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【がっちりマンデー】mogumo「子ども決済」で30億円の秘密

【がっちりマンデー】mogumo「子ども決済」で30億円の秘密 gacchiri-mogumo-kodomo-kessai
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2026年9月20日放送の「がっちりマンデー!!」で紹介された、冷凍幼児食のmogumo(モグモ)。売上30億円が見えるまでに急成長した裏には、「子ども決済」と呼ばれる独特の審査がありました。この記事では、番組で明かされた商品開発の工夫と、カリスマ社長2人がそろって出資した理由まで整理してお伝えします。

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mogumo(モグモ)が冷凍幼児食で30億円へ|がっちりマンデーが追った2年後

「がっちりマンデー!!」が全国各地で開催している出張イベントでは、地元の社長たちがビジネスアイデアを競う「儲かりビジネスアワード」が行われています。福岡での開催時に登壇したのが、株式会社Oxxxの黒瀬優作社長でした。

黒瀬優作

株式会社Oxxxの黒瀬優作社長                                     (引用:「がっちりマンデー」より)

その黒瀬社長が手がけているのが、1歳半から6歳の子ども向けの冷凍幼児食「mogumo(モグモ)」です。番組によれば、当時の売上は4億円弱。それが翌年には13億円になり、今年は30億円ほどになる見込みだといいます。わずか2年で7倍以上です。

数字だけ見ると「よくある急成長スタートアップ」に見えるかもしれません。ただ、取材内容を追っていくと、この伸び方が偶然ではないことがよく分かります。伸びた理由は、驚くほど地味な作業の積み重ねでした。

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「子ども決済」とは?完食率80%を超えないと商品化されない最終審査

mogumoの商品開発には、最後に絶対に越えなければならない関門があります。それが、番組で「子ども決済」と紹介された最終試食審査です。

審査員は、大人ではなく子どもたち。合格ラインは完食率80%以上で、出した料理の8割を食べきってもらえなければ、その商品はボツになります。これは番組のための演出ではなく、mogumoが以前から商品化の基準として掲げてきた仕組みです。管理栄養士や開発メンバーが「おいしい」と判断しても、子どもが残せばそこで終わりというわけです。

工場の担当者は、大人の試食では好評だったのに、子どもの試食で「やっぱりダメ」となった経験を何度も語っていました。加藤浩次さんが「忖度ないからね」と言っていたのが、まさに本質だと思います。

大人相手の商品なら、多少の不満は価格や利便性で埋められます。しかし子どもは、理屈で食べてくれません。ここに基準を置いた時点で、mogumoは逃げ道のない開発を選んだことになります。

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子どもが食べたくなる工夫①「見た目」|胡椒を隠し、エビフライの尻尾を取る

では、完食率80%はどうすればクリアできるのか。1つ目の工夫が「見た目」です。

番組で取り上げられていたのはチキンナゲット。表面に見えていた黒い点々、つまり胡椒が目立つという理由だけで、作り直しになっていました。大人からすれば気にならないレベルです。しかし子どもは、その点々を見て「辛そう」と判断し、口をつけないことがあるのだといいます。

そこで胡椒は抜くのではなく、中に混ぜ込んで見えなくする。味は残しつつ、警戒心だけを取り除く発想です。

エビフライも同様で、尻尾が付いていると「何これ、怖い」となるため、尻尾を取って小さくカットしているとのことでした。子どもが食べない理由を「好き嫌い」で片づけず、視覚の問題にまで分解している点が、他社との差になっているように感じます。

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子どもが食べたくなる工夫②「優しい味」と「20ミリ以下」という絶妙な大きさ

2つ目が「優しい味」です。取材が入った埼玉の工場では豚汁を製造していましたが、こだわっていたのは出汁でした。顆粒の出汁は使わず、昆布とだしパックで一から取っているとのことです。

子どもの舌には、味を感じるセンサーが大人よりも多くあります。だから濃い味だと受けつけないことがある。大人より少しまろやかにすることが、もう一口食べたいと思ってもらうコツだと説明されていました。

3つ目が「絶妙な大きさ」です。喉に詰まらせず、かつ食べごたえのあるサイズとして、具材は20ミリ以下に設定されているといいます。だから豚汁の豚肉も、バラ肉ではなくひき肉。小さな口でもしっかり噛めるようにという配慮です。

手間を増やす方向の工夫ばかりで、コスト的にはかなり不利なはずです。それでも続けているところに、この会社の本気度が表れています。

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苦手なゴボウも食べられる|mogumoの豚汁に隠された温度と時間の管理

4つ目の工夫は、子どもが苦手なものをあえて入れることです。

豚汁に入っていたのは、椎茸、大根、ゴボウ。工場長が「お子様が苦手なもののオンパレード」と笑っていたほどの構成です。避けるのではなく、食べられる状態にして届けるという考え方になっています。

特に難しいのがゴボウです。煮込みすぎるとえぐみや苦味が出やすくなる一方、煮込みが足りなければ子どもには硬すぎる。そこで温度と時間に加え、塩分や糖度まで細かく管理しながら、苦手な野菜をおいしく仕上げているとのことでした。

家庭で同じことをやろうとすれば、相当な手間になります。親が「野菜を食べてほしい」と願いながら挫折しがちな部分を、工場側で引き受けている。ここがサービスとしての価値の中心だと思います。

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黒瀬優作社長が冷凍幼児食を始めた理由と、アカチャンホンポへの販路拡大

黒瀬社長がこの事業を始めたきっかけは、自身の子育てでした。2021年3月に株式会社Oxxxを立ち上げた当時、1歳半だった娘の食事に悩んでいたことが出発点だといいます。

離乳食はスーパーにずらりと並んでいるのに、その次の段階である幼児食はほとんど売っていない。つまり、家庭で作るしかない状態でした。この「離乳食と普通のご飯の間」という空白地帯に、黒瀬社長は狙いを定めたわけです。

2022年5月にサービスを開始し、現在は全国12の工場で製造。番組によれば、月4,640円からのサブスクとして冷凍で自宅に届ける形をとっています。さらに近年はネット通販だけでなく、スーパーや全国のアカチャンホンポの店頭にも並び始めました。累計販売数は2026年1月に500万食を突破し、番組ではトータル800万食という数字が紹介されています。

子育て用品の売り場に置かれるということは、「知る人ぞ知る商品」から「選択肢の一つ」へ移行したことを意味します。売上が跳ねた背景には、この販路の変化が大きく効いているはずです。

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川鍋一朗・小川嶺が唯一そろって出資した理由|「社長さえ良ければ」の真意

スタジオゲストは、GO株式会社の川鍋一朗会長と、株式会社タイミーの小川嶺代表。番組内で、2人そろって出資したのはこの会社だけだと明かされました。

川鍋会長は、離乳食と大人の食事の間という領域を本気で取りにいった姿勢を評価していました。同じ領域に挑んだ会社はあったはずだが、20ミリ以下やひき肉といった細部までやりきれなかったのではないか、という指摘です。

小川代表は、社長自身が自分の子どもに食べさせたいという明確な思いを持ち、それを愚直に実行している点を挙げていました。最終審査を子どもに任せる姿勢も、なかなか真似できないという評価です。

さらに川鍋会長は、出資判断の基準として「ほぼ社長しか見ていない」と語り、考え方とエネルギーを重視すると説明していました。小川代表は、ビジョンの明確さと「やりきる力」を条件に挙げています。

胡椒の点々を消すという、一見どうでもいい作業。あれを愚直に続けられるかどうかが、そのまま投資判断の材料になっている。そう考えると、あの試作チェックの場面は非常に象徴的でした。

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まとめ

今回の「がっちりマンデー!!」で紹介されたmogumoは、冷凍幼児食という空白市場を見つけ、子どもという最も厳しい審査員に評価を委ねることで成長してきたサービスでした。

  • 番組によれば売上は4億円弱から13億円、今年は30億円の見込み
  • 合格ラインは完食率80%以上の「子ども決済」
  • 見た目、優しい味、20ミリ以下のサイズ、苦手な野菜の入れ方という4つの工夫
  • 川鍋会長と小川代表がそろって出資した唯一の会社

派手な仕掛けではなく、子どもが食べない理由を一つずつ潰していく作業の積み重ね。その地味さこそが、他社が追いつけない強さになっているのだと思います。幼児食に悩んでいる方は、まず子どもの反応を見てみるところから試してみてもよさそうです。

※ 本記事は、2026年9月20日放送(TBS系)の人気番組「がっちりマンデー!!」を参照しています。
※ 株式会社Oxxx(オックス)の公式サイトはこちら
※ mogumoの公式サイトはこちら

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