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事件・事故

【針谷恭輔】旧五菱会のヤミ金事件元メンバー「人生を棒に振った」

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闇金業を続けていた旧五菱会の元メンバー、針谷恭輔(はりやきょうすけ)容疑者(44)が逮捕されました。借金地獄に陥った過去を反省することなく、更なる違法な高金利営業に手を染めていた姿に戦慄を覚えます。本記事では、彼らの非道な手口と闇金融の恐ろしい実態、そして被害から身を守る大切な視点を解説します。過酷な金利設定と取り立ての実情に触れることで、この世の中から地獄の債務地獄をなくすための第一歩となることでしょう。

 

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針谷恭輔とは?旧五菱会ヤミ金グループの元メンバー

東京・大田区在住の無職、針谷恭輔容疑者(44)は、2003年に摘発された指定暴力団山口組系の旧五菱会によるヤミ金融事件に関与していた元メンバーです。捜査当局によると、彼は同グループの中で実際にカネを取り立てる”従業員”の役割を担っていたとみられています。

旧五菱会は、東京を中心に活動していた悪名高いヤミ金融組織です。多重債務者名簿などの顧客情報を収集・管理する”センター“と、実際に金を貸し付ける”店舗“、そして取り立て役の”従業員“で構成され、超高金利でカネを貸し付けていました。

 

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旧五菱会の悪名高いヤミ金融組織の実態

2003年に警視庁による一斉摘発を受けた旧五菱会は、当時”ヤミ金の帝王”と呼ばれた男が運営するグループでした。顧客情報を徹底的に管理し、多重債務者など金に恋れている人々を狙って高利で現金を貸し付ける手口が問題視されました。

最大で3292%という法外な金利を要求していたことが明らかになり、巧妙な組織体制で顧客を食い物にしていたのです。センターで顧客情報を一括管理し、店舗で融資、従業員が取り立てを行うという三位一体の体制を取っていました。

 

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6億円の違法利息!針谷恭輔グループの手口と被害

警視庁の調べに対し「羽振りのいい生活に戻りたい欲求から再び闇金に手を染めた」と話しているように、針谷容疑者は旧五菱会での経験から、その手口を踏襲してヤミ金業を営んでいたとみられています。

2018年1月から2024年2月までの約6年間で、無登録で約1万5000件の現金貸し付けを行い、合計約6億円もの違法な利息を受け取っていた疑いがもたれています。最大で法定上限の17.9倍の金利を求めるなど、旧五菱会時代を上回る過酷な金利設定だったことがうかがえます。

 

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逮捕の経緯と指定暴力団との関係

旧五菱会とは指定暴力団山口組の系列に属していた闇金グループです。そこで”従業員”として活動していた針谷容疑者ですが、2024年2月、警視庁は針谷容疑者らが2023年10月から無登録で男女9人に対し、最大17.9倍の超高金利でおよそ180万円を貸し付け、68万円の違法利息を得たとして、出資法違反などの疑いで逮捕しました。

また針谷容疑者とともに逮捕された3人は、中森正敏容疑者、金杉直樹容疑者、伊藤輝代子容疑者です。

今回の針谷容疑者の組織体制や手口が旧五菱会とそっくりだったことから、警視庁はこのグループが旧五菱会のノウハウを活用し、新たに再編されたヤミ金団体ではないかとみて、全容解明を進めています。

 

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超高金利3292%!?ヤミ金の恐ろしい実態

ヤミ金と一口に言っても、その実態は過酷な金利設定と取り立ての手法で、借り手を一気に窮地に追い込むものでした。針谷グループで最大となった3292%という金利は、合法の上限金利である年20%を大きく超えるものです。

こうした超高金利は、当初数万円の借り入れでも、一瞬で膨れ上がり、借り手に重い返済負担を強いることになります。仮に30万円を借りたとしても、2年で約1億円の返済が求められるなど、金利ビジネス以外の何物でもありません。

 

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マネーロンダリングの手口と運び役の存在

さらに、針谷グループには顧客から振り込まれた返済金を引き出す”出し子”の役割の男と、引き出したカネを別の場所に移す”運び役”の女も存在し、複数の通帳に移すなどしてマネーロンダリングを行い、足がつかないよう工夫していたことも判明しています。

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集客用の正規の業者を装ったホームページ

組織的な違法事業体であったことが伺え、旧五菱会の体制やノウハウをしっかりと継承していたものと考えられます。このように、ヤミ金グループには表に出ない裏の顔が数多くあり、借り手は知らずに深く踏み込んでしまう危険性が高いのです。

 

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旧五菱会ノウハウを活用した新たな組織体制

警視庁は、針谷グループが旧五菱会の組織を実質的に再現していたと見ています。コアメンバーだった針谷容疑者が中心となり、過去の手口を活かしつつ、新たに人員を集めて体制を整えていったと推測されています。

名簿の管理から融資、取り立てに至るまで、それぞれ専門部隊を設けるなどして、分業体制を組織的に整備。そのようにして旧五菱会に酷似した新たな組織を立ち上げ、違法なヤミ金ビジネスを展開していたと捉えられています。

 

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まとめ:旧五菱会ヤミ金の過去を振り返り、反省と被害防止を

旧指定暴力団山口組系の悪名高い旧五菱会に関与していた経験を持つ針谷恭輔容疑者が、またしてもヤミ金ビジネスに手を染め、逮捕されるに至った事件でした。過去の犯行から学ぶことなく、さらに手口を肥やしていった姿勢には頭を痛めます。

しかし一方で、こうした事例を通じて、ヤミ金の実態と恐ろしさ、巧妙な手口も改めて認識できました。借り手となる一般の人々を徹底的に食い物にしようとする凶悪な一面も露わになりました。
ヤミ金問題の根が東京を中心に根深く残っていることに危機感を持たざるを得ません。今後は行政を挙げた借り手支援や、総合的な取り締まり強化、実効ある再発防止策の検討など、ヤミ金被害をなくすための対策を急がなければなりません。

一人一人がヤミ金の恐ろしさを知り、絶対に手を出さぬよう自戒する必要があります。そして、被害に気付いた際にはすぐに通報するなど、早期の適切な対応を心がけることが大切でしょう。過去の過ちを二度と繰り返さぬよう、社会全体でヤミ金防止に取り組む必要があります。

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