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【ガイアの夜明け】 シニアの足を守る”三昇交通”の奮闘「父と息子の配車改革」

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「ガイアの夜明け」(2024年4月12日放送-テレビ東京系)で取上げられた、高齢化とドライバー不足に直面したタクシー会社「三昇交通」。無線配車から電脳交通のシステムに切り替え、父と息子が改革に立ち向かいました。震災地域で足を守り続ける三昇交通の取り組みは、業界の未来への希望となるでしょう。サービスを維持しつつ、効率化を実現するその取り組みに注目が集まっています。

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地域に根付く小規模タクシー会社「三昇交通」

茨城県取手市に本拠地を置くタクシー会社「三昇交通」は、地域に密着した小規模企業です。保有台数は8台と決して多くはありませんが、取手市の人口約10万人のまちで、重要な交通インフラを支えています。なかでも、高齢者の移動手段として大きな役割を果たしているのが特徴です。

同社の平均ドライバー年齢は71歳と高齢化が進んでおり、全体で18名の運転手が在籍しています。医療機関への送迎や、免許返納した高齢者の足として、地域になくてはならない存在となっているのです。

 

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高齢化とドライバー不足に直面!父と息子の解決策とは?

しかし、このようなドライバーの高齢化と人手不足に、三昇交通は悩まされていました。長年にわたり配車業務を担ってきた社長の弘志氏(65歳)と、専務の一弘氏(40歳)は、効率化への取り組みを検討することになります。

配車業務は365日休むことなく続き、平均して1日48件もの依頼を受けているため、弘志社長は自宅でも携帯電話とラジオを持ち歩いて対応せざるを得ない状況でした。一方の一弘専務も、日々のシフト管理に頭を悩ませていたといいます。

こうした経営課題に、父と息子は解決策を見出す必要に迫られていたのです。

 

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電脳交通の配車システムを導入、問題解決への道のり

そこで着目したのが、徳島の「電脳交通」(近藤洋祐社長)が提供する配車システムでした。三昇交通の一弘専務が実際に同社を訪れ、システムの機能と効果を確認したところ、ドライバー不足の解消につながると判断。

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電脳交通の近藤洋祐社長と三昇交通の山田一弘専務(右)                                      (引用:「ガイアの夜明け」-テレビ東京系より

父の弘志社長を説得して、2024年4月1日の改正労働法施行に合わせて、同システムの導入を決めることになりました。

 

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新システムの導入で見えてきた課題

しかし、いよいよシステムの切り替えを行った4月1日、思わぬトラブルが発生したのです。

三昇交通の番号にかけてみると、「かかんない、切れちゃった」とドライバーから嘆きの声が上がりました。実は、徳島の電脳交通側でも、三昇交通の電話が一向に転送されてこないトラブルに、スタッフが大慌てしていたのです。

2時間にも及ぶ混乱の末、ようやく通信障害の原因が判明。スムーズな配車業務に移行することができました。

オペレーターとの連携や、ドライバーの操作習熟など、新しいシステムの導入に伴う課題も浮き彫りになりました。

 

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顧客サービスを守りつつ、経営課題にも取り組む

しかし、三昇交通ではこれまで築き上げてきた顧客情報の引き継ぎにも注力。顧客一人ひとりの名前や住所、これまでの要望まで、細かく引き継ぐことで、スムーズな対応を実現しました。

そして、なんと9年ぶりに運転席に立った弘志社長。常連客の反応を見守る中、「生の声と姿を感じられるのが魅力」と語っていました。地域に根ざしたタクシー会社ならではの、きめ細かなサービスの維持にも注力しているのが印象的です。

 

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まとめ:タクシー業界の問題を乗り越え、シニアの足を守り続ける

高齢化やドライバー不足など、タクシー業界が直面する課題は簡単には解決できません。しかし、三昇交通のように地域に根付いた企業が、父と息子で知恵を出し合い、改革に果敢に取り組む姿勢は注目に値するでしょう。

2024年4月から始まった時間外労働の上限規制など、タクシー業界を取り巻く環境は厳しさを増しています。しかし、三昇交通のように、地域の足を守り続けようと奮闘する企業の姿勢には、希望が見えてくるのではないでしょうか。

シニアの移動手段を支え続ける三昇交通の取り組みは、これからも注目に値するはずです。

 

三昇交通の企業情報はこちら

電脳交通のHPはこちら

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