元タカラジェンヌとして活躍した岡部由美(67)が、知人女性から現金2000万円をだまし取った疑いで逮捕されるという事件が起きました。宝塚ファンの間で親しまれていた”元タカラジェンヌ”の知られざる”別の顔”が露わになり、波紋を広げています。宝塚歌劇団OGを冒涜したこの事件の背景と、被害に遭った高齢女性の無念を、本記事で明らかにします。
元タカラジェンヌ岡部由美の知られざる”別の顔”
宝塚歌劇団を夢見て入団し、芸名「宮つかさ」として活躍した岡部由美容疑者。引退後は同団OGが出演するイベントなどを手がける会社「株式会社アレキサンドライト」を2001年に設立し、経営に携わっていました。一見すると、宝塚ファンからも敬われる存在に見えました。
しかし、2024年3月、岡部由美容疑者(67)が知人女性から現金2000万円をだまし取った疑いで逮捕されるという事件が発覚しました。優雅な”元タカラジェンヌ”のイメージとはかけ離れた”別の顔”が浮き彫りになったのです。
宝塚芸名は「宮つかさ」資金繰り悪化で2000万円を詐取
逮捕された岡部由美容疑者は、宝塚歌劇団の元劇団員です。芸名は「宮つかさ」と呼ばれていました。引退後は会社「株式会社アレキサンドライト」の代表を務めていましたが、同社の資金繰りが次第に悪化。2017年7月、借金返済のため、知人女性から現金2000万円をだまし取ったとされています。
具体的な手口は、「5000万円以上の価値がある土地を担保に渡すので金を貸してほしい」などと、実際には土地を所有していないのに嘘の説明をしたとみられています。脅迫などの有無は不明ですが、少なくとも詐欺の疑いが持たれています。
被害者は”宝塚愛好家”20年来の知人女性
だまし取られた現金2000万円の被害に遭ったのは、兵庫県宝塚市に住む70代の女性でした。この女性はいわゆる”タニマチ”と呼ばれる、宝塚歌劇団を親しく支援する熱心なファンの一人でした。岡部容疑者と知り合ったのは実に20年も前のことで、宝塚歌劇団時代からの付き合いがあったとみられています。
素性を知る者からは「岡部さんは宝塚関係者からも慕われている人」との評判がありました。しかし、検挙からは”タニマチ”を裏切る形となってしまいました。長年信頼関係を築いてきただけに、被害女性が受けた精神的ダメージは計り知れません。
岡部由美の会社”アレキサンドライト”の実態は?
岡部由美容疑者が経営していた「株式会社アレキサンドライト」は、宝塚歌劇団OGを起用したイベントの企画運営会社でした。しかし実態は、資金繰りに行き詰まり、運転資金を工面できない状況に陥っていたとされています。
だまし取った2000万円は、この同社の運転資金に充てられたと見られており、宝塚ファンへの裏切り行為は、会社存続のための犯行とも取れます。しかし、これでは宝塚歌劇団OGの雇用にも影響が出るだけに、大きな問題となっていました。
“元宝塚”を盾に高齢者を騙す卑劣な手口
捜査関係者によると、この手口は岡部容疑者が「元宝塚歌劇団員」の立場を利用し、知人女性の信頼を裏切って金を借りたとみられています。しかも被害者が高齢の70代女性だったことから、”年寄り狙い”の犯罪とも言えるでしょう。
当初、被害女性は返済がないことを不審に思っていたものの、岡部容疑者の”元タカラジェンヌ”としての顔を完全に信用していたために、警察への相談に遅れが生じてしまいました。上手く”元宝塚”のイメージを利用しての詐欺で、被害者の高齢女性を錬磨に巻き込んだ手口は極めて卑劣です。
まとめ:宝塚ファンを裏切った元タカラジェンヌの醜態
この事件で明らかになったのは、宝塚歌劇団を夢見て入団し、芸名「宮つかさ」として活躍した岡部由美さんの”別の顔”です。引退後は会社経営に携わっていましたが、資金繰りが悪化すると、20年来の知人である宝塚熱心なファンの女性から現金2000万円をだまし取った卑劣な行為に走ってしまいました。
手口は「土地を担保に金を貸してほしい」などと、実際は土地を持っていないのに嘘の説明をしていました。被害者は宝塚関係者を全面的に信頼していたため、警察への相談が遅れたことも重なり、被害が2000万円と大きな金額に及んでしまいました。
岡部容疑者が2000万円を荒稼ぎして会社に充てたとみられていますが、この裏切り行為は宝塚ファンへの冒涜であり、到底許されるものではありません。逮捕された今、宝塚歌劇団OGの面汚しともなった”元タカラジェンヌ”岡部由美の醜態が改めて浮き彫りになったと言えるでしょう。
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