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テクノロジー・サイエンス

【アンパラレルド】エルシオの「魔法のメガネ」オートフォーカスグラス

【アンパラレルド】エルシオの「魔法のメガネ」オートフォーカスグラス elcyo-autofocus-glasses
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2026年5月7日放送のアンパラレルドで、世界初のフレネル液晶レンズを搭載した「オートフォーカスグラス」を開発する大阪大学発スタートアップ・エルシオが特集されました。本記事では若林正恭さんが体感した「魔法のメガネ」の仕組みから、CEO李蕣里さんの起業ストーリー、ライバル企業との比較、未来像までを徹底解説します。(約170文字)


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アンパラレルドで紹介されたエルシオのオートフォーカスグラスとは

人生100年時代、40代以上が健康面で不自由を感じる要因の第1位は「目」だと言われています。日本では目の疾患だけで医療費が1兆円を超え、その6割以上が65歳以上の高齢者という深刻な状況です。2026年5月7日放送のアンパラレルド~ニッポン発、世界へ~では、この社会課題に挑むエルシオのオートフォーカスグラスが特集されました。

エルシオは2019年創業、社員はわずか8人という小所帯ですが、その半数以上が60歳を超えるベテラン技術者という異色の体制が特徴です。CEOは金髪の女性経営者・李蕣里(り・じゅんり)さん技術開発担当の鎌谷康弘さん(68歳)と二人三脚で開発を進めています。

李蕣里、鎌谷康弘

Elcyo(エルシオ)の李蕣里(りじゅんり)CEOと技術開発担当 の鎌谷康弘さん                 (引用:「アンパラレルド」より)

このメガネ最大の特徴は、電気の力で度数を自在に変えられる「フレネル液晶レンズ」を世界で初めて搭載したこと。1台で老眼鏡から遠近両用までカバーでき、メガネを掛け替える煩わしさから解放されます。MCの若林正恭さん(47歳)が試着した際、近くから遠くへの切り替えが「すんって合う」一瞬の早さに驚いた姿が印象的でした。これは老眼世代の生活を根本から変える可能性を秘めた革新だと感じます。


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フレネル液晶レンズが実現した「薄型・軽量」と「広い視野」の革新

エルシオの核となる技術が「フレネル液晶レンズ」です。これは2つのレンズ技術を融合させた画期的な発明と言えます。

1つ目の液晶レンズは、液晶分子を板で挟み、電圧をかけることで光の屈折をコントロールする仕組みです。電圧の調整次第で、1枚のレンズが凸レンズにも凹レンズにもなり、近視にも遠視にも対応できます。これまでも顕微鏡や内視鏡といった小型機器に使われていましたが、メガネに応用するには「サイズが小さく視野が狭い」という致命的な弱点がありました。

そこでエルシオが組み合わせたのが、灯台や懐中電灯に使われる「フレネルレンズ」の構造です。同心円状の溝が刻まれた特殊な形状により、薄型のまま光を集める技術を液晶と融合させた結果、「薄さ約2ミリ」「広い視野」「電圧で度数自在」という三拍子そろったレンズが誕生しました。1枚のレンズには液晶や半導体など20層ほどのテクノロジーが詰め込まれているといいます。鎌谷さんが得意とする半導体のパターン形成技術が、まさにここで活きているのです。


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エルシオCEO李蕣里が起業を決意した小児弱視の少女との出会い

CEOの李蕣里さんが起業を決意したのは、2015年ごろの大学院生時代にさかのぼります。大学の起業家育成プログラムの一環で「誰のためのメガネを作るのか」を調査するために大阪大学医学部附属病院を訪れた際、小児弱視の女の子と出会ったことがきっかけでした。

この少女は弱視に加えて他の病気も併発しており、医師や母親と意思疎通を取ることさえ困難な状態だったそうです。視力検査も満足に受けられず、今かけているメガネが本当に合っているかも分からない――その姿を目の当たりにした李さんは「この技術で救える人がいる」と覚悟を決めたといいます。卒業後に2、3年の開発期間を経て、確信を持って2019年にエルシオを設立した経緯があります。

李さん自身が「ファンです!と言って凄腕の研究者に直接会いに行く」スタイルで仲間を集めたエピソードは、若林さんが「少年ジャンプ的展開」「ワンピースみたい」と例えたほどドラマチックでした。研究者の心を動かしてチームを作り上げる行動力こそ、スタートアップ創業者の真髄だと感じます。


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68歳・鎌谷康弘ら60代エンジニアが支えるエルシオの開発体制

エルシオの社員構成は、まさに「異色」の一語に尽きます。社員8人のうち半数以上が60歳超え。30代の若手社員を採用し始めたのも「最近」だと李さんは語ります。

技術開発担当の鎌谷康弘さんは、大手家電メーカーで長年半導体開発の第一線に立ってきたベテランです。定年後、エンジニアとしての腕を買われてエルシオに参画。「気力と体力がまだ残っている」「ものづくりの現場が好きだから」と語る姿に、シニア世代の働き方の新しいモデルを見る思いがしました。

注目すべきは、李さんと鎌谷さんの関係性です。芸人で例えるなら「師匠と弟子」級の年齢差ですが、李さんは「やりたいように、言いたいことははっきり言っている」と明言します。年齢に関係なく対等に意見をぶつけ合う社風が、技術革新の原動力になっているのは間違いありません。打ち上げではみんなお酒も油物もガンガン頼むそうで、世代を超えて結束した熱量を感じます。日本企業がもっと参考にすべきモデルではないでしょうか。


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ライバル「ヴィクシオン」液体レンズ式との技術比較

オートフォーカスメガネ市場には、すでに先行するライバルが存在します。それが2021年にHOYA株式会社からスピンアウトして設立された東京・日本橋の「ヴィクシオン(ViXion)」です。

同社は2年前にオートフォーカスアイウェアを発売し、累計1万3000台以上を売り上げる実績を持ちます。番組では当時の価格約9万円と紹介されました。技術的にはエルシオの液晶式とは異なり、レンズ内部に液体を封入し、これを膨らませたり凹ませたりして凸レンズ・凹レンズの役割を果たさせる「液体レンズ式」を採用しています。

2026年4月17日には新製品「ViXion2」を発売し、レンズ口径を9mmに拡大して視野面積を従来比2.4倍に広げました。ネイリストなど手元の細かい作業をするプロからの支持が厚いのが特徴です。

ただし液体レンズには、揺れや歪みに弱くレンズを大きくしづらいという技術的制約があります。これに対し李さんは「視野の広い、日常的に使えるもの」を志向していると差別化を強調しました。両社が異なるアプローチで切磋琢磨することで、業界全体の進化が加速していくでしょう。

ViXion(ヴィクシオン)についての関連記事
【ブレイクスルー】ヴィクシオンの液体レンズメガネ「奇跡」の仕組み解説


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オードリー若林正恭がオートフォーカスグラス試着で実感した「老眼」克服

スタジオでは、47歳の若林正恭さんが自ら試着し、リアルな反応を見せてくれました。若林さんは「2年前ぐらいから老眼が始まった」と告白し、スマホの文字サイズを「小」から「中」に変えた瞬間「プライドが傷ついた」と語る姿に、同世代の方は思わず頷いたのではないでしょうか。

オートフォーカスレンズ

番組内で使用の次世代メガネ「オートフォーカスレンズ」                     (引用:「アンパラレルド」より)

オートフォーカスグラスを装着した若林さんの感想は「もっと時間がかかってピントが合うと思ったら、すんって合う」。一瞬で近距離・遠距離の切り替えができる体験に驚きを隠せない様子でした。野球観戦で選手名鑑と試合を交互に見る老眼世代には、まさに福音となる技術です。

一方で若林さんは「外側がちょっとぼやけて、真ん中はめっちゃ見える」という鋭い指摘もしています。これに対し李さんは「光学設計のソフトウェア改良を繰り返す必要がある」と認め、その課題解決のための資金調達を進めていると説明しました。タレントとしての遠慮ない感想が、開発の現実的課題を浮き彫りにした良いシーンだったと感じます。


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エルシオが描く価格10万円前後・2026年製品化への道のり

気になる販売価格について、李さんは「現状では10万円前後を想定している」と明言しました。1台で遠近両用から老眼鏡までこなせると考えれば、決して高くない値付けだと感じます。

製品化のロードマップとしては、2026年内に距離計測センサー方式の第一弾を投入する予定です。鎌谷さんが掲げる技術課題は3点。レンズの大型化、センサーとレンズ動作の最適連携、そして電池の小型化と長寿命化です。液晶分子を動かすにも距離センサーを稼働させるにも電力が必要なため、省電力化は必須課題と語られていました。

現在のレンズはまだ視野周辺がぼやける課題があり、「光学設計ソフトウェアの改良を何度も繰り返す」段階にあります。エルシオはNEDO「SBIR推進プログラム」採択や2025年大阪・関西万博のヘルスケアパビリオン出展など、外部からの評価を着実に積み重ねており、製品化への道筋は確実に見えてきています。


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2030年実現へ―エルシオが目指すアイセンシング搭載「目を守るメガネ」の未来

エルシオの真の野望は、2026年の製品化のさらに先にあります。2030年には「アイセンシング」を搭載した次世代モデルの投入を計画しているのです。

アイセンシングとは、メガネ内側のセンサーで眼球の動きを検知し、左右の目の傾きから「どこを見ているか」を計算する技術です。指を近づけると目が寄る現象を活用し、赤外線を目に当ててセンサーで検知することで、距離計測の精度を飛躍的に高めます。プロトタイプはすでに社内に存在しているとのこと。

さらに李さんが描くビジョンは「メガネが目を守る時代」を超えていきます。メガネをかけているだけで目の病気を予防し、生活習慣病の早期発見も可能にするヘルスケアプラットフォームとの連携です。「自分の体のデータをちゃんと見ることができたら、すごく楽しいと思いません?」と李さんが語った言葉には、技術者を超えた哲学者のような思想を感じました。メガネが医療デバイスになる未来は、もうすぐそこです。


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SNS・Xで広がるアンパラレルド視聴者の感想と反響

放送直後からSNS上では、エルシオのオートフォーカスグラスを巡って多様な反応が広がっています。とくにX(旧Twitter)では、40代以上の視聴者から「自分の老眼にも欲しい」「10万円なら一生モノとして買う価値がある」といった購買意欲を示す声が目立つ傾向にあります。

また、CEOの李蕣里さんに対しては「金髪の若き女性CEOがカッコいい」「年上の技術者を率いる姿勢に勇気をもらった」という共感のコメントも目立つようです。鎌谷さん(68歳)が定年後にものづくりへの情熱を燃やす姿には、シニア世代から自身の働き方を見つめ直す感想も寄せられている様子がうかがえます。

一方で、若林さんが指摘した「視野周辺のぼやけ」課題については「実用化までもう一息」と冷静に見守る声もあります。「ヴィクシオン(液体レンズ式)とエルシオ(液晶式)、どちらが将来のスタンダードになるのか」という技術論争も活発化していくでしょう。MC若林さんの「視聴者目線で質問してくれて分かりやすい」「老眼世代の代表として聞いてくれた」という評価が、番組全体の印象を高めているようです。


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まとめ

2026年5月7日放送のアンパラレルドで取り上げられたエルシオのオートフォーカスグラスは、フレネル液晶レンズという独自技術で、老眼や視力低下に悩む人々の生活を一変させる可能性を秘めています。

CEO李蕣里さんと68歳の鎌谷康弘さんが象徴する「若い情熱と熟練の技術」の融合こそ、これからの日本のものづくりが向かうべき道筋を示しているのではないでしょうか。ライバルのヴィクシオンと切磋琢磨しながら、価格10万円前後・2026年内の製品化、さらに2030年のアイセンシング搭載モデルへと続くロードマップは現実味を帯びています。

「メガネが目を守り、健康を見守る時代」――そんな未来が、もう手の届くところまで来ているのです。日本発のスタートアップが切り開く未来に、あらためて期待が高まる回でした。

※ 本記事は、2026年5月7日放送(テレビ東京系)の「アンパラレルド~ニッポン発、世界へ~」を参照しています。
※ 株式会社エルシオ / Elcyo Co., Ltd.の公式サイトはこちら

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