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テレビ番組・情報

【がっちりマンデー】日本ヒューム(株)増渕智之社長が語る「100年続くヒューム管の秘密」

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TBS系列で2025年3月9日に放送された「がっちりマンデー!!」では、「100周年なのに知らない会社!」と題して、長年日本のインフラを支えながらも一般にはあまり知られていない老舗企業が紹介されました。その中で特に注目を集めたのが、下水道管などに使われるコンクリートパイプ「ヒューム管」のトップメーカー、日本ヒューム株式会社です。今回は、同社の増渕智之社長が語る100年企業の秘密に迫ります。

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【がっちりマンデー】で紹介された日本ヒューム(株)とは?100周年企業の実力

「がっちりマンデー!!」の取材班が訪れたのは、埼玉県熊谷市にある日本ヒューム株式会社。1925年(大正14年)に創業し、今年でちょうど100周年を迎える老舗企業です。一般の方々にはあまり馴染みがないかもしれませんが、年商337億円を誇る業界のリーディングカンパニーです。

実は同番組では、12年前の2013年にも取材に訪れており、当時は広報担当だった増渕智之さんが、現在は社長に就任されているという驚きの展開もありました。長年にわたり日本のインフラ整備を支え続けてきた企業の底力を感じさせるエピソードです。

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日本ヒューム(株)の増渕智之社長                                  (引用:「がっちりマンデー」より)

番組では、MC加藤浩次さん、進藤晶子さんをはじめ、スタジオゲストの森永康平さんと井森美幸さんも、「100年続く企業の強さ」に感嘆の声を上げていました。特に井森さんは自身も芸能界で40周年を迎えるという話題から、「その日その日で頑張ろうという感じがここまで繋がった」と長く続けるコツを語り、100年企業の偉大さを改めて強調していました。

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日本ヒュームの代表的製品「ヒューム管」とは?下水道インフラを支える土管の正体

日本ヒューム株式会社の主力製品は「ヒューム管」と呼ばれるコンクリート製のパイプです。一般的には「土管」として知られていますが、実は正式には「ヒューム管」と言い、日本ヒュームはその名の通り、このヒューム管の製造で国内シェアナンバーワンを誇っています。

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一般的には「土管」、正式名は「ヒューム管」                            (引用:「がっちりマンデー」より)

ヒューム管は主に下水道や雨水排水などの地下インフラに使用され、私たちの日常生活を陰で支える重要な役割を担っています。街中で道路工事をしている際に見かける大きなコンクリートのパイプ、あれが「ヒューム管」なのです。

番組では「知らない会社なのに100周年」というテーマでしたが、まさに私たちの生活に欠かせないインフラを担う企業でありながら、一般にはあまり知られていない典型的な例と言えるでしょう。しかし、長く続く会社には必ず独自の強みや技術があるはずです。その秘密に番組は迫りました。

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増渕智之社長が語る日本ヒュームの歴史と成長戦略

番組に登場した増渕智之社長は、12年前に「がっちりマンデー!!」の取材を受けた際は広報担当だったそうです。その後、会社の中核を担うまでに成長し、現在は社長として100周年の節目を迎えています。

増渕社長は番組の中で「より長寿命で安心して暮らせる社会に貢献するような会社にしていきたい」と語り、100年続く企業としての責任と誇りを示しました。加藤浩次さんも「本当に宜しくお願いします」と応え、日本のインフラを支える重要な企業であることを強調していました。

日本ヒュームの成長戦略の核心は、時代のニーズに合わせた技術革新と品質へのこだわりにあります。特に、環境問題への取り組みや、より耐久性の高い製品開発に力を入れている点が印象的でした。

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ヒューム管製造の秘密!遠心力を活用した独自の製造技術

番組では、ヒューム管の製造工程も詳しく紹介されていました。その製造方法が非常に独特で興味深いものでした。

まず最初に、強度を出すための「鉄筋カゴ」と呼ばれる骨組みを作ります。細長い鉄筋をくるくると巻きながら同時に溶接し、筒状の鉄筋を作り上げます。

次に、この鉄カゴに外枠を付けた型にコンクリートを流し込みますが、ここからが日本ヒュームの真骨頂。ヒューム管は完全な真円でなければ強度が下がってしまうため、「遠心力」を利用した製造方法を採用しています。巨大な装置を高速で回転させることで、コンクリートに均一な力がかかり、綺麗な円形に仕上がるのです。

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遠心力で真円に!                                       (引用:「がっちりマンデー」より)

さらに、この遠心力のおかげでコンクリートから余分な水分も飛んでいくという一石二鳥の効果があります。コンクリートは水分が少ないほど頑丈になるため、品質向上にも一役買っているのです。この独自の製造技術が、日本ヒュームの100年の歴史を支えてきた秘密の一つと言えるでしょう。

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熟練職人の技!山中達成工場長と岡田卓也副職長が支える品質管理

ヒューム管製造においては、最新の技術だけでなく熟練職人の技術も欠かせません。番組では熊谷工場の山中達成工場長と、ヒューム管製造の岡田卓也副職長の姿も紹介されました。

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日本ヒューム(株)の山中達成工場長                               (引用:「がっちりマンデー」より)

特に重要なのがパイプの内側の表面処理です。増渕社長が「内面がきちんと仕上げてないとパイプですから繋がって行った時に水が上手く流れません」と説明する通り、特に「口元」と呼ばれるつなぎ目部分を滑らかに仕上げる作業は重要です。

驚くべきことに、この重要な仕上げ作業は機械ではなく人の手で行われています。岡田副職長は長い棒を使って口元を整える作業を行っていましたが、何を見て作業しているかと尋ねられると「口元を見て、あとは感覚で」と答えました。これに井森美幸さんも「感覚?すごい」と驚きの声を上げていました。

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日本ヒューム(株)の岡田卓也副職長                                (引用:「がっちりマンデー」より)

この職人技は長年培われた経験によるもので、感覚を養うことが何より難しいと言います。まさに100年にわたって受け継がれてきた技術の結晶と言えるでしょう。

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次世代技術「e-CON」とは?セメントを使わないコンクリートの環境配慮型イノベーション

日本ヒュームは長い歴史を持ちながらも、革新的な技術開発にも積極的に取り組んでいます。番組では、同社が最近発表した新技術「e-CON」が紹介されました。

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セメントを使わないコンクリート『e-CON』                            (引用:「がっちりマンデー」より)

増渕社長は「これが最近発表させていただいた『e-CON』というものになるんですけれども、セメントを使ってないコンクリートになりますので」と説明していました。通常、コンクリートは砂や石をセメントで固めたものですが、そのセメントの製造過程では大量の二酸化炭素が排出されてしまいます。

この問題を解決するため、「e-CON」ではセメントを使わず、鉄を製造する際に副産物として発生する「高炉スラグ」という廃棄物をリサイクルして活用しています。これによって、従来のコンクリートと比較して二酸化炭素の排出量を80%も削減することに成功したのです。

さらに、「e-CON」は二酸化炭素削減だけでなく、酸や塩分による腐食にも非常に強いという特性を持っています。このような環境に配慮した次世代型の製品開発も、100年企業としての責任感の表れと言えるでしょう。

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日本ヒューム(株)が目指す未来のインフラ整備と持続可能な社会への貢献

番組でスタジオゲストの森永康平さんは、下水道管のメンテナンスに関する最新技術として「SGICP工法」についても言及していました。これは道路を掘り返すことなくメンテナンスができる技術で、ゴム管のようなものを既存の管に挿入することで補修を行うものです。

加藤浩次さんも「工事する箇所はその1箇所だけで全部できちゃうってことか」と驚きの声を上げていました。このように、インフラ整備においても無駄な工事を減らし、社会的な負担を軽減する技術開発が進んでいるのです。

増渕社長は番組の最後に「より長寿命で安心して暮らせる社会に貢献するような会社にしていきたい」と力強く語りました。100年続いてきた企業として、これからも日本のインフラを支え続けるという強い決意が感じられます。

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まとめ:100年企業「日本ヒューム(株)」が示す日本のものづくりの底力

「がっちりマンデー!!」で紹介された日本ヒューム株式会社は、一般にはあまり知られていなくても、私たちの生活を陰で支え続けている重要な企業です。下水道管として使われるヒューム管を製造し、国内シェアナンバーワンを誇る同社は、2025年に創業100周年を迎えました。

その成功の秘密は、遠心力を活用した独自の製造技術や、山中達成工場長や岡田卓也副職長のような熟練職人の技術、そして環境に配慮した「e-CON」のような革新的な製品開発にあります。

増渕智之社長が「遠心力でガッチリ!」と表現したように、目に見えないところで社会を支え、着実に技術を磨き上げていく姿勢こそが、100年企業の真髄なのかもしれません。これからも日本のインフラを支える同社の今後の展開に注目していきたいと思います。

※本記事は、2025年3月9日に放送(TBS系)された人気番組「がっちりマンデー!!」を参照しています。

日本ヒューム株式会社のHPはこちら

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