗品だ」と即座に反応していました。

一度売って終わりではなく、売った瞬間から長い取引が始まる。プリンターとインクの関係によく似た、非常に強いモデルです。

さらに小川代表は、その場で次の一手も提案していました。家庭向けに販売してはどうか、という案です。部屋に植物を置きたい人は多く、サポート付きで、しかも少しつまみ食いできるなら置いてもいいと考える人はいるはずだ、と。家庭用の水耕栽培キットは世の中にあるものの、ほとんどの人はまだ持っていない。つまり市場をめくるチャンスはまだ残っている、という読みでした。

國村社長は今後、東京にも拠点を作る計画があるとのこと。ただし本社は福岡のまま変えないと明言していました。

スポンサーリンク

まとめ

今回の「がっちりマンデー!!」で紹介されたOYASAIは、野菜を売る会社から、野菜の作り方を売る会社へ大きく舵を切って成功した例でした。

  • 番組によれば1期目から黒字、今期の年商は数億円、来期は2桁億円を目標
  • OYASAI FARMは1台45万円から、知識ゼロでも管理できる仕組みが強み
  • 九州電力の本社ビル地下に20機導入、補助金の拡充も追い風に
  • ほぼ100%育ち、成長が1.5〜2倍の「プレミアム苗」が継続的な収益源
  • 川鍋会長の「会社を分ける」助言を実行に移したことが転機

機械を売って終わりにせず、一番難しい工程を手元に残す。この設計があるからこそ、売れば売るほど利益が積み上がっていきます。都市の空きスペースが畑に変わる光景は、これからもっと身近になるのかもしれません。

※ 本記事は、2026年9月20日放送(TBS系)の人気番組「がっちりマンデー!!」を参照しています。
※ OYASAIの公式サイトはこちら

スポンサーリンク
スポンサーリンク
シェアする
スポンサーリンク

コメント

error: Content is protected !!
タイトルとURLをコピーしました