茨城県西部で圧倒的な人気を誇るパン屋チェーン「粉とクリーム」。2025年2月2日放送のTBS系「がっちりマンデー!!」で紹介された同店の年商は10億円近くにも及びます。特に看板商品「メープル切り株」は発売以来、累計460万本という驚異的な売り上げを記録。なぜこれほどまでの人気を集めているのでしょうか?
粉とクリームの切り株パンとは?累計460万本の驚きの実績
「粉とクリーム」(通称:粉クリ)の代名詞として知られる「メープル切り株」は、ふわふわの生地にメープルを混ぜ込んだ特製パンです。30cm×15cmという圧倒的な大きさを誇り、お値段は648円。2003年の発売開始以来、地元茨城県を中心に絶大な支持を集めています。
一般的なパンと比べると、その大きさは一目瞭然。しかし、人気の秘密は単なるサイズだけではありません。噛んだ瞬間にとろけるような柔らかさと、喉越しの良さが特徴で、多くのお客様から「びっくりするほど柔らかい」「フワフワして美味しい」という声が寄せられています。
がっちりマンデー出演!井上誠社長が語る成功の秘訣
同店の代表取締役である井上誠社長は、「しっとりして柔らかいパンが人を幸せにする」という信念のもと、商品開発に取り組んでいます。下妻市に本店を構え、茨城県内に7店舗を展開する地域密着型のチェーン店として、着実に成長を遂げてきました。
店舗の外観は、レンガの煙突を備えた童話のような雰囲気。広々とした駐車場には常に多くの車が並び、店内も連日大勢のお客様で賑わっています。井上社長は「これからがまだまだ」と意欲的で、さらなる成長への期待が高まっています。
フワフワもちもちの秘密!独自の発酵種と6種類の温度管理
粉とクリームの商品が持つ特徴的な食感の秘密は、独自の発酵種にあります。小麦粉や麦芽を混ぜ合わせて発酵させた種に、パンの種類ごとに温度管理された水を加えることで、理想的な食感を実現しています。
特筆すべきは、食パン、メロンパン、惣菜パンなど、6種類のパンそれぞれに最適な水温を研究し、使い分けている点です。毎日手間をかけて発酵種を作り、徹底した品質管理を行うことで、独特のフワフワ食感を生み出しているのです。
なぜ大きい?粉とクリームのパンがでかい理由と人気商品
看板商品のメープル切り株以外にも、豊富な品揃えが特徴です。22cmものチョコレートコーティングを施した「チョコホイップコッペ(280円)」、25cmの「あみパンコーン(302円)」、40cmを超えるウィンナーが入った「長ーいウィンナー棒(324円)」など、どの商品も特大サイズが特徴です。
これらの商品が支持される理由は、単なる大きさだけでなく、品質の高さにあります。毎日複数回の焼き上げを行うことで、常に新鮮な商品を提供できる体制を整えています。
茨城県民に愛される理由!独特の「配る風習」と地域文化
茨城県西部地区では、独特の購買習慣が根付いています。多くのお客様が6,000円分など大量購入し、近所の方々や取引先へのおすそ分けとして活用しているのです。中には軽トラックの荷台いっぱいに積んで帰る方や、48個まとめ買いする企業のお客様も。
この「配る文化」は、地域に深く根付いた風習となっており、粉とクリームの商品は手土産やプレゼントとして重宝されています。大きくて柔らかいパンは贈り物として喜ばれやすく、この文化が売り上げを支える要因の一つとなっています。
まとめ:粉とクリームが27億円売り上げる理由と今後の展望
粉とクリームの成功は、以下の要因が組み合わさった結果と言えます。
・独自の発酵種による特徴的な食感
・徹底した温度管理と品質へのこだわり
・地域の「配る文化」との相性の良さ
・充実した品揃えと適正な価格設定
井上誠社長の「しっとりして柔らかいパンで人を幸せにする」という理念のもと、地域に愛され続ける店舗として、今後もさらなる成長が期待されています。茨城県西部の食文化を代表するチェーン店として、その存在感はますます高まっていくことでしょう。
※本記事は、2025年2月2日放送のTBS系「がっちりマンデー!!」を参照しています。
【追悼のお知らせ】
本放送に出演されていた経済アナリストの森永卓郎さんが、2025年1月28日にご逝去されました。本記事で参照した2月2日放送回は、森永さんが1月24日にTBS赤坂スタジオで収録されたものでした。森永さんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。
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