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テレビ番組・情報

【カンブリア宮殿】古野電気の魚群探知機「世界シェア49%」の秘密

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2026年1月29日放送のカンブリア宮殿に登場した古野電気をご存じですか?魚群探知機で世界シェア49%を誇り、「見えないものを見る技術」で漁業と海運を支える知られざるトップ企業です。この記事では、古野電気の強さの秘密から古野幸男社長の経歴、話題の「現場種技」まで、番組内容を詳しく解説します。海を支える技術の全貌がわかります。


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古野電気とは?魚群探知機で世界シェア49%を誇る船舶機器メーカー

古野電気は、兵庫県西宮市に本社を置く船舶用電子機器の総合メーカーです。従業員は約3,368人、年間売上高は1,269億円(2025年2月期)を誇ります。

この会社の最大の特徴は、漁業向け電子機器で世界シェア49%という圧倒的なポジションを確保していること。魚群探知機をはじめ、ソナー、レーダー、GPSなど、海を走る船に欠かせない機器を幅広く手がけています。

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魚群探知機                                     (引用:「カンブリア宮殿」より)

1948年、古野電気は世界で初めて魚群探知機の実用化に成功しました。それまで漁師の「勘と経験」に頼っていた漁業の世界に、科学の力で革命をもたらしたのです。番組内で漁師の髙須隆太郎さんが「これがなくなったら何も獲れない。自分たちの命みたいなもん」と語っていたのが印象的でした。

創業の地は長崎県口之津町(現・南島原市)。創業者の古野清孝・清賢兄弟は、もともとラジオの修理と漁船の電気工事を営んでいました。戦後、海軍の放出物資にあった音響測深機をヒントに、「船と海底の間にいる魚も探知できるのでは」というアイデアを思いつき、約1年かけて魚群探知機を完成させたそうです。

個人的に驚いたのは、この技術があったからこそ「旬の魚が食卓に並ぶ当たり前の光景」が実現しているという事実です。普段何気なく食べている魚の背景に、こうした技術があったとは知りませんでした。


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古野電気の「見えないものを見る技術」魚群探知機の進化が凄い

番組で紹介された最新の魚群探知機は、もはや「探知」の域を超えています。

従来の魚群探知機は、超音波を船底から発射し、魚や海底からの反射で「そこに何かがいる」ことを示すものでした。しかし最新版では、魚の数、体長、さらには魚の種類まで判別できるようになっています。

開発部の西山義浩さんによると、周波数の異なる超音波を同時に発射し、浮袋のある魚とない魚の反射特性の違いを利用しているとのこと。たとえば「サバの可能性30%、ニシンの可能性88%」といった形で、魚種の判別まで可能になっているのです。

この技術は水産資源の保護にも大きく貢献しています。小池栄子さんが番組内で指摘していたように、「大きな魚だけ獲って小さい魚は獲らない」という選択的な漁が可能になるわけです。乱獲が問題視される現代において、これは非常に重要な技術だと感じました。

また、古野電気とシマノが共同開発した「探見丸」という一般向けのコンパクト魚群探知機も紹介されていました。釣り船の魚群探知機から無線で情報を受信し、釣り客も同じ精度の情報を手元で確認できるという優れものです。

さらに、1985年の戦艦大和発見にも古野電気の海底探索装置が貢献していたという話には驚きました。「見えないものを見る技術」が歴史的発見にも役立っていたのです。


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古野幸男社長の経歴|帝人から古野電気へ転身した背景

古野電気の社長・古野幸男氏は1948年2月生まれの77歳。東京都出身で、一橋大学社会学部を卒業後、1971年に繊維メーカーの帝人に入社しました。

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古野電機の古野幸男社長                                (引用:「カンブリア宮殿」より)

帝人では営業職として働いていましたが、創業者の次女と結婚したことがきっかけで、1984年に古野電気へ転籍します。しかし、異業種から来た古野社長には、すぐにできる仕事がなかったそうです。

そこで古野社長がとった行動が印象的でした。資料室に通い、電子機器の参考書から魚の料理本まで、あらゆる本を読み漁ったのです。特に役立ったのが有価証券報告書で、過去20年分を読み込み、3年がかりで会社の全体像を把握していったといいます。

村上龍さんが編集後記で「今では、船舶の自動運転など、何を聞いても明確に答える。勉強家なのだ」と評していたのが納得できるエピソードです。

1990年代には国内漁獲量の大幅減少により、漁師が船舶機器を買い控え、1993年には上場以来初の赤字に転落。この危機を経験した古野社長は、顧客の幅を広げなければ生き残れないと痛感し、タンカーや貨物船などの商船市場への進出を決断します。商船の航行やレーダー機器を一括管理するシステムを開発し、見事に業績を回復させました。

2007年に社長就任後、翌年には当時の過去最高売上を達成。経営危機を乗り越えた経験が、現在の古野電気の多角的な事業展開につながっているのでしょう。


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「現場種技」とは?古野電気を支える浜営業の強み

古野電気には創業時から大切にしている言葉があります。それが「現場種技(げんばしゅぎ)」です。

「現場にいろんな技術や商品のアイデアの種がある」という意味で、お客様のところに行って初めていい商品が生まれてくるという考え方です。古野社長は「常に現場のことを大事にして仕事しなきゃいけない」と語っていました。

この理念を体現しているのが「浜営業」です。古野電気は全国に200以上の営業拠点を持ち、商品の販売からアフターサービスまでを各営業所が担当しています。

番組では、千葉県銚子の営業所から房総半島南部の船形漁港まで2時間かけて駆けつける営業担当・杉本将隆さんの姿が映されていました。漁師からの「ソナーの画面表示を調整してほしい」という細かい依頼にも、すぐに対応するのです。

印象的だったのは、杉本さんがメンテナンス作業の横で漁師と何気ない会話をしている場面です。「今どんな魚を獲っているのか」「感度設定は変えているのか」といったやり取りから、商品開発のアイデアや改良点を拾い上げていきます。そして車に戻ると、すぐにパソコンで情報を社内共有する。これが古野電気の「現場種技」の真髄なのです。

能登町で定置網漁を営む中田洋助さんは、古野電気の「漁視ネット」の開発にも協力していました。「携帯で見たい」という要望を出し、パソコンでしか見られなかった網の情報をスマホでも確認できるよう提案したそうです。

古野社長は「文句言われることが一番聞くこと」「嫌でも行く」と語っていました。クレーム対応を避けるのではなく、そこにこそヒントがあると考える姿勢。これが大手メーカーとの差別化につながっているのだと感じました。


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古野電気は海以外でも活躍!ETC車載器やフロービスとは

古野電気の技術は、海だけでなく陸上でも活躍しています。

その代表例がETC車載器です。船舶用レーダーの開発で培った電波技術を陸でも活用しようと、2003年から販売を開始しました。都内のカー用品店でも古野電気のETC車載器が並んでいるそうです。

さらに注目なのが「フロービス」という製品。ETC車載器とカメラを組み合わせて、車両を検知・識別する装置です。

番組で紹介されていた茨城県坂東市のレンゴー利根川事業所では、工場拡大に伴いトラックの待機場所と作業場所が離れてしまう問題が発生。フロービスを導入することで、待機場所に到着したトラックを自動で検知し、作業場所が空くと電光掲示板に案内を表示する仕組みを実現しました。

担当者の西本竜也さんは「必要最低限の人数で運転ができるようになった」とメリットを語っていました。物流業界の人手不足が深刻化する中、こうした技術の需要はますます高まりそうです。

海洋冒険家の堀江謙一さんも古野電気の製品を愛用しています。2022年に83歳で世界最高齢のヨット単独無寄港太平洋横断を達成した際、古野電気のGPSが航海をサポートしました。堀江さんは「常に最先端を行っているだけでなく、信頼性もある。絶対壊れない」と評価していました。

海で培った技術が陸でも活きる。この「アレンジャー」としての強みが、古野電気の事業領域を広げているのです。


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無人運航船プロジェクトにも参画!古野電気の未来戦略

船の業界でも人手不足は深刻な問題です。内航海運の船員の半数以上が50歳以上という現状があります。

この課題解決に向けて、古野電気は日本財団が推進する無人運航船プロジェクト「MEGURI2040」に第1ステージから参画しています。2040年までに国内を走る船舶の50%を無人運航化するという壮大な目標に向け、自律航行システムと陸上支援センターの開発を担当しています。

番組では、古野電気本社内に開設された無人運航船の支援センターが紹介されていました。運航中の船の位置や速力、気象データを衛星通信でキャッチし、安全なルートや燃費の良いルートを伝えるシステムを開発中とのことです。

そして2026年1月20日、プロジェクトの実証船である離島航路旅客船「おりんぴあどりーむせと」が、自動運転レベル4相当の機能を活用した商用運航を世界で初めて開始するという発表がありました。古野電気の開発した自律航行システムが搭載されています。

古野社長は「船は資産価値がすごい。万が一事故が起きた時の損失は桁違い。そういう中で我々の技術力を十分発揮して、このプロジェクトに貢献していきたい」と語っていました。

スタートアップの台頭など競争が激しくなる中、古野社長は「商品以外のサービス、トラブル対応が欠かせない」「販売サービスネットワークの強みでキャッチアップできる」と自信を見せていました。長年培った信頼関係こそが、古野電気の最大の武器なのでしょう。


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まとめ

2026年1月29日放送のカンブリア宮殿で特集された古野電気。1948年に世界初の魚群探知機を実用化して以来、「見えないものを見る技術」で漁業と海運を支え続けてきた知られざるトップ企業でした。

漁業向け電子機器で世界シェア49%という圧倒的な強さの背景には、「現場種技」という理念と「浜営業」による顧客密着のスタイルがありました。古野幸男社長が有価証券報告書を20年分読み込んで会社を理解したというエピソードからも、地道な努力を惜しまない企業文化が伝わってきます。

海だけでなく、ETC車載器やフロービスで陸上にも進出し、さらには無人運航船という未来の技術開発にも挑戦している古野電気。普段意識することは少ないかもしれませんが、私たちの食卓や物流を陰で支えている「黒子企業」の存在を知る、貴重な番組でした。

※ 本記事は、2026年1月29日放送(テレビ東京系)の人気番組「カンブリア宮殿」を参照しています。
※ 古野電機株式会社の公式サイトはこちら

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