スポンサーリンク
テレビ番組・情報

【カンブリア宮殿】トラスコ中山の”常識破り経営”で稼ぐ秘密と中山哲也社長の「新たな視点」

スポンサーリンク

トラスコ中山は、番組「カンブリア宮殿」(2024年3月14日放-テレビ東京系)でも取り上げられた”常識破り”の問屋企業です。常識にとらわれずに新しい視点を持つことは、ビジネスの成否を分けると言っても過言ではありません。同社は代表の中山哲也社長による”常識破り経営”によって、問屋業界で驚異的な業績を残してきました。本記事では、強みとなる”在庫をとことん持つ”など常識を疑った発想の軌跡と、その根底にある中山社長の独自の経営哲学を解説します。さらに従業員を大切にするユニークな施策にも注目し、新時代を生き抜くヒントをお届けします。

 

スポンサーリンク

トラスコ中山の中山哲也社長とは?新たな視点から「常識を疑う」

トラスコ中山の代表取締役社長、中山哲也氏。同社を業界トップクラスの企業に成長させた経営者です。中山社長の原動力となっているのが、「常識を疑う」という発想です。

trusco-nakayamatetuya

トラスコ中山 中山哲也社長

1994年に35歳で同社の社長に就任した際、中山社長は10日間の長期にわたり社長室に籠り、会社の進むべき方向性を模索しました。その結果、「がんばれ!日本のモノづくり」というテーマを掲げ、製造現場に必要とされる問屋になることを決意しました。

この判断の背景には、飲食を中心とした接待で商売をするのが一般的だった当時の同業他社の手法に対する疑問があったと言われています。中山社長は「お客様に必要な商品をお届けすることこそが本質」と気づき、それまでの接待中心の営業スタイルとは決別しました。

「自分でいろいろ考えていくと、世の中にはない面白い答えがある」と気づいた中山社長は、既存の常識にとらわれることなく、目の前の課題に立ち向かっていったのです。

 

スポンサーリンク

トラスコ中山の強み”常識破り戦略”とは? ①「在庫をとことん持つ」②「即納にこだわる」

中山社長の”常識を疑う”発想から生まれたのが、トラスコ中山の二大強みである「在庫をとことん持つ」「即納にこだわる」です。

「在庫をとことん持つ」
2024年現在、トラスコは59万種類650万個もの在庫を国内最大級の倉庫(埼玉県幸手市)に抱えています。めったに売れない12mの長い梯子まであります。一般的な考えでは過剰在庫は避けるべきですが、中山社長は逆の発想で「お客様の要望に素早く応えられる」と判断し、在庫を積極的に抱え込んでいます。

この結果、取引先企業は5,632社(2024年現在)に拡大。ライバル他社からも注文が来るほど便利さが評価されているのです。さらに商品廃棄率はわずか0.1%と、無駄もほとんど出ていません。

「即納にこだわる」

大量の在庫を持つことで可能になるのが「即納」です。自社物流で一日två回の配送を行い、午前11時までの注文なら当日、午後夕方6時までの注文では翌朝に配送できます。電池一個からでも届けてくれるそうです。

さらに合理的なのが、配送の際に返品や修理の回収もできることです。余分なコストをかけずに済むため、取引先にとっても喜ばれる制度となっています。

このように、一般の常識を覆す発想から生まれた戦略が、トラスコの強みの源泉となっているのです。

 

スポンサーリンク

教科書には載っていない!?中山哲也社長の”ユニーク過ぎる”経営哲学

中山哲也社長の”常識を疑う”発想は、同社の経営哲学にも現れています。

「持つ経営」
トラスコは自社ブランド商品の開発などに使うPC、車両、物流センターの土地や建物まですべて購入しています。リースなどに頼らず、あくまでも自前で持つことを旨としています。減価償却が大好きだと中山社長は語ります。

「善を選ぶ経営」

「取捨選択」ではなく「取捨善択」。利益ばかり考えるのではなく、正しいことを選んでいく経営哲学です。中山社長は、かつて利益最優先で進めた父親の判断が失敗に終わったことから、この考えに至ったそうです。

「教科書にない経営」

これらに加え、中山社長は「誰もが思いつかないことをやる」「世の中の成功者はそう多くない」と述べるように、ユニークさを重視。教科書に載っていないような発想や戦略を追求し続けています。

このように、常識を打ち破る独自の経営哲学を貫いているのがトラスコ中山の特徴と言えるでしょう。

 

スポンサーリンク

従業員にもユニーク制度が満載!「副業OK」「無制限有給」に「新社会人支度金」

中山社長の発想は社内の制度にも現れており、トラスコ中山では従業員を大切にするユニークな制度が数多く設けられています。

例えば、有給休暇は日数の制限なく積み立てが可能です。長期休暇を取りたい場合でも安心して対応できます。加えて不妊治療で1年間の休職も認めるなど、ライフスタイルに合わせた働き方ができる環境が整っています。

さらに、社員食堂の料理人や社内託児所の保育士なども正社員として雇用しているため、同僚目線でサポートが受けられるのがポイントです。

一方で、収入面でのメリットも豊富にあります。副業をして別収入を得ることも可能で、社員の休日に合わせて異なる部署で就労できる制度があります。また、新卒入社時には最大20万円の一時金を「新社会人支度金」として支給。更に単身赴任者には月曜朝の遅刻(ゆっくり出社)が許可されるなど、手厚い待遇が整っています。

中山社長はこれらの制度について「社員が幸せでなければ会社も発展しない」と述べており、従業員満足度を非常に重視していることがわかります。

 

スポンサーリンク

まとめ:「新たな視点」から生まれた常識破り経営の凄み

トラスコ中山の成長を支えたのは、「常識を疑い新たな視点を持つ」という中山哲也社長の姿勢です。「在庫をとことん持つ」「即納にこだわる」といった、一見無駄に見える戦略はすべて、お客様目線に立脚した発想の転換から生まれたものです。

加えて、「持つ経営」「善を選ぶ経営」といったユニークな経営哲学や、副業OKや新社会人支度金など、社員満足度を高める多様な制度も、新しい発想の賜物と言えます。

“売り手ではなく、買い手目線に立つ”という原点から、従来の発想を覆す革新的なソリューションを次々に生み出してきた同社。新時代を生き抜く鍵は、”新たな視点を持ち続けること”にあると言えるでしょう。

物事を”当たり前”と過去の経験から判断するのではなく、時代の変化に合わせて発想の転換を恐れずに行うこと。それが中山哲也社長が体現する”常識破り経営”の精神なのです。

トラスコ中山株式会社(TRUSCO)のHPはこちら

コメント

error: Content is protected !!
タイトルとURLをコピーしました