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【がっちりマンデー】ゼクオス撤収の秘密!「鉄筋団子」で超大型ビル解体

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2025年11月2日放送の「がっちりマンデー」で取り上げられた、ゼクオスの高層ビル撤収技術が話題です。都心のビル解体で売上130億円を目指す同社の秘密は「鉄筋団子」という独自の手法にありました。本記事では、八武崎有弘社長率いるプロ集団の驚きの解体技術と、都心ならではの課題克服法を詳しく解説します。


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ゼクオスとは?八武崎有弘社長率いる高層ビル撤収のプロ集団

ゼクオス株式会社は、東京都千代田区大手町に本社を置く、都心の高層ビルや高層マンション解体を専門とする企業です。1986年設立以来、とび・土工工事業、解体工事業などで実績を積み重ねてきました。

代表を務める八武崎有弘社長は、この道30年のベテランです。番組内で「更地になった時が一番好きです。100坪の土地が何も無い状態になった時が、そこが一番好きです」と語る姿からは、解体という仕事への深い愛情が伝わってきます。この独特な感性こそが、ゼクオスの強みの源泉なのかもしれません。

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ゼクオスの八武崎有弘社長                                (引用:「がっちりマンデー」より)

注目すべきは、同社の急成長ぶりです。売上は年々右肩上がりで、なんとここ4年で倍増を達成。2025年には130億円という過去最高の売上を目指しています。この背景には、高度経済成長期に建てられた都心のビルの建て替えラッシュがあります。老朽化したビルの解体需要が急増する中、都心の複雑な環境下でも確実に解体できる技術力を持つゼクオスへ、依頼が殺到しているのです。

従業員36名という規模ながら、1件あたりの解体費用が約20億円という大型案件を手がけられるのは、高い技術力と専門性があってこそ。まさに「小さな巨人」と呼ぶべき存在と言えるでしょう。


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「鉄筋団子」とは?ゼクオス独自の階上解体技術を解説

ゼクオスの最大の特徴は、「階上解体」という手法と、そこで使われる「鉄筋団子」という独自の技術です。

階上解体とは、ビルの最上階から順に下へ下へと壊していく解体方法のこと。都心では周囲の建物との距離が1メートルもないような現場も珍しくありません。そんな狭小な環境では、従来のように外側から重機で壊したり、上から爆破したりする方法は使えないのです。

そこで活躍するのが「鉄筋団子」です。これは解体で出た鉄筋を重機で丸めて団子状にしたもの。工事部課長の中嶋亘士郎さんは「建屋で出てきた鉄筋を、こう丸めて団子にした状態を鉄筋団子と呼んでます」と説明されています。

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鉄筋団子(引用:「がっちりマンデー」より)

この鉄筋団子と瓦礫を使って、なんとビルの中にスロープを作るのです。まず床に縦20メートル、横10メートルの穴を開け(所要時間約3時間)、そこに鉄筋団子と瓦礫を投入してスロープを形成。そのスロープを使って、10トンもの重機が自力で下の階へ降りていくという仕組みです。

つまり、重機が自分で解体した材料を使って、自分で降りる階段を作るという、まさに「自己完結型」の解体方法なのです。この発想の転換こそが、都心の限られたスペースでの解体を可能にしている秘訣と言えます。


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高層ビル撤収の驚きの流れ:重機が自ら降りていく仕組み

実際の解体プロセスは、想像以上にダイナミックです。

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階上解体(引用:「がっちりマンデー」より)

まず、長さ150メートルの巨大クレーンを使って、重さ10トンの重機を地上から屋上へ引き上げます。番組では23階建て、高さ100メートル超えのオフィスビルを解体する様子が紹介されましたが、わずか2分で重機を100メートルの高さまで引き上げる光景は圧巻です。

屋上に到着した重機は、まず「ブレーカー」という機械で床に穴を開けていきます。すさまじい音とともにコンクリートを砕き、次に「大割」という重機でハサミのように鉄骨を切断。コンクリートと鉄骨をザクザクと切り進め、約3時間かけて大きな穴を完成させます。

そして鉄筋団子の投入です。何個も何個も下の階に落とし、さらに瓦礫もどんどんかけていく。こうしてスロープが形成されたら、いよいよ重機の降下です。

結構な角度がついたスロープを、重機はアームで自重を支えながら慎重に降りていきます。スタジオの土田晃之さんも「斜面にして、足場作って」と驚きの声を上げていましたが、重機のオペレーターの高度な技術なくしては成立しない作業です。加藤浩次さんが「階段作るんだよ、自分で」とコメントした通り、これこそがゼクオス流の撤収方法なのです。

こうして1階ずつ確実に降りながら解体を進めることで、周囲の建物に影響を与えることなく、安全に高層ビルを解体できるというわけです。


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中嶋亘士郎課長が語る最難関作業「壁倒し」の技術

工事部課長の中嶋亘士郎さんが「一番大事で難しいクライマックス」と語るのが「壁倒し」という作業です。

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ゼクオス工事部課長の中嶋亘士郎さん                          (引用:「がっちりマンデー」より)

1つの階の床を全て抜き終わった最後に行うのが、その階の壁を横に倒す作業。縦4メートル、横15メートルもある2階建ての高さの壁を、狙った方向に正確に倒さなければなりません。

中嶋課長は「例えば壁が反対に倒れてしまったら足場が崩壊してしまって、一歩間違えると大事故になりかねないので一番危ないところかなと」と、この作業の危険性を率直に語っています。

壁倒しの鍵は「45度」という角度です。まず壁の鉄骨をバーナーで溶かしながら、全ての鉄骨を45度の角度で切断していきます。この45度という角度が、狙った方向に壁を倒すための最適な角度なのだそうです。

切り込みが完了したら、大割重機を使って慎重に引っ張っていきます。番組で紹介された現場では、約2時間かけてやっと壁が倒れました。スタジオの加藤さんも「きれいにいかないとだめだもんね」とコメントしていましたが、まさに職人技が求められる瞬間です。

わずか数度角度が狂っただけで大事故につながる可能性がある中、確実に安全に作業を完遂する。この高度な技術力こそが、ゼクオスが都心の解体で選ばれ続ける理由なのでしょう。


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ゼクオスの売上130億円達成の背景:都心の解体需要が急増

ゼクオスの急成長を支えているのは、都心における解体需要の急増です。

高度経済成長期、1960年代から70年代にかけて建てられたビルが、今まさに建て替えの時期を迎えています。築50年を超える建物が増える中、耐震性の問題や老朽化により、建て替えを余儀なくされるケースが続出しているのです。

しかし都心の解体は非常に困難です。周りの建物との距離が極めて近く、通常の解体方法では対応できません。番組に出演した専務取締役の石川岳さんも「周り1メートルもない隣の建物のビルがある状況で、ああいう作業をしてくって思いますと、もう紙一重の作業かなと思ってます」と語っています。

経営コンサルタントの坂口孝則さんが指摘するように、建設リサイクル法により、解体で出た資材の分別とリサイクルも義務付けられています。「しっかりとちゃんと撤収、解体しないとそれをまたリサイクルしないといけない」という法的要請もあり、専門的な技術を持つ業者でなければ対応できなくなっているのです。

こうした背景から「普通の業者はできないです」(坂口さん)という状況が生まれ、高度な技術を持つゼクオスへの需要が集中。売上が4年で倍増し、130億円を目指すという急成長につながっているわけです。

また、新築工事のスケジュールは解体工事が始まる時点で既に決まっており、「絶対遅らせらんない」(石川専務)というプレッシャーの中、確実に期限を守って解体を完了させる実行力も、ゼクオスの強みと言えるでしょう。


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石川岳専務が明かす高層ビル・高層マンション解体の課題

専務取締役の石川岳さんは、都心での高層ビルや高層マンション解体の難しさを率直に語っています。

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ゼクオス 専務取締役の石川岳さん                              (引用:「がっちりマンデー」より)

最大の課題は、やはり周辺環境への配慮です。「周り1メートルもない隣の建物のビルがある状況」という言葉が示すように、都心では建物同士が本当に密接しています。少しでも作業を誤れば、隣接する建物に損傷を与えたり、通行人に危険が及んだりする可能性があるのです。

さらに、建設業界全体の人手不足も深刻な課題です。36名という限られた人員で大型案件をこなすには、一人ひとりの技術力向上が不可欠。重機オペレーターの技術レベルが、そのまま解体の品質と安全性に直結します。

加藤さんが「『建てる時もうちょっと考えて建てろよ』みたいなときありますもんね」と冗談めかして尋ねた際、石川専務が「よく思いますね」と答えて笑いを誘う場面もありました。これは建設時に解体のことまで考慮されていないケースが多いという、業界の実情を物語っています。

しかし、こうした困難があるからこそ、ゼクオスのような専門企業の価値が高まるのです。課題を技術力で乗り越え、「紙一重の作業」を確実に成功させる。その積み重ねが、顧客からの絶大な信頼を生み、130億円企業へと成長する原動力となっているのでしょう。


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まとめ:がっちりマンデーで話題のゼクオス撤収技術

2025年11月2日放送の「がっちりマンデー」で紹介されたゼクオスの高層ビル撤収技術は、都心ならではの課題を独自の発想で解決した好例です。

八武崎有弘社長率いるこの会社の成功の鍵は、「鉄筋団子」という独創的なアイデアと、中嶋亘士郎課長をはじめとする職人たちの高度な技術力にあります。重機が自ら解体材料でスロープを作って降りていくという階上解体法は、限られた空間での解体という難題に対する画期的な解決策と言えるでしょう。

石川岳専務が語るように、周囲の建物とわずか1メートルしか離れていない環境での「紙一重の作業」を成功させるには、卓越した技術と経験が必要です。そしてその技術力こそが、4年で売上倍増、130億円企業を目指すという成長を支えています。

高度経済成長期に建てられたビルの建て替えラッシュは、これからも続きます。都心の解体需要はさらに高まり、ゼクオスのような専門企業の重要性は増していくでしょう。

「撤収」という、一見地味に見える仕事の裏側には、これほどまでの技術とドラマがあったのです。番組タイトルの通り、まさに「儲かる撤収」を体現する企業として、ゼクオスの今後の活躍に注目したいところです。

※ 本記事は、2025年11月2日放送(TBS系)の人気番組「がっちりマンデー!!」を参照しています。
※ ゼクオス株式会社の公式サイトはこちら

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