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【がっちりマンデー】日本農業のりんご革命!「収穫量3倍」の新しい作り方

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2025年11月16日放送の「がっちりマンデー!!」で特集された株式会社日本農業。青森発のりんごベンチャー企業が、従来の常識を覆す新しい作り方で業界に革命を起こしています。この記事では、収穫量3倍を実現する高密植栽培や、3億円の選別機「グリーファ」、そして農家の負担を劇的に減らす「フルぶっこみ」サービスまで、日本農業の儲かる仕組みを徹底解説します。


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日本農業とは?青森発・売上60億円のりんごベンチャー企業

青森県弘前市に本拠を置く株式会社日本農業は、りんご作りのトータルプロデュースで年間約60億円を売り上げる注目のベンチャー企業です。2025年11月16日放送の「がっちりマンデー!!」で取り上げられ、その革新的なビジネスモデルが話題となりました。

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(株)日本農業の松本康平本部長                                   (引用:「がっちりマンデー」より)

この会社の最大の特徴は、りんごの栽培から収穫、選別、販売まで一貫して手がける「トータルで儲ける」体制にあります。執行役員の松本康平本部長によれば、単に果物を作って売るだけでなく、りんご作りの常識そのものを見直し、効率化を徹底的に追求しているのが強みだといいます。

特筆すべきは、CEOの内藤祥平氏の経歴です。世界的な外資系コンサルティングファーム「マッキンゼー」出身という異色の経歴を持ち、その戦略的思考で果物ビジネスの常識に次々と切り込んでいます。農業という伝統的な産業に、最先端のビジネス戦略を持ち込んだことが、日本農業の急成長を支えているのです。

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(株)日本農業の内藤祥平CEO                                  (引用:「がっちりマンデー」より)

日本の果物輸出額が過去最高の354億円を記録する中、日本農業のような新しいプレイヤーの登場は、日本の農業全体の可能性を大きく広げていると言えるでしょう。


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高密植栽培で収穫量3倍!りんご作りの新しい作り方

日本農業が導入している「高密植栽培」は、イタリア発祥の革新的な栽培方法です。農業開発事業本部の生産部長・橋口大真さんが案内するりんご畑に足を踏み入れると、一般的なりんご畑とは全く異なる光景が広がります。

通常のりんごの木は大きく枝を広げて育ちますが、高密植栽培では支柱をつけてまっすぐ上に伸ばします。さらに驚くべきは、木と木の間隔がわずか80センチという密集度です。これにより、同じ面積の土地に従来の何倍もの木を植えることができるのです。

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(株)日本農業 農業開発事業本部の橋口大真生産部長                      (引用:「がっちりマンデー」より)

橋口生産部長によれば、この栽培方法により「収穫量が3倍になる」とのこと。しかも、りんごの美味しさは従来の栽培方法と変わりません。確かに初期投資として支柱などの設備費用が通常より多くかかりますが、約8年から9年で回収できる計算になっており、それ以降は収穫量3倍の恩恵を受け続けられるという、極めて合理的な投資なのです。

この新しい作り方の本質は、限られた農地を最大限に活用し、生産性を飛躍的に向上させる点にあります。日本の農業が直面する農地の限界や人手不足という課題に対する、一つの明確な答えを示していると言えるでしょう。


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グリーファとは?3億円の選別機が実現する「フルぶっこみ」サービス

日本農業の倉庫に鎮座する全長50メートルの巨大メカ「グリーファ」。お値段なんと約3億円のこの選別機こそが、同社のビジネスモデルを支える秘密兵器です。

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(株)日本農業の巨大選別機「グリーファ」                              (引用:「がっちりマンデー」より)

果物業界では従来、収穫後に一つ一つのりんごを大きさ、色、傷の有無で仕分けする作業が必要でした。この作業は毎日数時間を要する極めて労働集約的なもので、多くの農家にとって大きな負担となっていました。

ところがグリーファは、1秒間に8個のスピードで、25種類・35ブースに自動で仕分けることができます。以前の3倍のスピードで選別できるこの技術により、日本農業は画期的なサービスを生み出しました。それが「フルぶっこみ」です。

このユニークな名称のサービスは、契約農家が収穫したままの状態でりんごを持ち込めば、日本農業が選別から販売まで一括で請け負うというもの。松本本部長の言葉を借りれば、「農家さんが収穫したままでりんごを出せる」サービスなのです。

実際に利用している「ちかげの林檎園」の園主・石岡千景さんは「めちゃくちゃ楽。1回やったら、やめられないくらい楽です。戻れないかもしれない」と笑顔で語ります。このサービスをきっかけに、日本農業と契約する農家が増えているのも納得です。

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ちかげ農園の石岡千景さん                                 (引用:「がっちりマンデー」より)

3億円という巨額投資を回収できるのは、このグリーファが単なる自社用設備ではなく、地域全体の農家を支えるインフラとして機能しているからです。これは、地域農業の活性化にも大きく貢献する、極めて戦略的なビジネスモデルと言えるでしょう。


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葉とらずりんご「葉乃果」とは?糖度が1度高い新ブランド

日本農業のもう一つの革新が「葉とらずりんご」です。ブランド名は「葉乃果」。この名前には、葉の果実という意味が込められています。

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葉取らずりんご「葉乃果」                                  (引用:「がっちりマンデー」より)

通常、赤いりんごを作るためには、りんごの周りの葉を摘み取る「葉摘み」という作業が行われます。これにより、太陽光が均一に当たって、見た目の美しい真っ赤なりんごになるのです。一方、葉とらずりんごは文字通り葉を取らずに育てるため、葉の形が表面に残り、色もまだらになります。

しかし、味は別格です。番組の試食でも、加藤浩次さんが「これうまいわ」「皮の間のとこめちゃ甘いですね」と絶賛し、経済ジャーナリストの後藤達也さんも「思った以上にジューシーですね」と驚きの声を上げました。大沢あかねさんも「みずみずしい」と高評価です。

日本農業の社員によれば、糖度で平均1度ほど葉とらずの方が高く計測されるとのこと。これは、葉が吸収した栄養や甘みの成分をりんごに蓄えられるためです。つまり、見た目は劣るかもしれませんが、味では勝っているのです。

しかも、葉を採らなくて良いため作業効率も大幅に向上します。見た目よりも味で勝負するこのブランド戦略により、葉乃果は同じ価格帯で販売でき、年間約15億円もの売上を生み出しています。コストは下がり、儲けは上がる。まさに一石二鳥のビジネスモデルです。

石岡千景さんは、この葉とらずりんごを始めたことで「60でやめようと思ってたんですけど、80くらいまでいこうかな」と語っています。高齢化が進む農業界にとって、作業負担を減らしながら収益を確保できるこの方法は、まさに希望の光と言えるのではないでしょうか。


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まとめ:日本農業が示す日本の果物ビジネスの未来

株式会社日本農業の取り組みは、日本の果物ビジネス、そして農業全体の未来を示唆する重要なモデルケースです。

高密植栽培による生産性の3倍増、グリーファによる選別作業の効率化と「フルぶっこみ」サービス、そして葉とらずりんご「葉乃果」のブランド化。これらすべてに共通するのは、従来の常識にとらわれず、効率化と高品質化を同時に追求する姿勢です。

特に注目すべきは、自社だけでなく契約農家も含めた地域全体の生産性を向上させている点です。経済ジャーナリストの後藤達也さんが番組で指摘したように、農家の高齢化は今後5年、10年でさらに深刻化します。大きな資本を持つ企業が中核となり、小規模農家も参加できる仕組みを作ることは、日本の農業全体にとって極めて重要です。

日本の果物輸出額が過去最高の354億円を記録する中、日本農業のような革新的な企業の存在は、世界市場でも戦える日本の果物産業の基盤を築いていると言えるでしょう。マッキンゼー出身のCEO・内藤祥平氏が持ち込んだビジネス視点と、青森の伝統的なりんご作りの技術が融合することで、新しい時代の農業のあり方が見えてきます。

「がっちりマンデー!!」で紹介された日本農業の取り組みは、単なる一企業の成功物語ではありません。それは、日本の農業が持つ潜在力と、イノベーションによって切り拓かれる明るい未来の姿なのです。

※ 本記事は、2025年11月16日放送(TBS系)の人気番組「がっちりマンデー!!」を参照しています。
※ 株式会社日本農業の公式サイトはこちら

 

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