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【ブレイクスルー】日本さかな専門学校「海業の未来」中村英孝の挑戦

breakthrough- japan college of fish
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2025年5月3日に放送された「ブレイクスルー」で、日本初の魚の専門学校として注目を集めた日本さかな専門学校。中村英孝事務局長が推進する「海業」の担い手育成とは、どのような取り組みなのでしょうか。本記事では、番組で紹介された革新的な教育内容や、水産業の未来を担う若者たちの姿、そして日本の漁業が直面する課題への解決策について詳しく解説します。読み終えた後には、日本の水産業界に新たな希望の光が差し込んでいることを実感できるはずです。

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ブレイクスルーで紹介された日本さかな専門学校とは

2025年5月3日放送のテレビ東京系「ブレイクスルー」で紹介された日本さかな専門学校は、神奈川県三浦半島の先端に位置する、まさに日本初の「魚の専門学校」です。2023年に開校したこの学校は、現在3年制・4年制コースで230人の学生が在籍しており、日本の水産業界に新たな風を吹き込んでいます。

作家の相場英雄さんとテレビ東京アナウンサーの佐々木明子さんが取材に訪れた際、学校の特徴的な教育内容に驚きを隠せませんでした。校舎内には20トンもの巨大水槽があり、相模湾を再現した疑似水族館として機能しています。また、実践的な授業の様子として、メバルの稚魚の養殖や、サメへの餌やりなど、魚に関わるあらゆる分野の教育が行われている様子が紹介されました。

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中村英孝事務局長が語る「海業」人材育成の理念

番組に登場した中村英孝事務局長は、この専門学校の核となる理念について熱く語っています。「限定してしまうと間口が学生にとって狭くなってしまう」という言葉通り、魚に関わる幅広い分野で活躍できる人材育成を目指しているのです。

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日本さかな専門学校の中村英孝事務局長                               (引用:「ブレイクスルー」より)

特に注目すべきは、神奈川県の水産課と連携して、日本政府が推進する「海業」の担い手育成事業に選ばれている点です。海業とは、海や漁村の地域資源を活用し、地域復興や所得向上を目指す取り組みのことを指します。中村事務局長は、神奈川県水産課と連携し、この海業の未来を担う人材育成に取り組んでいることを明かしました。

また、「18歳の時にそこまで未来を見ている、私は違いました」という中村事務局長の言葉には、若者の可能性を最大限に広げたいという思いが込められています。様々な分野を学ぶことで、学生自身が本当にやりたいことを見つけられる環境づくりを大切にしているのです。

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日本さかな専門学校の独自カリキュラムと魚のプロ養成

日本さかな専門学校の最大の特徴は、「すべて魚の授業ができる」という点にあります。高校とは異なり、一般科目の必要がないため、1年生から徹底的に魚に関する実践的な学習が可能となっています。

具体的なカリキュラムには以下のような特徴があります。

  • 養殖技術:メバルなどの稚魚の養殖からプランクトン(ワムシ)の培養まで、一貫した生産技術を習得
  • 調理技術:アジの三枚おろしなど、魚の捌き方を基礎から学習
  • 水族館飼育技術:20トン水槽での大型魚の飼育管理、魚の特性に応じた餌やり方法の習得
  • 神経締め技術:魚の価値を高める締め方の技術習得
  • 漁業実習:現役漁師の指導による実際の漁の体験

授業の半分は実践形式となっており、「ゼロからやらせる」という学校方針のもと、学生たちは着実に技術を身につけています。

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魚をさばく実践授業の様子                                       (引用:「ブレイクスルー」より)

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漁業から水族館まで!日本さかな専門学校の幅広い就職先

驚くべきことに、この学校の学生の多くは漁業関係者の子供ではなく、一般のサラリーマン家庭出身者です。「子供の時からお父さんに釣りに連れて行かれて魚が好きになった」という学生が多く、純粋な魚への情熱が学びの原動力となっています。

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水族館飼育員育成のために相模湾を再現した20tの水槽                           (引用:「ブレイクスルー」より)

就職先は実に多岐にわたります。

  • 水族館飼育員:多くの学生が目指す人気の職種
  • 養殖業:大手水産会社の養殖場への就職実績あり
  • 魚市場:横須賀魚市場でのアルバイトから正社員への道も
  • 設備関連企業:養殖用の籠製作など、水産設備の専門職
  • スーパー・魚屋:魚の捌き方を活かした販売職
  • 研究職:魚類研究に携わる専門職

学校の周辺には横須賀魚市場があり、学生たちはアルバイトを通じて実践的な経験を積むことができます。市場の取締役である小林雅人さんも「若い力を必要としていて、卒業生を受け入れたい」と期待を寄せています。

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横須賀魚市場の小林雅人取締役                                      (引用:「ブレイクスルー」より)

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海業の担い手として期待される日本さかな専門学校の学生たち

日本の水産業は深刻な危機に直面しています。漁獲量は最盛期年間1200万トンほどあったがこの40年で1/4近くにまで激減し、漁業従事者も60年間で1/6までに。高齢化も進み、産業の存続が危ぶまれる状況です。

このような中、日本さかな専門学校の学生たちは「海業」の新たな担い手として注目を集めています。三浦市では、民間企業と組み国家戦略特区の制度を活用して、高級ホテルや商業施設を建設する計画が進行中です。学生たちも海業について学び、地域復興のアイデアを提案しています。

例えば、ある学生は「牡蠣以外にもブランド魚である宝勢澤などの漁村も積極的にアピールすると良い」と提案し、別の学生は「三重県の大淀西海岸ではウミガメの産卵を生で見ることができる」といった観光資源の活用を提案しています。

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ブレイクスルーが注目!中村英孝の新たな水産教育への挑戦

中村英孝事務局長にとってのブレイクスルーとは「常に学生のニーズが年代と共に変わっていくので、それを的確に伝えながらアンテナを張り、それに合わせた教育をきちっと作って、学生がこの学校本当に良かったね、来て幸せだったねと笑顔で卒業できる、それを作り続ける」ことだと語っています。

特に注目すべきは、従来の漁業教育の枠を超えた新しいアプローチです。例えば、地元三浦の廃棄野菜を餌にして育てる「キャベツウニ」のようなブランド化の取り組みや、漁師自身が直接レストランと契約して魚を卸すビジネスモデルの紹介など、魚に付加価値をつける方法も教育に取り入れています。

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廃棄されるキャベツをエサとして育てられるキャベツウニ                        (引用:「ブレイクスルー」より)

「AとBを繋いだらCができるみたいな発想が生まれる」という中村事務局長の言葉通り、異なる分野を学んだ卒業生同士が連携することで、新たなビジネスチャンスが生まれることも期待されています。

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まとめ

2025年5月3日放送の「ブレイクスルー」で紹介された日本さかな専門学校は、日本の水産業界に革新をもたらす存在として注目を集めています。中村英孝事務局長のもと、2023年の開校以来230人の学生が在籍し、魚に関わるあらゆる分野で活躍できる人材を育成しています。

海業の担い手として期待される学生たちは、漁業の枠を超えた幅広い知識と技術を身につけ、日本の水産業の未来を切り開く存在となることでしょう。2025年春には初の卒業生を送り出す予定であり、彼らが日本の海の未来にどのような変革をもたらすのか、大きな期待が寄せられています。

「時代に合った教育で笑顔を作り続けること」という中村英孝事務局長の理念のもと、日本さかな専門学校は、まさに日本の漁業におけるブレイクスルーを実現しつつあるのです。

※ 本記事は、2025年5月3日放送(テレビ東京系)の人気番組「ブレイクスルー」を参照しています。

※ 日本さかな専門学校のHPはこちら

 

 

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