2025年7月1日に放送されたテレビ東京系「LIFE IS MONEY ～世の中お金で見てみよう～」で特集されたエアコンの相場調査から、驚くべき価格差と選び方のポイントが明らかになりました。家電ライフスタイルプロデューサーの神原サリーさんによる専門解説で、エアコン選びの新常識をお伝えします。
ライフイズマネーで判明！エアコンの相場は15万円が最適解
番組の調査結果によると、現在のエアコンの相場は約15万円であることが分かりました。これは量販店での実地調査と専門家の分析に基づく結論です。
林修さんがMCを務める「LIFE IS MONEY」では、実際にビッグカメラの売り場で80台以上のエアコンを調査し、価格と機能の関係を詳しく分析しました。その結果、最も人気が高く実用的なバランスを保っているのが、フィルター自動掃除モデルのカテゴリーで、価格帯は9万9800円から17万8600円となっています。
この価格帯が人気な理由として、神原サリーさんは「面倒な掃除を自動でしてくれて便利というだけでなく、お掃除をすることで省エネ性が発揮でき、電気代もかからずに済む」と解説しています。つまり、初期投資は少し高くても、長期的に見れば電気代の節約につながるため、結果的にコストパフォーマンスが良いのです。
2025年4月のエアコン出荷台数は79万5000台で過去最高を記録し、金額では747億円に達しています。これは多くの人が前もって準備をしている証拠で、猛暑対策への関心の高さを表しています。
神原サリーが解説するエアコン選びのポイント「部屋の広さ表記」の正しい見方
エアコン選びで最も重要なのが、部屋の広さ表記を正しく理解することです。神原サリーさんは、多くの人が見落としがちな重要なポイントを指摘しています。
家電ライフスタイルプロデューサーの神原サリーさん （引用：Youtubeチャンネル「神原サリーの家電アトリエchannel」より）
エアコン売り場でよく見る「7～10畳」という表記について、左側の数字（7畳）は木造住宅の気密性の低い和室などで使う場合の目安で、右側の数字（10畳）は鉄筋コンクリートの気密性の高い建物で使う時の広さを表しています。
この違いを理解せずに小さめのエアコンを選んでしまうと、「エアコンが一生懸命頑張って働くことになり、それだけ負荷がかかって電気代もその分かかります。さらには負荷がかかるということは、例えば10年使えるものが少し早く壊れてしまうことにもなりかねない」と神原さんは警告しています。
適切なサイズを選ぶことは、電気代の節約と機器の長寿命化につながる重要な要素です。余裕を持ったサイズを選ぶことで、効率的な運転が可能になり、結果的に経済的なメリットも大きくなります。
エアコンの3つのカテゴリーと価格帯を徹底比較
番組の調査により、エアコンは大きく3つのカテゴリーに分類されることが明らかになりました。それぞれの特徴と価格帯を詳しく見ていきましょう。
エントリーモデル（4万円台〜14万円）
基本機能を搭載したエントリーモデルは、機能も値段も抑えたシンプルなタイプです。6畳用で4万3800円から14万3360円という価格帯になっています。
最安値の4万3800円のモデルは、ビッグカメラのオリジナル商品で、色がついている部分のみの機能に絞ることで値段を抑えています。「これでいいっすよね」という声もありましたが、必要最小限の機能のみとなっているため、快適性を求める方には物足りない可能性があります。
自動掃除モデル（9万円台〜17万円）※最人気
番組調査で最も人気が高いカテゴリーが、この自動掃除モデルです。価格は9万9800円から17万8600円となっています。
神原サリーさんによると、「やらなくちゃと思いながらやるの忘れる」フィルター掃除を自動で行ってくれるだけでなく、「お掃除をすることで省エネ性が発揮できる。電気代もかからずに済む」という実質的なメリットがあります。
少しでも電気代を抑えたいという消費者のニーズに応えるこのカテゴリーが人気No.1となっているのは、機能と価格のバランスが取れているからです。
省エネモデル（21万円台〜29万円）
最上位カテゴリーの省エネモデルは、21万7800円から29万4800円という価格帯です。「ありとあらゆる省エネ性が高いのもあるけれども、綺麗にする機能とか気流で快適になるとか、もう全ての機能がここに全部ありますよっていうところ」と神原さんが説明するように、最新技術が詰め込まれています。
AIで効率よく冷房できる高性能センサーや、新鮮な外の空気を取り込む換気機能など、快適に過ごすための機能が豊富に搭載されています。また、スマートフォンとの連携機能により、外出先からでも遠隔操作が可能で、高齢者の見守りにも活用できる点が注目されています。
ビッグカメラで発見！価格差8倍の衝撃事実
番組の量販店調査で明らかになったのは、エアコンの価格差がなんと8倍にも及ぶという衝撃的な事実でした。
最安値は4万3800円のビッグカメラオリジナル商品で、最高値は34万9800円という結果でした。林修さんは「さっきのやつ8台つけられる」とコメントし、その価格差の大きさに驚いていました。
この巨大な価格差は、搭載されている機能の違いによるものです。安いモデルは基本的な冷暖房機能のみに絞られているのに対し、高価格帯のモデルには最新のAI技術、空気清浄機能、換気機能、自動掃除機能、スマホ連携機能など、多岐にわたる高度な機能が搭載されています。
ただし、価格が高いからといって必ずしも全ての人に必要とは限りません。自分のライフスタイルや使用環境に合わせて、本当に必要な機能を見極めることが重要です。
知らないと損するエアコン表記の見方と選び方のコツ
エアコン選びで失敗しないためには、表記の正しい理解と選び方のコツを知ることが大切です。
まず、畳数表記の見方をマスターしましょう。「7～10畳」表記では、木造住宅なら7畳、鉄筋住宅なら10畳が目安となります。自宅の構造を把握して適切なサイズを選ぶことで、電気代の節約にもつながります。
次に重要なのが、エアコンのタイプの違いです。番組では3つのカテゴリー（エントリー、自動掃除、省エネ）が紹介されましたが、それぞれに明確な特徴があります。機能と価格の関係を理解し、自分の優先順位を明確にしてから選ぶことが重要です。
また、最新のエアコンに搭載されているスマホ連携機能は、単なる利便性向上だけでなく、高齢者の見守りにも活用できます。「こんな暑いのに自分の両親の家のエアコンがついてないと思ったら、こっそりスイッチを入れることもできるし様子が分かる」と神原さんが説明するように、離れて暮らす家族の安全確保にも役立ちます。
下取りサービスで最大3万円お得にエアコンを買い替える方法
現在、エアコンの買い替えを検討している方に朗報です。番組で紹介された情報によると、ビッグカメラではエアコンを購入すると古いエアコンを最大3万円で下取りしてくれるサービスがあります。
池谷亨チーフコメンテーターの解説によると、「例えば10年経ってても冷房機能がちょっと弱くなってるものでもちゃんと買い取りしてくれる」とのことです。これは半導体不足の影響で、中古エアコンの買い取り市場が活況になっているためです。
「今中古のエアコンって買い取ると、その中に半導体がありますから、エアコンそのものというよりもその部品を回収したいっていう意味合いもある」と池谷さんが説明するように、部品としての価値も高く評価されています。
3万円の下取りは決して小さな金額ではありません。新しいエアコンの購入費用を抑える大きな助けになりますので、買い替えの際は必ず下取りサービスを活用することをおすすめします。
まとめ
2025年7月1日放送の「LIFE IS MONEY」で明らかになったエアコンの相場は約15万円で、最も人気なのは自動掃除モデルのカテゴリーでした。神原サリーさんによる専門解説により、エアコン選びで重要なのは部屋の広さ表記を正しく理解し、自分のライフスタイルに合った機能を選ぶことだと分かりました。
価格差は最大8倍に及びますが、高価格帯のモデルには相応の価値があります。しかし、すべての機能が必要とは限らないため、まず自分がどのような機能を優先するかを明確にしてから選ぶことが大切です。
また、下取りサービスを活用すれば最大3万円お得に買い替えができるため、古いエアコンをお持ちの方はぜひ検討してみてください。エアコン選びは一度購入すると長期間使用するものですから、しっかりと情報を収集して後悔のない選択をしましょう。
※ 本記事は2025年7月1日に放送（テレビ東京系）の人気番組
「LIFE IS MONEY ～世のお金で見てみよう～」を参照しています。
※ビックカメラのHPはこちら
※ 家電ライフスタイルプロデューサーの神原サリーさんのYoutubeチャンネルは 「神原サリーの家電アトリエchannel」
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