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【がっちりマンデー】JR九州・JR四国の観光列車「満席の秘密」

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2026年3月22日放送のTBS系「がっちりマンデー!!」は、先週のJR全7社スペシャルの延長戦として、JR九州とJR四国が誇る観光列車の知られざる魅力に迫りました。日帰りで九州一周気分が味わえる「36ぷらす3」や、予約が取れないほど人気のJR四国「伊予灘ものがたり」は、一体どんな仕掛けで乗客を惹きつけているのでしょうか。この記事では、番組で紹介された両列車の料金・ルート・人気の秘密を余すところなくお伝えします。次の旅の計画に、きっと役立つはずです。


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がっちりマンデーで紹介されたJR九州・JR四国の観光列車とは

2026年3月22日放送の「がっちりマンデー!!」では、前週のJR全7社完全集結スペシャル(2時間拡大版)で放送しきれなかった「スゴい観光列車」の未公開映像が一挙に公開されました。

取り上げられたのは大きく2つ。JR九州の「36ぷらす3」と、JR四国の「伊予灘ものがたり」です。

JR九州は、年間売上およそ4500億円を誇り、九州7県だけで10種類以上の観光列車を運営する、まさに「観光列車王国」。その中でも、いま人気急上昇中なのが「36ぷらす3」です。一方、JR四国からは、たった3両の小さな列車なのに年間2万人以上が殺到し、乗車率80%超えという驚異的な数字を叩き出す「伊予灘ものがたり」が登場しました。

番組では、ゆうちゃみさん&大久保佳代子さんが「36ぷらす3」に、なすなかにしのお二人が「伊予灘ものがたり」にそれぞれ実際に乗車して徹底調査。どちらの列車にも「なるほど!」と膝を打つようながっちりな仕掛けが満載で、スタジオも大いに盛り上がりました。

ここからは、それぞれの列車について詳しく見ていきましょう。


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JR九州「36ぷらす3」日帰りを可能にした時刻表マジックとは

JR九州の「36ぷらす3」は、2020年に運行を開始した観光列車です。黒く重厚感のある787系車体に金色のロゴマークが光る、非常にスタイリッシュなデザインが特徴で、車両デザインは数々のJR九州D&S列車を手がけた水戸岡鋭治氏によるものです。

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JR九州の「36ぷらす3」                                  (引用:「がっちりマンデー」より)

列車名の「36」は、九州が世界で36番目に大きな島であることに由来します。そして「ぷらす3」は、お客様・地域の皆様・JR九州の3者を意味し、36+3=39で「サンキュー=感謝」の輪を広げたいというコンセプトが込められています。

この「36ぷらす3」最大の売りは、九州7県を5日間かけてぐるっと一周できるところ。全ルートの走行距離は約1,160キロにもなります。ただ、5日間連続で乗るのはハードルが高いですよね。

そこで登場するのが、番組内でゆうちゃみさんが「時刻表マジックや!」と叫んだ仕掛けです。

実は、この「36ぷらす3」は5つのルートに分割されており、木曜日から月曜日まで、曜日ごとに異なるコースを走ります。つまり、好きなルートを1つだけ選んで日帰りで乗車することも可能なのです。

しかもダイヤ設計が非常に巧みで、各ルートの始発駅や終着駅は空港にアクセスしやすい場所に設定されています。例えば、番組でゆうちゃみさんと大久保佳代子さんが乗った土曜日ルート「緑の路」の場合、始発駅は宮崎空港のすぐそば。そして終点の別府駅からは大分空港へのアクセスも比較的容易です。

飛行機で九州入りして、日帰りで豪華な列車旅を満喫し、また飛行機で帰る。この「飛行機の時間まで計算に入れたダイヤ設計」こそが、時刻表マジックの正体です。

筆者が個人的に感心したのは、この設計思想のスマートさです。5日間の周遊旅行という壮大なコンセプトを掲げながら、実際のお客さんのニーズ(日帰りで気軽に乗りたい)にもしっかり対応している。大風呂敷を広げつつ、足元をちゃんと固めている。このバランス感覚は、JR九州が長年かけて培ってきた観光列車運営のノウハウがあってこそでしょう。


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36ぷらす3の料金・ルート・おもてなし駅など車内サービスを紹介

番組では、土曜日ルート「緑の路」(宮崎→別府、約5時間半)の旅が紹介されました。車内サービスの充実ぶりは、まさに「走るホテル」と呼ぶにふさわしい内容です。

まず車内に入って驚くのが、1号車の床に敷かれた畳です。靴を脱いで上がるスタイルで、まるで旅館のような寛ぎの空間が広がっています。ゆうちゃみさんが「思ってたんと全く違いました」と驚いたのも頷けます。

出発からわずか20分で、まず最初の仕掛けとしてお弁当が登場。島浦真鯛やへべすブリ、尾崎牛など宮崎県の食材をふんだんに使った豪華な内容で、番組内でも「全部妥協してない」と絶賛されていました。

さらに途中の延岡駅では「おもてなし駅」として、ホーム上にマルシェが出現。改札を出ることなく、地元の地鶏や甘酒などの特産品を購入できます。「36ぷらす3」では、5つのルートそれぞれにこうした「おもてなし駅」が設けられており、各地の特色が楽しめる仕組みになっています。

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秘境駅の宗太郎駅                                (引用:「がっちりマンデー」より)

圧巻だったのは、1日たった3本しか列車が停まらない秘境駅・宗太郎駅への立ち寄りです。宗太郎駅は大分県佐伯市の山間部にある無人駅で、通常はアクセスするだけで一日がかりになってしまうような場所。そんなレアな駅をルートに組み込むことで、乗客に特別な体験を提供しているわけです。

そして車内では梅酒作り体験なども用意されており、5時間半という乗車時間をまったく飽きさせない工夫が詰まっています。

さて、気になるお値段ですが、番組内で大久保佳代子さんが「3万9000円、サンキューで」と予想したのに対し、JR九州営業部の裵紗耶さんから発表された金額は、土曜日ランチプラン(個室)で一人2万4400円。

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JR九州営業部営業課の裵紗耶さん                            (引用:「がっちりマンデー」より)

しかも終点の別府駅には17時15分に到着するので、そこからさらに温泉を楽しんだり別府の街を観光したりすることもできます。このコストパフォーマンスの高さが、リピーター続出の大きな理由なのでしょう。


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JR四国「伊予灘ものがたり」年間2万人超・乗車率80%の人気の理由

続いて番組で紹介されたのは、JR四国が誇る観光列車「伊予灘ものがたり」です。

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JR四国の「伊予灘ものがたり」                             (引用:「がっちりマンデー」より)

この列車は2014年に運行を開始し、2022年には新型車両へとリニューアル。愛媛県の松山駅から伊予大洲駅間、および松山駅から八幡浜駅間で、土日祝を中心に1日2往復・計4便が運行されています。

外観は、伊予灘に沈む夕景や柑橘類をイメージした茜色と黄金色の二色デザイン。ホームに入ってくる時にはテーマ音楽が流れるという演出まであり、番組でなすなかにしの中西さんが「なかなか鳴らへんで、音楽」と興奮していたのも印象的でした。

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松岡さんがデザインしたという「伊予灘ものがたり」                          (引用:「がっちりマンデー」より)

3両編成で定員わずか58名。片道3980円からというリーズナブルな料金設定ながら、年間の乗客数は約2万3000人、乗車率は80%を超え、売上は約2億円に達しています。

ここで注目したいのが、この列車をデザインしたのが有名デザイナーではなく、JR四国の社員である松岡哲也さんだという点です。松岡さんは元々、駅の設計が専門だった方。番組内で松岡さん自身が語ったところによると、当時の専務が「有名なデザイナーに頼むと言いたいことが言えなくなる。松岡なら、ここはこうしたいと言える」という判断から、社内デザインになったのだそうです。

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JR四国鉄道事業本部営業課の松岡哲也さん                          (引用:「がっちりマンデー」より)

しかもベース車両は、国鉄時代から走るキハ185系のリニューアル。新車両をゼロから作るのではなく、既存の車両を改造して新しい価値を生み出す。新幹線が走っていないJR四国ならではの、限られた資源を最大限に活かす知恵と工夫がここにあります。

個人的には、この「身の丈に合った経営判断」こそが、伊予灘ものがたり最大の成功要因だと感じます。潤沢な予算があれば豪華な列車は作れます。でも大切なのは、持続可能な形で地域の魅力を引き出すこと。その意味で、JR四国のアプローチは非常に賢いと言えるのではないでしょうか。


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伊予灘ものがたりが「ゆっくり走る」観光列車である儲かる仕掛け

伊予灘ものがたりに実際に乗車したなすなかにしの二人が最初に気づいたのは、「列車が遅い」ということでした。中西さんが「遅くないっすか?」と言い、那須さんが「車に抜かれていってるもんね」と驚くほどのスローペースです。

その速度は、平均時速わずか50キロ。場所によっては時速10キロまで落ちることもあり、特急なら50分で走る区間を、あえて2時間半かけてゆっくりと進みます。

しかし、この「ゆっくり」こそが、伊予灘ものがたりの儲かる仕掛けの核心です。

松岡さんが番組内で説明したように、ゆっくり走ることで乗客はゆったりと景色を楽しめます。伊予灘の美しい海、愛媛の山あいの風光明媚な風景。車内の椅子はあえて低く設計されており、360度のパノラマを開放的に見渡せるようになっています。

そして、景色を見ながらご飯を食べたくなる。これがポイントです。

車内には3000円から5500円の料理メニューが用意されていますが、なんと乗客の7割がこの食事を予約しているとのこと。さらに、飲み物などの車内販売でも、お客さんは一人あたり1000円程度を購入してくれるそうです。

つまり、片道3980円の乗車料金に加えて、食事代3000〜5500円、車内販売1000円程度が上乗せされる計算になります。ゆっくり走ることによって乗車時間が長くなり、その分、お客さんが運賃以外のお金を落としてくれるというビジネスモデルなのです。

加藤浩次さんが「一杯増えるわな、絶対」と的確に指摘していましたが、まさにその通り。スピードを追求するのではなく、あえて遅くすることで単価を上げる。この発想の転換は、観光ビジネスに限らず、多くの業界に通じるヒントを含んでいるように思えます。

列車のスピードを落とすことは、燃料費や運行コストの面でもメリットがあるはずで、まさに「急がば回れ」を地で行く戦略と言えるでしょう。


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お遍路文化の「お接待」が観光列車・伊予灘ものがたり最大の魅力

伊予灘ものがたりには、料理やゆっくり走る仕掛け以上に、他の観光列車にはない唯一無二の魅力があります。それが、沿線の住民による自発的な「おもてなし」です。

番組内で、列車が愛媛の町を走っていると、沿線の道路から地域の方々が旗を振ったり、手を振ったりしてお見送りをしてくれる様子が映し出されました。那須さんが「いやー、これはもう、申し訳ないね」と感激するほどの光景です。

しかもこれは、JR四国が組織的に仕込んだものではありません。地域の方々が、伊予灘ものがたりが通るたびに自発的にやってくれているのです。

その背景にあるのが、四国に古くから根づく「お接待」の文化です。四国といえば、弘法大師ゆかりの四国88箇所巡りで知られるお遍路が有名ですが、四国の各地には、長旅をするお遍路さんに対して地元の方がお茶や食事、時には宿まで提供してもてなす「お接待」という伝統があります。

松岡さんの説明によると、このお接待の精神がお遍路さんだけでなく、観光で来る方にも向けられているのだそうです。旅人を温かく迎え入れるという四国の文化そのものが、観光列車の付加価値になっている。これは予算をかければ真似できるものではなく、まさにその土地ならではの競争優位と言えます。

番組を見ていて感じたのは、こうした地域の方々の善意が、結果としてJR四国の収益にも貢献しているという好循環です。お客さんは「沿線の人たちが手を振ってくれた」という感動体験をSNSなどで発信し、それを見た人が「自分も乗ってみたい」と予約を入れる。実際に千葉県から来た乗客が「予約するのもなかなか取れない状況」と語っていたように、口コミによる集客効果は絶大です。

JR四国では、この「ゆっくり観光列車」の成功を受けて、他の地域を走る「ものがたり列車」シリーズがさらに2路線誕生しています。「四国まんなか千年ものがたり」と「志国土佐 時代の夜明けのものがたり」です。いずれの路線でもお接待の文化が息づいており、今後ますますお客さんが増えていくことが期待されます。


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まとめ

2026年3月22日放送の「がっちりマンデー!!」延長戦では、JR九州の「36ぷらす3」とJR四国の「伊予灘ものがたり」という、2つのスゴい観光列車の魅力が紹介されました。

「36ぷらす3」は、5つのルートを自由に選べる設計と、空港アクセスを計算に入れた「時刻表マジック」で、日帰りでも豪華な九州旅行を可能にしています。個室ランチプランで一人2万4400円というコスパの良さも大きな魅力です。

一方、「伊予灘ものがたり」は、あえてゆっくり走ることで車内飲食の売上を伸ばすビジネスモデルと、四国のお接待文化に支えられた沿線住民の温かいおもてなしで、3両58名の小さな列車ながら年間売上2億円を達成しています。

どちらの列車にも共通しているのは、「速さ」ではなく「体験の質」で勝負しているという点です。移動手段としての効率ではなく、乗ること自体が目的になる価値を提供する。この考え方は、地方の鉄道事業が生き残っていくうえでの一つの明確な答えを示しているのではないでしょうか。

次の休日、少し遠出をして、観光列車に揺られながら車窓の景色を眺めてみる。そんな旅の計画を立ててみてはいかがでしょうか。

※ 本記事は、2026年3月22日放送(TBS系)の人気番組「がっちりマンデー!!」を参照しています。
※ 公式サイトは以下の通り。
JR四国。
  
JR九州。

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