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【がっちりマンデー】わらび餅の正体はタピオカ!明日香食品が年間2億粒売る秘密

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スーパーでよく見かける透明なわらび餅、実はあの正体が「タピオカ」だったことをご存じでしょうか。2026年4月19日放送のTBS系「がっちりマンデー!!」では、明日香食品の看板商品・わらび餅が年間2億粒も売れる仕掛けが明かされました。この記事を読めば、身近な和菓子に隠された驚きの開発ストーリーと、億ヒットを生む発想の転換がわかります。


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明日香食品「明日香野」のわらび餅とは?年間2億粒の看板商品

大阪府八尾市に本社を置く明日香食品株式会社は、「明日香野」ブランドで和菓子を全国のスーパーに届けている老舗メーカーです。1977年(昭和52年)8月15日の設立で、2026年現在で49年目を迎える歴史ある会社。代表取締役社長は此下竜矢さんで、従業員数は約300名を誇ります。

此下竜矢

明日香商品(株)の此下竜矢社長                                 (引用:「がっちりマンデー」より)

2026年4月19日放送の「がっちりマンデー!!」では、この明日香食品が手がける「わらび餅」が儲かる億ヒット商品として紹介されました。青いトレーに透明感のあるわらび餅が敷き詰められたあのパッケージ、スーパーのお菓子コーナーで一度は手に取ったことがある方も多いのではないでしょうか。

わらび餅

明日香食品のわらび餅                                 (引用:「がっちりマンデー」より)

此下社長の取材対応も印象的でした。わらび餅をかたどった団子がいくつもついたユニークな制服に身を包み、「うちは和菓子屋なんで、気に入ったんで使ってます」と笑顔で答えるあたりに、この会社の和菓子への愛情が滲み出ていました。

このわらび餅の販売数は、なんと年間2億粒以上。愛知と千葉の工場で合計2億粒ものわらび餅が日々作られているのです。わらび餅単体での売上は年間6億5000万円、和菓子全体を含めた会社全体の売上は54億円。和菓子業界では圧倒的な存在感と言って差し支えないでしょう。

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衝撃の事実!わらび餅の主原料は実は「タピオカ」だった

番組で最も視聴者を驚かせたのが、わらび餅の原料の正体です。工場長の大山勲さんが明かしたのは、水、砂糖、本わらび粉、そして「タピオカ」という組み合わせ。スタジオでも加藤浩次さんが「わらび餅じゃねーじゃん!」と思わずツッコミを入れる場面がありました。

大山勲

明日香食品の大山勲工場長                                  (引用:「がっちりマンデー」より)

実は、スーパーで売られている透明なわらび餅の多くは、伝統的なわらび粉だけではなく、タピオカデンプンを主原料の一つとして使っています。わらび粉は希少で高価なため、100%本わらび粉のわらび餅は非常に高級品。日常的にスーパーで手に取れる価格帯で販売するためには、別の素材に頼る必要があったのです。

そこで登場したのがタピオカ。大山工場長によれば「タピオカを使うことで、透明なわらび餅を作ることができる」とのこと。これは熱を加えるとタピオカデンプンが透明化するという性質を活かした技術です。

個人的に感じるのは、「わらび餅」という名前の期待値と、実際の原料のギャップが絶妙な商品設計だということ。消費者は「タピオカ餅」と呼ばれるより「わらび餅」と呼ばれた方が和菓子として受け入れやすく、かつ食感や透明感でわらび粉に負けない満足感が得られる。この「呼び名の魔法」こそが、スーパーでリピート買いされる最大の要因なのかもしれません。

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1992年タピオカブームに着目して売上10倍に|開発秘話

明日香食品がタピオカを使い始めたのは、偶然ではありません。もともと明日香食品は、さつまいものデンプンを使ってわらび餅を作っていたそうです。ところが売上がいまいち振るわず、原因を探ったところ、見た目の「濁り」に行き着きました。

加藤浩次さんも番組内で「確かにこんにゃく感強いな」と率直なコメント。濁ったわらび餅は、たしかに「ひんやり涼しげなお菓子」というイメージから遠ざかってしまいます。

そこで1992年、当時の開発者が社会現象となっていた「タピオカブーム」に目をつけました。調べてみると、タピオカは熱を加えることで透明になるという特性が判明。さつまいもデンプンの代わりにタピオカを使って試作したところ、清涼感あふれる綺麗なわらび餅が誕生したのです。

結果は劇的でした。大山工場長が語るには、濁っていた時期から透明わらび餅に切り替えた後、売上はおよそ10倍に跳ね上がったとのこと。食感も格段に良くなり「全部いいことしかない」と振り返っていました。

これは和菓子業界における典型的な「素材転換によるブレークスルー」の事例と言えます。「同じ商品カテゴリーでも、原料を変えるだけで別次元の商品になる」という教訓は、食品ビジネス全般に応用できる重要な視点です。1992年と言えば、まさにバブル崩壊直後の厳しい経済環境。その中で社会トレンドを商品開発に取り込んだ嗅覚こそが、明日香食品を看板商品メーカーへ押し上げた原動力だったのでしょう。

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12度の冷水で40分|透明わらび餅ができるまでの製造工程

番組では、明日香食品の工場内で行われる製造工程も丁寧に紹介されました。朝7時、工場内では大きな釜で大量の生地をこねる作業からスタート。水、砂糖、本わらび粉、タピオカを混ぜ合わせ、しっかり炊き上げていきます。

興味深いのは、炊き上がった直後のわらび餅は、実はまだ濁って見えるということ。ここから「透明わらび餅」になるまでには、こだわりの冷却工程が必要なのです。

具体的には、12度の冷水で10分間冷やし、それを別容器でもう一度冷やすという工程を合計4回、40分間繰り返します。この手間をかけることで、あの清涼感たっぷりの透明感が生まれるわけです。

一般的に食品メーカーはコストカットのため、工程短縮の誘惑に常にさらされています。40分もの冷却時間をかけ続けるというのは、見た目の品質に対する明日香食品のこだわりの証明でしょう。スーパーで100円前後という手頃な価格帯で提供されながら、この工程を維持しているのは本当にすごいことだと感じます。

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消費期限たった4日間!朝5時から始まる手作業の盛り付け

わらび餅作りのもう一つの大変さが、その極めて短い消費期限です。大山工場長によれば、わらび餅の消費期限は製造日を含めてたった4日間。作り置きはまったく効きません。

工場で出来上がったら、翌日には店頭に並べられるよう昼には出荷しなければならないため、朝5時から作業がスタートしています。番組で作業員の女性が「5時からです」と語る場面には、現場の本気度が表れていました。

さらに驚きなのが、盛り付けが完全に人の手作業で行われているということ。大量のわらび餅を、手の感覚だけで1パック140gぴったりに盛り付けていくのです。番組スタッフの質問に大山工場長は「1人あたりだいたい1日20万粒は盛り付けてます」と回答。これには取材スタッフも驚きを隠せませんでした。

日給換算ではなく「粒」で換算する仕事場、というのはなかなかシュールですが、年間2億粒という数字の裏には、こうした職人技の積み重ねがあるわけです。機械化されていないからこその柔らかく不揃いな盛り付けが、手作り感のある「明日香野らしさ」を生んでいるのかもしれません。

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西日本と東日本で売り方が違う|きな粉と黒蜜の戦略

番組で進藤晶子さんが紹介した興味深い事実が、販売パターンの地域差です。明日香野のわらび餅は、西日本と東日本で売り方を変えているのです。

東日本西日本では付属品が違う

東日本と西日本では販売パターンに違いがある                                 (引用:「がっちりマンデー」より)

  • 西日本版:わらび餅 + きな粉
  • 東日本版:わらび餅 + きな粉 + 黒蜜

西日本ではシンプルにきな粉のみで仕上げ、東日本ではさらに黒蜜を加えた豪華版で販売。これは東西の味覚文化の違いを踏まえた、見事な地域マーケティングと言えるでしょう。

関西では素材そのものの風味を楽しむ文化が根強く、きな粉の香ばしさを活かすシンプルな仕様で十分満足が得られます。一方、関東では濃い目の味付けを好む傾向があるため、黒蜜を加えることで満足度を高めているわけです。

同じ商品でも地域ごとの嗜好に合わせて構成を変えるというのは、一見シンプルながら実行には相当なオペレーションコストがかかります。それでも続けているのは、地域ごとのリピート率を最大化する戦略が利益に直結しているからに他なりません。

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まとめ|わらび餅に学ぶ、素材転換で生まれた億ヒット

2026年4月19日放送の「がっちりマンデー!!」で紹介された明日香食品のわらび餅。年間2億粒という驚異的な販売数字の裏には、複数の戦略と技術の積み重ねがありました。

改めて振り返ると、1992年のタピオカ導入による素材転換、40分をかける冷却工程、4日間という短い消費期限に対応する朝5時からの生産体制、1日20万粒という手作業の職人技、そして東西で異なる味の構成。どれ一つ欠けても、年間2億粒という数字は成立しなかったはずです。

特に「濁っていたわらび餅を透明にしたら売上10倍になった」というエピソードは、どんな業種の人が聞いても勇気をもらえる話ではないでしょうか。商品の本質を変えずに「見た目」と「原料」を工夫するだけで、売上は劇的に変わる。これは食品業界だけでなく、あらゆるビジネスに通じる普遍的な教訓だと感じます。

次にスーパーで明日香野のわらび餅を見かけたら、ぜひその透明感とプルンとした食感を意識してみてください。あの一粒一粒には、40分の冷却と1日20万粒の手仕事が詰まっているのですから。

 

※ 本記事は、2026年4月19日放送(TBS系)の人気番組「がっちりマンデー!!」を参照しています。
※ 明日香食品株式会社の公式サイトはこちら

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