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【がっちりマンデー】フッ素(F)が「儲かる元素」の秘密

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スマートフォンや家電製品など身の回りの製品に欠かせない元素「フッ素」。フッ素はいったいなぜそんなに儲かるのでしょうか? 本記事では、2024年2月18日放送(TBS系)の「がっちりマンデー」で儲かる元素として紹介されたフッ素が持つ驚異的な反応性と、そこから生まれる多彩なフッ化物製品の実態に迫ります。フッ化物技術の先に見えてくるのは、限りなく高性能で社会課題解決力の高い製品の数々。フッ素とフッ化物への理解を深めることで、より良い未来への設計図が見えてくるはずです。

 

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フッ素が「がっちり儲かる」理由

フッ素は周期表の元素の中でも反応性が極めて高く、他の様々な元素と結びつきやすい特性があります。この性質を利用して、フッ化物と呼ばれるフッ素化合物が多岐にわたる製品に応用されています。

例えば、フッ化炭素は非常に油となじみにくくなる性質を持っているため、フライパンなどの調理器具のコーティングに利用されています。一方、フッ素と水素の化合物であるフッ酸は、世界で唯一ガラスを溶かすことができる強力な液体です。このフッ酸を使うことで、スマートフォンやテレビの超薄型ガラス基板を作製することが可能となっています。

国内最大手のフッ素メーカー、大阪府堺市のステラケミファ株式会社は、2023年度の売上高が350億円に達するなど、がっちりと儲かっている代表例です。同社によると、フッ素は非常に反応性が高く、他の元素と反応しやすい性質があるため、多様な応用製品を生み出せるとのこと。その結果が売上高の伸びにつながっているようです。

このように、フッ素の持つ強力で多様な反応性を最大限に生かすことで、様々なフッ化物製品が生み出されており、フッ素関連企業の売上高や利益は右肩上がりで推移しているのです。

ステラケミファ株式会社のHPはこちら

 

 

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フッ化物が生み出す最先端製品

フッ素に始まった元素の化学反応はまだまだ人知を超えた可能性を秘めていると言えます。フッ化物の一つとして注目されているのが、フッ化物シャトル電池です。フッ化物シャトル電池の開発を進めているのは、京都大学宇治キャンパス内にある先端イノベーション拠点施設。研究チームのリーダーを務める安部武志教授によると、フッ化物シャトル電池はリチウムを全く使わない次世代型電池で、従来のリチウムイオン電池の2倍以上のエネルギー容量を実現できるそうです。一方で、実用化には100度以上の高温環境が必要となる課題もあるようです。素材メーカー各社はこの壁を乗り越え、夢の電池を早期に商品化したいところでしょう。

この研究開発はNEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)の事業の一環として推進されており、パナソニック本田技研などの日本企業が共同で取り組んでいます。

 

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フッ素研究で切り拓く未来社会

以上の通り、フッ素を核とした革新的な技術はまだまだ数多く眠っていると考えられます。フッ素の反応性と可能性を最大限に引き出すフロンティアの学術研究は、私たちの生活をより良い方向に導いてくれるはずです。

企業とアカデミアが連携してオールジャパンでフッ素研究に取り組む同好の士を増やすことが重要です。2024年の今こそ、フッ素というゲームチェンジャーをにぎりしめ、持続可能で豊かな社会の実現へ力を合わせる好機なのかもしれません。

 

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まとめ

周期表の一角を飾るフッ素は、その強大で多様な反応性から、すでに多くのフッ化物製品を通じ我々の生活を支えています。一方で、まだ開発途上にある革新的フッ化物技術には無限の可能性が秘められていると考えられます。学界と産業界が一丸となってフッ素研究に取り組み、よりよい未来を切り拓いていくことが期待されます。

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