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【がっちりマンデー】貨物運搬の最新事情「JR貨物」東京貨物ターミナル駅に迫る

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物流の混乱に悩まされていませんか?この記事では、「がっちりマンデー!」(2024年5月19日放送-TBS系)で紹介された、JR貨物の先進的な取り組みとその拠点「東京貨物ターミナル駅」の実態を詳しく解説します。巨大な駅の規模とスマートな輸送体制に驚きを覚えるはずです。機関車の極秘運転術や効率的な積替え作業なども明らかに。読み進めれば、日本の物流の最前線を垣間見ることができます。

 

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JR貨物が運ぶ貨物量と売上は?「東京貨物ターミナル駅」の規模に驚き

JR貨物は2022年度に1,876億円もの売上を上げている国内有数の貨物輸送会社です。その秘密は何と年間で2,660万トンもの貨物を運んでいることにあります。これほどの大量の貨物を運ぶ拠点となっているのが、東京都品川区にある「東京貨物ターミナル駅」です。

この駅は、日本一広い規模を誇る貨物ターミナル駅です。全長は東京ドーム16個分にも及ぶ驚異的な3.6kmにもなります。しかし、この巨大な貨物駅は一般の人々からは存在すら知られていないほど目立たない場所に位置しています。

その理由は、川崎から海底トンネルを通り羽田空港の下をくぐって6.5kmもの距離を地下を潜ってやってくる必要があるためです。また、首都高速湾岸線と東京湾の間という、一般人がほとんど行かないような場所にあるのも理由のひとつです。

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東京貨物ターミナル駅(引用:「がっちりマンデー!」より)

しかし、この見えない場所に東京貨物ターミナル駅が設置された理由には重要な意味があります。周辺に東京港や羽田空港、首都高速や環状7号線といった陸海空の主要交通路があり、モノの行き来に最適な場所だからこそ、ここに日本最大の貨物ターミナル駅が作られたのです。

 

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長距離輸送を支える”桃太郎”と”金太郎”の貨物機関車の秘密

東京貨物ターミナル駅で活躍する貨物機関車には、大きな役割が2つあります。ひとつは大量の貨物を引っ張ることです。「桃太郎」の愛称で親しまれる最新の貨物機関車なら、たった1台で最大1万トン、つまり10トントラックの65台分もの荷物を引っ張ることができます。

もうひとつの役割は、長距離輸送です。「金太郎」と呼ばれる5,400馬力の怪力機関車は、この役割を担っています。雪国の東北地方から首都圏までの長距離輸送をスムーズにこなしています。寒さに強い金太郎は、遠方の貨物を確実に運んでくれます。

しかし、後方に大量の貨物を従えた状態で走ること自体に大きな難しさがあります。松永卓也さんという運転士は「貨物列車は後ろに重たい荷物を運ぶので荷物の衝動がないような運転をしています」と話します。

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JR貨物 運転士の松永卓也さん                         (引用:「がっちりマンデー!」より)

そのため、先頭の機関車1台だけで500mもの列車を引っ張る際には、スムーズで衝撃のない運転が何より重要になります。一般的な列車の運転ノッチが5つであるのに対し、貨物機関車のそれは18もあり、きめ細やかな調整が可能です。勾配やカーブに合わせて、慎重にノッチを操作し、ゆっくりと加速と減速を繰り返しながら運転するのが貨物機関車運転の鉄則なのです。

 

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貨物列車運転の極意は”ノッチ”と”1キロ先からブレーキ”!?

前の見出しでも述べましたが、貨物機関車の運転では「ノッチ」と呼ばれるレバーの使い方が何より重要となります。一般列車の運転では5つしかないノッチが、貨物列車では18もの多さがあります。これにより、細かな調整が可能になり、スムーズで衝撃のない運転を実現できるのです。

衝撃を抑えるためには、ノッチ操作以外にも工夫が必要です。例えば、ブレーキをかける場合には「1キロ先からブレーキをゆっくりとかける」のがコツだといいます。急ブレーキを踏めば後続の貨車への衝撃が大きくなるため、長らく前から緩やかにブレーキをかけていく必要があるのです。

それ以外にも、カーブの手前や下り坂で事前に減速するなど、路線の特性に合わせた対応をとっていきます。勾配によっては、あえてブレーキを使わず、機関車の力だけで減速していくテクニックもあるそうです。このように、ノッチ調整だけでなく、細かな運転テクニックの積み重ねが、貨物機関車の極意なのです。

荷物に衝撃を与えずに確実に輸送するためには、前述の「ノッチ」や「1キロ先からブレーキ」といった基本的な運転方法だけでなく、路線の特性を熟知し、無駄のない運転を心がけることが重要なのがよくわかります。

 

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GPSで効率的な貨物積み替え!トラックとの連携が鍵

貨物機関車で運ばれた貨物は、最終的にトラックに積み替えられ、各地へと配送されます。この積み替え作業を円滑に行うため、JR貨物では高度なシステムを導入しています。

具体的には、機関車にGPSを設置し、トラック運転手に貨物列車の所在地と到着予想時間を専用アプリで知らせています。これにより、運転手は時間を無駄にすることなく、効率よく駅に到着することができます。

実際、番組で紹介されていた積み替え現場では、47個もの10トンコンテナが次々と荷台に積み替えられていきました。フォークリフトで機敏に作業を行い、わずか1分程度で一つのコンテナの積み替え作業が完了していました。

トラック運転手の方が笑顔で話していたのが印象的でした。「JR貨物の取り組みのおかげで、拘束時間が大幅に短縮されており、大変助かっている」と仰っていました。

このように、鉄道と陸上輸送の効率的な連携により、輸送の生産性が大きく向上しているのです。高度なシステムを有効活用しながら、物流の最適化を図ることが、JR貨物の革新的な取り組みなのですね。

 

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日本一広い”東京貨物ターミナル駅”のユニーク設計に注目

3.6kmという圧倒的な長さを持つ東京貨物ターミナル駅は、日本一広い規模を誇る貨物ターミナル駅です。しかし、その巨大な規模だけでなく、合理的な設計にも注目が集まります。

例えば、駅の地面はかまぼこ型の形状をしており、真ん中が一番高くなっているのだそうです。この設計により、雨が降った際に水が自然と流れ、水たまりができにくくなっています。

提坂拓哉駅長は「近くに東京港、羽田空港、首都高速や環状7号線といった主要な道路がある」と語ります。確かに、東京の陸海空の交通の要所に位置しており、モノの行き来に最適な立地条件が整っていることがわかります。

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東京貨物ターミナル駅の提坂拓哉駅長            (引用:「がっちりマンデー!」より)

日本一広い規模を持ちながら、機能性とアクセスのよさを両立させた、合理的な設計が施された東京貨物ターミナル駅。まさにJR貨物の先進的な物流体制を体現する拠点なのです。

 

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まとめ:JR貨物の先進的貨物輸送体制に革命的進化を実感

JR貨物の最新の取り組みを詳しく解説してきました。長年にわたり目に見えない存在だった貨物輸送の現場を、今回は垣間見ることができました。

年間2,660万トンもの貨物を運ぶJR貨物の心臓部が、東京貨物ターミナル駅だったのです。この巨大な拠点では、最新鋭の貨物機関車「桃太郎」や「金太郎」が活躍し、細かなノッチ調整と的確なブレーキ操作によって、スムーズな長距離輸送を実現していました。

さらに、GPSを活用した効率的な積み替え作業や、合理的な駅設計など、あらゆる面で革新的な物流体制が整備されていることに驚かされます。

日々の生活に欠かせない物資を確実に届ける。そんな当たり前のことを、どれほどの工夫と努力が重ねられているのか、今回の取材を通じて実感することができました。これからも日本の物流を しっかりと支える、JR貨物の先進的な取り組みに、より一層の期待が高まります。

「JR貨物」のHPはこちら

 

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