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時事

今年の漢字が「税」に!増税論議が常に話題に【なぜ2回目?】

kotosinokannji -zei
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今年の漢字に「税」が選ばれた理由を探っていきたいと思います。実は過去にも同様のケースがあるのですが、税にまつわる話題が世間を賑わせている年に共通するのが「税」なのです。定額減税制度といった国民生活に関わる税制改正が、漢字の選考に影響を与えたのでしょう。税の重要性を改めて実感させられる1年となりました。

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今年の漢字が「税」に決定した理由

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2023年 今年の漢字「税」

日本漢字能力検定協会によりますと、2023年を象徴する漢字として「税」が選ばれた大きな理由は、一年を通じて消費増税をめぐる議論が活発だったことです。総額で4兆円規模という定額減税制度の導入や、インボイス制度の施行など、税制度をとりまく動向が変化し、国民の関心が高まりました。漢字文化に親しんでいる人も含め、幅広い人々が税にまつわる話題に触れる機会が多かったことが、「税」の選出の大きな要因とされています。

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増税議論が活発だったこと

岸田文雄現総理は2025年10月増税を表明しましたが、新型コロナウイルスやウクライナ情勢を理由に先送りする可能性も取り沙汰されるなど、増税の行方は不透明な状況が続きました。この増税を巡る議論がマスコミで大々的に報じられたことが、国民の関心を集める結果となりました。

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定額減税制度が注目されたこと

2023年は、所得に対して一定額を減税する定額減税制度が導入されました。人によって減税額は異なりますが、給与所得者の場合は上限で6万3100円の減税効果があるこの制度は、消費増税に伴う家計への影響を緩和する狙いがあります。定額減税は手続き不要で国民生活に直結することから、増税ほどの関心は集まりませんでしたが、一定の話題性があったと言えます。

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新しい税制度の導入が影響したこと

2023年10月から全面施行となったインボイス制度では、事業者間の商品売買取引に課税票を導入することで、税務処理の適正化が図られます。消費税の増税とあわせて進められたこの制度は事業者に大きな影響を与え、国民の関心を引きつけました。ふるさと納税を巡る動向なども税制度全般の変化を印象付け、「税」が漢字シーンでクローズアップされる結果を招いたと考えられます。

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過去にも「税」が選ばれたことがあるのか?

日本漢字能力検定協会の発表によると、「今年の漢字」で「税」が選出されるのは、2014年に次いで2回目だそうです。2014年は消費増税実施の年であり、同様に税制をめぐる環境変化が世相を反映した形となっています。漢字を通じて時代性を感じ取る観点からすると、税制のあり方という国家的課題が浮き彫りとなった年に共通しているといえそうです。

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他の候補だった漢字トップ20

応募総数は約14万7800票におよび、そのうち「税」への投票は全体の4%強にあたる約6000票でした。2位の「暑」は4000票を超え、「戦」「虎」「勝」といった漢字も3000票前後を集めました。8位までは2000票以上の字が並び、上位にラインナップされた漢字からも2023年の世相をうかがい知ることができます。東京五輪などで活躍した競技名の漢字、記録的な猛暑を示す「暑」、日本プロ野球で16年ぶりのリーグ優勝を果たした阪神タイガースの「虎」など、激動の1年を漢字レベルで振り返ることができます。

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まとめ

定額減税やインボイス制度といった税制全体をめぐる動向が「税」の漢字を選出する結果となりました。増税実施の是非を含め、税のあり方そのものが問われた2023年の世相が、漢字の投票に如実に表れた形です。過去にも増税に関連した2014年に「税」は選ばれており、漢字は時代の変化を端的に示すインディケーターとなっていることがうかがえます。国民生活と直結する税は今後も議論を呼び、漢字の候補に挙がる機会が少なくないかもしれません。

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