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テレビ番組・情報

【がっちりマンデー】ピクトレ×グロースリンググリッド鬼頭和希「電柱で稼ぐ」

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2025年7月20日放送のTBS系「がっちりマンデー!!」で紹介され、大きな話題となった電柱撮影ゲーム「ピクトレ」。番組内では、このゲームを開発・運営するグロースリンググリッドの鬼頭和希社長が、驚きのビジネスモデルについて詳しく解説しました。電柱写真を撮影するだけで稼げるという斬新な仕組みが、なぜ年間3億円もの売上を生み出すのか、その秘密に迫ります。

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ピクトレとは?電柱撮影で稼げるゲームの仕組み解説

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グロースリンググリッドのアプリ「ピクトレ」                                  (引用:「がっちりマンデー」より)

ピクトレ(正式名称:PicTrée~ぼくとわたしの電柱合戦~)は、実際にある電柱を撮影して陣地を広げていく位置情報ゲームです。プレイヤーは緑、ピンク、青の3つのチームから1つを選択し、スマートフォンで電柱の写真を撮影することでポイントを獲得します。

ゲームの基本的な流れは非常にシンプルです。地図上に表示される灰色のマークが、まだ誰にも撮影されていない電柱の位置を示しており、プレイヤーはその場所に実際に足を運んで撮影を行います。撮影時には、電柱の全景2枚、ボルトの部分1枚、電柱番号の札1枚、銘板と呼ばれる部分1枚の計5枚の写真が必要となります。

番組内で紹介された重要なポイントは、このゲームが単なる娯楽ではなく、プレイヤーが実際に収益を得られる仕組みになっていることです。灰色のまだ誰も撮影していない電柱を撮影すると、1本あたり約50円相当のコインがもらえ、このコインはAmazonギフト券に交換することができます。

番組内では、新人ADの押野さんが1時間のプレイで20本の電柱を撮影し、1320円を稼いだ様子が紹介されました。さらに驚くべきことに、1日に最高1000本の電柱を撮影するヘビーユーザーも存在し、その方は1年間で70万円以上を稼いでいることが明らかになりました。

現在、ピクトレは全国各地でサービスを展開していますが、時期によって開催されているエリアが決まっており、番組収録時の2025年7月時点では東北地方でのみプレイ可能でした。番組放送後の現在では、北海道電力ネットワーク株式会社と連携した「ピクトレまちバトル in 北海道2025夏」が7月12日から10月12日まで開催されており、約150万本の電柱を対象として個人やグループでの参加が可能となっています。

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グロースリンググリッド鬼頭和希社長のプロフィールと会社概要

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グロースリンググリッドの鬼頭和希社長                                 (引用:「がっちりマンデー」より)

番組内では、グロースリンググリッド社の鬼頭和希社長がピクトレのビジネスモデルについて詳しく説明しました。同社は2025年4月に設立されたばかりの新しい会社で、ピクトレアプリは2024年秋にリリースされ、現在までに2万5000ダウンロードを記録しています。

鬼頭社長は番組内で、設立初年度となる2025年1年間で約3億円程度の売上見込みを考えていると語っており、スタートアップとしての急成長ぶりが注目されています。この驚異的な成長の背景には、従来にはない全く新しいビジネスモデルがあります。

なお、ピクトレの開発・運営体制については、シンガポールを拠点とするDigital Entertainment Asset Pte.Ltd.(DEA)が開発を担当し、新設されたGrowth Ring Grid Pte. Ltd.(GRG)が運営を行っている体制となっています。DEAは2018年8月に設立されたweb3エンターテインメント企業で、Play to Earnゲームの開発会社として知られており、ピクトレは同社の社会課題解決ゲームの一つとして位置づけられています。2025年4月には、DEAとグロースリンググリッド(日本法人)が連携してGRGを新設し、ピクトレ事業のスケールアップを図っています。

興味深いことに、ピクトレは日経トレンディの「2025年ヒット予測」において、インフラゲームとして第24位にランクインしており、今後のさらなる成長が期待されています。

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ピクトレの遊び方と実際に稼げる金額を徹底調査

ピクトレで実際にどの程度稼げるのかは、多くの人が気になるポイントです。番組内で明らかになった具体的な数字を見てみましょう。

基本的な報酬体系として、まだ誰も撮影していない電柱を撮影すると、1本あたり約50円相当のコインが獲得できます。これは決して高額ではありませんが、継続的に取り組むことで確実に収益を積み上げることが可能です。

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ピクトレ ヘビーユーザーのALさん                                       (引用:「がっちりマンデー」より)

番組内で紹介されたヘビーユーザーの「ALさん」は、1年間のプレイで70万円以上を稼いでおり、1日の最高記録は1000本の電柱撮影という驚異的な数字を達成しています。単純計算すると、1000本×50円で1日に5万円を稼いだ計算になります。

ただし、これは相当な労力と時間を要する活動であることも理解しておく必要があります。電柱撮影には実際にその場所まで足を運ぶ必要があり、写真撮影も決められた角度や部位を正確に撮影する必要があります。また、既に他のプレイヤーが撮影済みの電柱からは報酬を得ることができないため、未撮影の電柱を効率的に見つけることが重要になります。

2025年7月から開催されている北海道イベントでは、1位のグループに100万円相当の報酬コインが進呈されるなど、より大きな報酬を狙えるチャンスも用意されています。このイベントでは、これまでの個人参加に加えて、学校のクラスや部活単位、企業の部署ごと、地域団体や家族などでのグループ参加も可能となっており、参加の幅が大きく広がっています。

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電柱写真データの活用先|東京電力など電力会社との連携の秘密

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東京電力パワーグリッド経営企画室課長の平田直人さん                                (引用:「がっちりマンデー」より)

ピクトレの最も革新的な部分は、ゲームで撮影された電柱写真が実際の電力インフラ点検業務に活用されていることです。これこそが、ユーザーに報酬を支払いながらも会社が利益を上げられる仕組みの核心部分となります。

番組内では、東京電力パワーグリッド経営企画室課長の平田直人さんが、電柱点検の重要性について詳しく説明しました。日本全国には約3600万本もの電柱が存在しており、これらを1本1本点検するには年間数十億円単位の費用がかかってしまいます。

電柱の点検作業では、バンドが外れていないか、極端に傾斜していないか、コンクリートにひびが入っていないかなどを確認する必要があります。従来はこれらの作業を専門の作業員が現地に赴いて行っていましたが、ピクトレによって撮影された高精度な写真データを活用することで、効率的な点検が可能になっています。

ピクトレの運営会社は、東京電力さやNTTなどの電力・通信会社から委託料を受け取り、その一部をギフト券の形でユーザーに配るという収益構造を構築しています。つまり、ユーザーが楽しみながらゲームをプレイし、その結果として社会インフラの維持管理に貢献し、さらに報酬も得られるという三方よしの仕組みが実現されているのです。

特に北海道のような広大なエリアでは、電柱の点検に相応の時間がかかるため、市民の協力を得て効率的な点検を行うことの意義は非常に大きいとされています。高度経済成長期に集中的に整備された電柱の多くが高経年化しており、今後の建替えに向けた事前点検の重要性がますます高まっている状況です。

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栗原英誠氏が語るゲーミフィケーション展開|マンホールへの可能性

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ピクトレ開発責任者の栗原英誠氏                                    (引用:「がっちりマンデー」より)

番組内では、ピクトレ開発責任者の栗原英誠氏がゲームの今後の展開について興味深い話を披露しました。栗原氏によると、電柱以外のインフラにも横展開していく計画があり、マンホールなどを対象とした新たなゲーム要素の追加も検討されているとのことです。

この発想の背景には、ゲーミフィケーションの力があります。番組に出演したマヂカルラブリーの野田クリスタルさんが鋭く指摘したように、「同じ内容でもバイトでやってくださいと言われたら急にやる気がなくなるが、ゲームという枠になっただけでなぜこんなにもやってしまうのか」というゲームの底力こそが、このビジネスモデルの成功要因となっています。

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今回スタジオゲストの石田健氏                                 (引用:「がっちりマンデー」より)

石田健氏(ニュースメディア「The HEADLINE」編集長)も、このゲーミフィケーションの可能性について言及し、「教育も勉強もちょっと嫌なものだったのが、これをクリアするゲーム性を持たせることによって、今まではネガティブだと思われていたものがどんどんポジティブになっていく」と評価しています。

実際に、道路の陥没チェック、マンホールの状態確認、その他のインフラ設備の点検など、ピクトレの仕組みを応用できる分野は数多く存在します。これらの分野でも、従来は専門業者による高コストな点検作業が必要でしたが、ゲーミフィケーションによって市民参加型の効率的な点検システムを構築できる可能性があります。

栗原氏は番組内で「電柱以外のインフラにある横展開していくみたいな形でこのピクトレで扱える対象を増やしていく」と明言しており、今後のサービス拡大への意欲を示しています。2025年現在では、実際に電柱の植物巻き付き事象発見の実証試験も開始されており、より専門的な点検項目への対応も進んでいます。

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まとめ

2025年7月20日放送の「がっちりマンデー!!」で紹介されたピクトレは、電柱撮影というユニークな方法で社会貢献とエンターテインメント、そして収益化を同時に実現した革新的なサービスです。グロースリンググリッドの鬼頭和希社長が語った年間3億円の売上見込みの背景には、電力会社との連携による確固たるビジネスモデルがあります。

プレイヤーが1本約50円相当で電柱写真を撮影し、その データを東京電力などの電力会社が点検業務に活用するという仕組みは、全国約3600万本の電柱インフラ維持という社会課題の解決にも大きく貢献しています。ヘビーユーザーが70万円以上を稼ぐ事例や、北海道イベントでの100万円相当の賞金など、しっかりとした収益機会も提供されています。

ピクトレ開発責任者の栗原英誠氏が示すマンホールなどへの横展開の可能性や、ゲーミフィケーションによる社会課題解決のアプローチは、今後のインフラ点検業界全体に大きなインパクトを与える可能性を秘めています。日経トレンディの2025年ヒット予測にもランクインしたこのサービスが、どのような発展を遂げていくのか、今後の動向に注目が集まります。

 

※ 本記事は、2025年7月20日放送の人気番組「がっちりマンデー!!」(TBS系)を参照しています。
※ グロースリンググリッドのHPはこちら

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