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【がっちりマンデー】オリコン顧客満足度ランキング「年商23億円の儲け方」

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2025年10月5日放送の「がっちりマンデー!!」で紹介されたオリコンの顧客満足度ランキングビジネス。年商23億円という驚異的な数字の裏には、どんな儲けの仕組みがあるのでしょうか?この記事では、番組で明かされたビジネスモデルの全貌から、企業が殺到するロゴマークの使用料、柏崎祐樹社長の経営哲学、そして信頼性を支える徹底調査の裏側まで完全解説します。ランキングビジネスの新たな可能性が見えてきます。

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オリコン顧客満足度ランキングとは?ビジネスモデルの全貌

2025年10月5日放送のTBS系「がっちりマンデー!!」で紹介されたオリコンの顧客満足度ランキングビジネスが、今大きな注目を集めています。

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株式会社オリコンMEの柏崎祐樹社長                           (引用:「がっちりマンデー」より)

音楽ランキングで有名なオリコンが展開するこの事業は、実は音楽事業を上回る収益の柱に成長しているのです。株式会社オリコンMEの柏崎祐樹社長によれば、顧客満足度ランキング事業の年間売上は約23億円。オリコン全体の売上が約49億円ですから、なんと会社全体の収益の半分近くをこの事業が稼ぎ出していることになります。

ビジネスモデルの核心は極めてシンプルです。オリコンが独自に実施する顧客満足度調査で上位にランクインした企業に対し、「オリコン顧客満足度ランキング○位」というロゴマークの使用権を販売するのです。このロゴは、テレビCM、ホームページ、店舗の看板など、あらゆる広告媒体で使用できます。企業側は第三者機関の客観的な評価を自社のブランド価値向上に活用でき、オリコン側はその使用料で安定収益を得る。まさにWin-Winの関係が成立しているわけです。

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ランキングロゴの使用料で稼ぐ!月額数万円~数百万円の収益源

では、具体的にどれくらいの使用料が発生するのでしょうか。番組内で明かされた情報によると、ロゴマークの使用料は月額数万円から数百万円と幅があります。

この価格差は、使用する順位やロゴを掲載する媒体によって変動します。当然ながら1位のロゴが最も人気で契約数も多いですが、柏崎社長によれば過去には7位までの順位で契約した事例もあるそうです。ただし圧倒的に多いのはやはり1位。企業にとって「業界ナンバーワン」という称号は何物にも代えがたい価値があるのです。

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オリコンMEアカウントセールス部の池澤宏次部長               (引用:「がっちりマンデー」より)

オリコンMEアカウントセールス部の池澤宏次部長と依田琴音さんが営業活動を行う様子が番組で紹介されましたが、5年連続で車買取会社ランキング1位を獲得したオートバックスカーズのケースでは、担当者が「獲った以上は使います」と即答。CMや店舗パネル、看板など、あらゆる販促物にロゴを使用すると明言していました。

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オリコンMEアカウントセールス部の依田琴音さん                    (引用:「がっちりマンデー」より)

この継続的な契約こそが、オリコンの安定収益を支えています。一度ランキング上位を獲得した企業は、その価値を最大限活用しようとリピート契約するケースが多いのです。

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年商23億円達成!オリコン全体の売上の半分を占める規模

顧客満足度ランキング事業の年商約23億円という数字は、単体の事業としては驚異的な成功と言えるでしょう。

特に注目すべきは、この事業の成長性です。番組では「右肩上がりで増え続けている」と紹介されており、オリコンにとって音楽ランキング以上の収益源に育っています。かつて音楽ランキングの代名詞だったオリコンが、時代の変化に合わせて新たな収益モデルを確立した好例です。

会社全体の売上約49億円の半分近くを占めるということは、経営戦略上も極めて重要な位置づけにあることを意味します。音楽業界の市場環境が変化する中で、BtoB向けのマーケティング支援サービスという新領域で成功を収めたことは、事業多角化の見本とも言えます。

また、この規模の売上を生み出しながらも、後述する厳格な調査プロセスと信頼性へのこだわりを維持している点が、オリコンブランドの真価だと私は考えます。単に儲かるからと質を落とさず、むしろ信頼性にこそ投資し続ける姿勢が、持続的成長を可能にしているのです。

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オートバックス・SBI証券も活用!顧客満足度1位ロゴの威力

実際に顧客満足度ランキングのロゴを活用している企業の声は、その価値を如実に物語っています。

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オートバックスセブンの藤原伸一専務取締役                         (引用:「がっちりマンデー」より)

オートバックスセブンの藤原伸一専務取締役は「オリコンさんのランキングで1位を取っているということは、大きな我々の信頼を示す証し」と語り、使用料がかかっても積極的に活用する意向を示しました。実際、オートバックスカーズは5年連続で車買取会社の顧客満足度ランキング1位を獲得しており、この実績を全面的にプロモーション展開しています。

一方、SBI証券の小川裕之専務取締役は別の角度から価値を語っています。「昔から音楽のランキングでもオリコンさんという名前は全国に届いている。幅広い年齢層に効果がある」という指摘は鋭い視点です。オリコンブランドの認知度の高さが、若年層から高齢層まで幅広い顧客層にリーチできる強みになっているというわけです。

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SBI証券の小川裕之専務取締役                                (引用:「がっちりマンデー」より)

これは非常に重要なポイントです。ランキング自体の信頼性だけでなく、「オリコン」という名前が持つ長年の実績とブランド力が、マーケティングツールとしての価値を何倍にも高めているのです。

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信頼性が命!数10万人調査と厳格な精査プロセス

では、なぜオリコンの顧客満足度ランキングはこれほど信頼されるのでしょうか。その秘密は、徹底的な調査プロセスにあります。

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オリコンME調査部 ランキング製作担当の大場隼一朗さん                   (引用:「がっちりマンデー」より)

オリコンME調査部の大場隼一朗さんによれば、まず数10万人にアンケートを配信し、その中から実際の利用者を抽出します。多い場合は約1万人、ニッチな業界でも1000~2000人の利用者データを集めるそうです。この規模の調査を実施できる組織は限られており、それだけで大きな参入障壁になっています。

さらに驚くべきは精査プロセスです。アンケートには必ず点数評価だけでなく文章での感想記入欄があり、この内容を一つ一つ人の目でチェックするのです。番組ではペット保険のランキングを例に、「診察料100%保証」という回答を発見。しかし実際にはそのようなプランを提供している保険会社は存在しないため、この回答者のデータは集計から除外されました。

1万人の感想を一人一人確認する作業は気が遠くなるほど大変ですが、これこそがランキングの信頼性を担保する要です。AIやアルゴリズムに頼るだけでなく、人間の目で精査する手間を惜しまない。この地道な努力が、オリコンブランドへの信頼につながっているのです。

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柏崎祐樹社長が語る「受託調査は一切受けない」ポリシー

番組のハイライトとも言えるシーンが、柏崎祐樹社長への「やや聞きにくい質問」でした。

スタッフが「自分のところを1位にしたいからこれを調べてくれ、みたいな依頼はあるんですか?」と切り込むと、柏崎社長は「多いですね。ランキングを作ってくれ、うちを1位にしてくれという依頼は非常に多い」と正直に回答。さらに「お金をもらってくれという話は?」という質問には、「さすがにそれはないですけど」と前置きしつつ、「我々は一切、受託調査という形ではお受けしていない」とキッパリ断言しました。

この姿勢こそが、オリコンランキングの生命線です。どんなに魅力的な条件を提示されても、企業から依頼を受けて調査を実施してしまえば、ランキングの客観性は失われます。一度信頼を失えば、これまで築いてきたブランド価値は一瞬で崩壊するでしょう。

柏崎社長の「これはないんです」という言葉には、ビジネスの根幹を守る強い意志が感じられました。短期的な利益よりも長期的な信頼を選ぶ。この経営判断が、年商23億円という持続的な収益を生み出しているのだと思います。

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音楽ランキングから顧客満足度へ!オリコンの事業転換戦略

オリコンと聞けば、多くの人が音楽のヒットチャートを思い浮かべるでしょう。実際、オリコンは長年にわたり音楽ランキングの代名詞として君臨してきました。

しかし時代は変化します。音楽市場はCDからストリーミングへとシフトし、ランキングの在り方自体も変容しています。そんな中、オリコンは培ってきた「ランキング調査のノウハウ」と「ブランド力」を別の領域に展開する戦略を取りました。それが顧客満足度ランキングです。

この事業転換は実に見事だと感じます。音楽という一つの業界に依存するのではなく、あらゆる業界の企業が活用できるマーケティングツールを提供することで、ビジネスの裾野を大きく広げたのです。しかも、音楽ランキングで培った信頼性や公正性へのこだわりをそのまま新事業に持ち込むことで、差別化を実現しています。

番組ゲストの石田健さん(ニュースメディア「The HEADLINE」編集長)が指摘していた通り、「5年くらい前から、ちゃんと名前と顔を出してランキングを作っている人が評価されるようになった」という市場環境の変化も追い風になったのでしょう。透明性と信頼性を重視する時代の流れが、オリコンのビジネスモデルとぴったり合致したのです。

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まとめ

オリコンの顧客満足度ランキングビジネスは、伝統的ブランドが時代に適応しながら進化を遂げた好例です。

年商約23億円という数字が示すのは、単なる成功ではありません。それは、信頼性へのこだわり、徹底した調査プロセス、そして決してブレない経営方針が生み出した、持続可能なビジネスモデルの証なのです。

数10万人への調査、1万人の回答の精査、受託調査の完全拒否。これらすべてが、「オリコン」というブランドの価値を支えています。そしてその価値を認める企業が、月額数万円から数百万円を支払ってでもロゴを使いたいと考える。この好循環こそが、オリコンの強みです。

音楽からBtoB事業へ。一見すると全く異なる領域への展開ですが、その根底には「正確で信頼できるランキングを提供する」という一貫した理念があります。変化を恐れず、しかし核となる価値は決して手放さない。これからの時代を生き抜く企業に必要な姿勢が、オリコンの事例から学べるのではないでしょうか。

※ 本記事は、2025年10月5日放送(TBS系)の人気番組「がっちりマンデー!!」を参照しています。

※ 株式会社オリコンの公式サイトはこちら

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