2025年10月19日放送の「がっちりマンデー」で紹介されたダイニーのモバイルオーダーシステムをご存知ですか?単なる注文システムではなく、売上を劇的に上げる「仕掛け」が隠されているんです。この記事では、山田真央社長が開発した月商200万円アップの秘密を徹底解説します。飲食店経営者はもちろん、最新のお店テックに興味がある方も必見の内容です。
ダイニーのモバイルオーダーが売上を上げる3つの仕掛け
2025年10月19日にTBS系列で放送された「がっちりマンデー」では、飲食店業界を変革する「お店テック」が特集されました。その中でも特に注目を集めたのが、ダイニー社が開発したモバイルオーダーシステムです。
ダイニーの山田真央社長が開発したこのシステムは、全国3000店舗に導入され、創業7年で右肩上がりの成長を続けています。しかし、モバイルオーダー自体は他の大手企業も提供しているサービス。なぜダイニーが選ばれるのでしょうか?
その答えは、「お客様がついつい注文してしまう仕掛け」にあります。番組では、実際に導入した居酒屋を経営する株式会社Dress Circleの雨宮春仁さんが「1ヶ月で月商200万円上がりました。1店舗でです」と証言。この驚異的な数字の背景には、3つの緻密に計算された仕掛けが存在します。
第一に、視覚的な訴求力を最大化した画面デザイン。第二に、顧客データを活用したパーソナライズ接客。第三に、心理学に基づいたオプション提案機能。これら3つが組み合わさることで、お客様と店舗の双方にメリットをもたらすウィンウィンな関係を実現しているのです。
美味しそうな画面デザインで「ついつい注文」させる技術
ダイニーのモバイルオーダーが他社と一線を画す最初のポイントは、圧倒的な視覚表現力です。テーブルに置かれたQRコードをスマホで読み込むと、紙のメニューとは比較にならないほど鮮やかな料理画像が表示されます。
特筆すべきは、静止画だけでなく動画にも対応している点です。例えば、チーズがトロリと溶ける瞬間や、熱々の湯気が立ち上る様子を動画で見せることができます。この動きのある表現は、お客様の食欲を大きく刺激します。「これ食べたくなるわ」と番組ゲストのパンサー向井慧さんも思わず反応していました。
さらに巧妙なのが、オプションメニュー表示機能です。例えばガパオライスを注文しようとすると、「ガパオライスには目玉焼きが合いますよ」というレコメンドが自動的に表示されます。この一言で、お客様は「じゃあこれも頼んじゃうか」という気持ちになるのです。
これは心理学でいう「アンカリング効果」と「クロスセル」を組み合わせたテクニック。メインメニューを決めた直後という購買意欲が高まっているタイミングで、関連商品を提案することで追加注文を促しています。山田社長は「もう一品頼みたくなったり、もういっぱい頼みたくなっちゃうような仕掛けが施されている」と説明していますが、この仕掛けは決してお客様を騙すものではありません。むしろ、より満足度の高い食事体験を提供するための工夫なのです。
LINEデータ連携で実現する顧客分析システム
ダイニーのモバイルオーダーの真骨頂は、画面の裏側にあります。お客様がQRコードを読み込む際、LINEアカウントとの連携をOKすると、その瞬間からダイニーのデータベースに顧客情報が蓄積され始めるのです。
株式会社Dress Circleのエリアマネージャー、門隆太さんは番組で店員がスマホをちらっと見て接客する様子を見せていました。「過去の履歴を見て、お好きなものっていうのをお勧めしてます」という門さんの言葉通り、店員はリアルタイムで顧客の注文履歴を確認できるのです。
具体的には、このお客様が何回目の来店なのか、過去にどんなメニューを注文したのか、どんな傾向があるのかが一目でわかります。番組では実際に、過去の注文からゆず系の飲み物を好むお客様に「常陸野ネストゆずラガー」を提案するシーンが映されていました。お客様は「じゃそれでお願いします」と即決。これぞパーソナライズ接客の威力です。
さらに興味深いのは、統計データも活用できる点です。「肉料理を注文する人は赤ワインも頼む傾向がある」といった相関関係を分析し、「赤ワインどうですか?」と自然に提案できます。これはまさにビッグデータとAIを活用した次世代の接客手法といえるでしょう。
ここで重要なのは、データ活用が押し付けがましくない点です。お客様の好みを理解した上での提案は、むしろ「自分のことをわかってくれている」という好印象につながります。だからこそウィンウィンな関係が成立するのです。
月商200万円アップを実現した導入事例(雨宮春仁社長)
具体的な成果を見てみましょう。株式会社Dress Circleを経営する雨宮春仁さんは、ダイニーのモバイルオーダーを導入してわずか1ヶ月で、1店舗あたり月商200万円のアップを達成しました。年間に換算すると2400万円もの売上増です。
この驚異的な数字は、前述の「美味しそうな画面」と「データに基づく接客」が掛け算で効果を発揮した結果です。お客様一組あたりの客単価が上がり、リピート率も向上。さらに、モバイルオーダーによって注文がスムーズになることで、回転率も改善されたと考えられます。
番組では加藤浩次さんが「自分の意思で選んで自分で好きなもん食べてると思ったら、そうじゃなかったわ。選ばされてた」と笑いながらコメントしていましたが、向井さんも「お客さんにとっても嫌じゃないからね。ウィンウィンにちゃんとなってますからね」と指摘していました。
実際、お客様からすれば、待たされることなくスムーズに注文でき、自分の好みに合った料理を提案してもらえ、美味しそうな画像や動画で料理を選べる。店舗側は売上が上がり、人手不足の中でも効率的にオペレーションできる。まさに理想的なシステムといえます。
近年、人件費の高騰と人手不足が深刻化する飲食業界において、ここ2〜3年でテクノロジーの導入が急速に進んでいます。ダイニーのシステムは、その最前線を走る成功事例なのです。
ダイニー山田真央社長の経営哲学「入れない方がいい店もある」
ダイニーの山田真央社長の発言で特に印象的だったのが、「高級寿司屋さんでモバイルオーダーって僕は無いと思ってる」という加藤さんの質問に対する答えでした。
山田社長は「正直モバイルオーダーって逆に入れない方がむしろいいと思ってるんですよね」と明言。その理由は、人の手による接客そのものが価値になる店舗では、テクノロジーが邪魔になる可能性があるからです。
番組ゲストの「月刊食堂」統括編集長・通山茂之さんも「人の手を使った方が価値が上がるものは人の手を使うし、そうじゃないものは全てデジタルに置き換える」とコメントしていました。これは現代の飲食店経営における重要な視点です。
ただし山田社長は、高級店でも「予約の管理をどうするかとか、そこで働いている従業員さんの管理はどうするかとか、それ以外にも色々なテクノロジーで改善する余地があるところがたくさんある」と指摘。モバイルオーダー以外にも、店舗運営を支援するテクノロジーの可能性を示唆しました。
この柔軟な考え方こそが、ダイニーが支持される理由でしょう。すべてをテクノロジーで解決しようとするのではなく、本当に必要な部分にだけ適切に導入する。このバランス感覚が、7年で3000店舗という実績につながっているのです。
加藤さんが「言うことも憎いね」と唸り、向井さんも「言うことないんすよ」と脱帽したのも納得です。
全国3000店舗導入!ダイニーのモバイルオーダーの特徴
ダイニーは創業7年で全国3000店舗への導入を達成し、売上も右肩上がりで成長を続けています。この急成長の背景には、単なるシステム開発会社ではない、ダイニーならではの強みがあります。
最も特徴的なのが、「ダイニーの社員さんが実際にお店で働く体験をして考えている」という点です。番組でも紹介されていましたが、机上の空論ではなく、現場で実際に働いてみて初めてわかる課題や改善点を、システムに反映させているのです。
例えば、どのタイミングでどんな情報が必要か、どんな画面デザインなら注文しやすいか、データをどう表示すれば店員が使いやすいか。これらはすべて現場体験から生まれたアイデアです。
また、2025年の現在、コロナ禍を経て非接触・非対面のニーズが定着したことも、モバイルオーダーの普及を後押ししています。ただし、ダイニーのシステムは単なる非接触ツールではありません。データを活用することで、むしろ「より深い接客」を可能にしているのが革新的なのです。
加藤さんも番組で「都市よりも地方が多いでしょ?」とコメントしていましたが、実際、人手不足が深刻な地方の飲食店でこそ、このようなテクノロジーの需要は高まっています。全国3000店舗という数字は、ダイニーが都市部だけでなく、日本全国の飲食店を支援している証といえるでしょう。
まとめ
2025年10月19日の「がっちりマンデー」で紹介されたダイニーのモバイルオーダーシステムは、単なる注文ツールを超えた、売上を上げる仕掛けに満ちた画期的なシステムです。
山田真央社長が率いるダイニーは、美しい画像・動画表示、心理学に基づいたオプション提案、そしてLINE連携による顧客データ分析という3つの柱で、月商200万円アップという具体的な成果を実現しています。雨宮春仁さんや門隆太さんの事例が示すように、お客様と店舗の双方にメリットがあるウィンウィンな関係を築けるのが最大の強みです。
人件費高騰と人手不足という課題に直面する飲食業界において、テクノロジーの活用は今後ますます重要になるでしょう。ただし、山田社長が語ったように、すべての店舗にテクノロジーが必要なわけではありません。本当に価値を生み出せる場所に、適切に導入することが成功の鍵です。
創業7年で全国3000店舗への導入を達成したダイニーの成長は、まさに「お店テック」の可能性を体現しています。飲食店経営者の方はもちろん、これから起業を考えている方にとっても、ダイニーのアプローチは大いに参考になるのではないでしょうか。
※ 本記事は、2025年10月19日放送(TBS系)の人気番組「がっちりマンデー!!」を参照しています。
※ 株式会社ダイニーの公式サイトはこちら
※ 株式会社ダイニーのサービス紹介サイトはこちら「モバイルオーダー」、「POSレジ」
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