ドジャース大谷翔平選手の専属通訳を長年務めてきた水原一平氏が、違法賭博への嗜癖から巨額の借金を抱え、窃盗容疑で解雇される事態となりました。本記事では、水原氏が大谷選手の資金からいつ、どのように、どれくらいの金額を着服したのか、その詳細な経緯と背景をご紹介します。さらに、この一件が大谷選手や球界に与える影響についても解説していきますので、気になる点を全て解消できるでしょう。水原氏の不祥事の深刻さとともに、大谷選手を取り巻く厳しい環境変化の実情に、ついに迫ることができます。
水原一平通訳が違法賭博の巨額借金で大谷翔平の資金を着服か
2024年3月に入り、米国のロサンゼルス・ドジャースに所属する大谷翔平投手を長年サポートしてきた水原一平通訳が、解雇される騒動に巻き込まれました。米メディアの報道によると、水原氏は違法なスポーツ賭博に熱中し、莫大な借金を抱えていたとされています。そして、その借金返済のために大谷選手の銀行口座から計450万ドル(約6億8000万円)を着服し、違法ブックメーカーに送金したと指摘されているのです。
ドジャースが通訳の水原一平を解雇 「ショウヘイが大規模な窃盗の被害者」
この一件を受け、ドジャースは3月20日付けで水原一平通訳を解雇しました。大谷選手の代理人弁護士であるバーク・ブトラー法律事務所は、「ショウヘイ(大谷)が大規模な窃盗の被害者であることが判明したので、この問題を捜査当局に引き渡した」と声明を発表。大谷選手は窃盗の被害者であり、水原氏の不正な行為により多額の資金を失ったことが明らかになりました。
賭博依存に陥った水原一平、大谷の資金から450万ドルを違法に送金
水原氏は、サッカーの国際試合やNBA、NFLなどのスポーツ賭博にのめり込み、借金が膨れ上がっていったといいます。アメリカのスポーツ専門局ESPNによると、借金の総額は450万ドル(約6億8000万円)に達していたそうです。水原氏は当初、ESPNの取材に対し「大谷選手が私の借金返済を了承し、自らパソコンからアクセスして送金した」と話していました。しかし、後に「大谷選手はギャンブルの借金に関わっていない」と発言を翻しています。
水原一平の借金は数百万ドル 違法ブックメーカーに使われた疑惑
ロサンゼルス・タイムズ紙は、匿名の情報筋の話として、水原氏の借金総額は「数百万ドル」にのぼり、その資金が違法なブックメーカーに使われたと報じています。同紙によると、連邦当局が南カリフォルニアのブックメーカー、マシュー・ボウヤー氏の運営する賭博サイトを家宅捜索した際、大谷選手の名前が浮上。そこから水原氏の関与が発覚したといいます。
大谷翔平は「被害者」 弁護士が水原の行為を捜査当局に通報
大谷選手側の弁護士は、ESPNなどのメディアの取材に対し「ショウヘイ(大谷翔平)はギャンブルには一切関与しておらず、水原一平の損失を補填した被害者である」と明言しています。つまり大谷選手自身は賭博には無関係で、専属通訳の水原氏に多額の資金を着服された被害者なのです。弁護士によれば、水原氏の行為は大規模な窃盗にあたるため、捜査当局に通報したということです。
開幕前からの大谷の親友通訳 球界でも人気の”一平ちゃん”
大谷翔平と水原一平の関係は、2018年の大谷のメジャー入り時から親しいものでした。水原氏は単なる通訳を務めるだけでなく、大谷の送迎や生活面でもサポートし、投打両輪の活躍を支えてきた重要な存在です。「一平ちゃん」の愛称で野球ファンにも親しまれ、昨シーズンまでエンゼルスにいた大谷を追ってドジャースにも移籍していました。このたびの一件で、長年の友人であり公私に渡るパートナーを失ったことになり、精神的ダメージは計り知れません。
まとめ 大谷翔平の通訳を務める水原一平の”窃盗疑惑”全容 違法の背景と影響は?
2024年の開幕を前に、大谷翔平投手の専属通訳を解雇される騒動が起きました。水原一平氏が違法なスポーツ賭博にのめり込み、借金が膨れ上がったことから、大谷の銀行口座から最大450万ドル(約6億8000万円)を着服。違法ブックメーカーに送金したとされています。
大谷側は水原氏の行為を「大規模窃盗」と断じ、捜査当局に通報しました。開幕直前の人的危機に見舞われ、精神的ダメージが懸念されます。試合では新しい通訳が対応する見込みですが、長年の親友を失ったことで、大谷への影響は避けられそうにありません。
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