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【がっちりマンデー】難消化性デキストリン松谷化学「トクホの黒子」

【がっちりマンデー】難消化性デキストリン松谷化学「トクホの黒子」 gacchiri-matsutani-nandeki
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コンビニやスーパーでよく見かける「脂肪や糖の吸収を抑える」と書かれたトクホのドリンク。その表示を可能にしている素材が「難消化性デキストリン」です。2026年11月8日放送の「がっちりマンデー!!」では、この素材を作る兵庫県伊丹市の松谷化学工業が紹介されました。この記事では、難消化性デキストリンの働きや選ばれる理由、デンプン一筋107年の会社の強みまでをわかりやすく解説します。トクホ商品の見方が少し変わるはずです。

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がっちりマンデーで紹介!トクホを支える難消化性デキストリンとは

2026年11月8日放送の「がっちりマンデー!!」の「ヒット商品の儲かり素材」特集で、最後に登場したのが「難消化性デキストリン」です。

番組のオープニングでは、「糖や脂肪の吸収を抑えるドリンクを可能にしているのが、この白い粉」と紹介されていました。いまコンビニやスーパーには、こうした機能をうたうドリンクがあふれています。その多くを裏で支えているのが、この白い粉というわけです。

難消化性デキストリンは、デンプンから作られた水溶性の食物繊維です。番組によれば、食品や飲料に一定量を入れることで、パッケージに「脂肪や糖の吸収を抑える」「お通じの改善に役立つ」といった表示ができるようになります。

もちろん、表示をするには国から特定保健用食品、いわゆるトクホとして許可を受ける必要があります。それでも、その出発点になる素材を一社が作っているというのは驚きです。

加藤浩次さんも「そういうことか!」と思わず声を上げていました。いろいろなドリンクや食品、サプリのメーカーから引っ張りだこの素材だということが、よくわかる場面でした。

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小林製薬「イージーファイバー トクホ」は松谷化学の素材が欠かせない

取材班がまず訪れたのは、大阪に本社を構える小林製薬です。担当者の方が「ずっとロングセラーで売れ続けている」と紹介してくれたのが、「イージーファイバー(トクホ)」でした。

イージーファイバー

小林製薬のイージーファイバー                                       (引用:「がっちりマンデー」より)

パッケージには「お通じの改善に役立つ」と書かれています。担当者によると、トクホでなければ「食物繊維」という言葉しか書けません。トクホを取っているからこそ、「お通じ改善に役立つ」というところまで表示できるのだそうです。

番組によれば、トクホのイージーファイバーは、トクホではない普通の商品と比べて数量ベースで5倍売れているといいます。担当者の方は「すごくエビデンスもある商品」と胸を張っていました。

そして、この商品を作るのに絶対に欠かせないのが、松谷化学工業の素材です。担当者の方もはっきりと「松谷化学工業さんの素材がなければ作れない製品です」と話していました。

消費者が手に取るのは小林製薬の商品です。しかし、その効果を表示できる根拠の部分は素材メーカーが支えている。この関係は、トクホ商品の世界でのものづくりの分業をよく表していると感じます。

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松谷化学工業とは?伊丹でデンプン一筋107年・年商672億円の家族経営

取材班が向かったのは、兵庫県伊丹市にある松谷化学工業の本社です。出迎えてくれたのは、78歳の松谷義信副会長でした。スタッフが「お元気ですね!」と声をかけると、「もう会社も元気がとりえ」と笑顔で答えていました。

松谷義信

松谷化学工業の松谷義信副会長                                     (引用:「がっちりマンデー」より)

「会長はどなた?」と尋ねると、なんと会長は奥様だそうです。番組によれば、社長は娘さんで、女性に挟まれた副会長というファミリー経営の会社です。「そのほうがうまくいく?」と聞かれた副会長は「なかなか厳しいですね」と苦笑いしていました。

会社の事業について、副会長は「デンプンの粉を売ってる会社ですね」とシンプルに説明しています。松谷化学工業は1919年の創業で、まさにデンプン一筋107年の会社です。番組によれば、年商は672億円にのぼります。

デンプンと聞くと地味な印象を持つ方も多いと思います。スタジオの野々村友紀子さんも「デンプンってすごく地味な感じしますけど」と驚いていました。それでも、一つの素材をこれだけ長く突き詰めてきた会社だからこそ、他社にはまねできない製品が生まれたのだと感じます。

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難消化性デキストリンの働き|脂肪や糖の吸収を抑える仕組み

研究開発センターで研究員の岸本由香さんが見せてくれたのが、白い粉状の難消化性デキストリンでした。

岸本由香

松谷化学工業の岸本由香さん                                    (引用:「がっちりマンデー」より)

岸本さんの説明によれば、難消化性デキストリンは小さな油の粒の表面に薄い膜を作ります。そうすることで、油が吸収されるのを邪魔してくれるのだそうです。

番組の説明をまとめると、仕組みは次のとおりです。

  • 難消化性デキストリンが、食事に含まれる油や糖を包み込むように働く
  • 包まれた油や糖は、胃や腸の消化液に溶かされにくくなる
  • その結果、なかなか消化されずに体の外へ出ていく

名前のとおり「消化されにくいデキストリン」だからこそ、こうした働きが生まれるわけです。

ただし、トクホは病気を治すための医薬品ではありません。あくまで、国が審査したうえで、決められた表示を許可した食品です。効果の感じ方には個人差がありますし、市販の商品には「一度に大量に摂りすぎると、おなかがゆるくなることがある」といった注意書きもあります。持病がある方や薬を飲んでいる方は、医師や薬剤師に相談すると安心です。素材のすごさに感心しつつも、「飲めば大丈夫」と頼りすぎない付き合い方が大切だと思います。

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無味無臭が強み!難消化性デキストリンが355品目に選ばれる理由

難消化性デキストリンがさまざまなメーカーに選ばれている、とっておきの理由があります。それは「無味無臭」であることです。

難消化性デキストリン

松谷化学工業の儲かり素材「難消化性デキストリン」                             (引用:「がっちりマンデー」より)

岸本さんに「そのまま舐めてみてください」とすすめられたスタッフは、「ん? 無味無臭?」と首をかしげていました。

何に混ぜても色も味も変わらないので、ドリンクにも、サプリにも、食べ物にも使えます。商品の味を損なわずに機能をプラスできるのは、メーカーにとって非常に使いやすい素材です。

番組によれば、難消化性デキストリンを使った商品は、各メーカーを合わせて355品目にのぼるといいます。

たとえば、お茶やコーラのように味が命の飲み物でも、風味を変えずに使えるのは大きな魅力です。「機能」と「おいしさ」を両立させたいメーカーの悩みを、素材の側から解決したことが、これだけ多くの商品に採用されている理由ではないでしょうか。番組で出た「ナンデキ」という略称からも、業界で身近な存在になっている様子がうかがえます。

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デンプン研究の積み重ねと大量生産・特許が松谷化学の強み

この素材を生んだ土台は、デンプン一筋107年の開発力です。取材した日も、研究所ではさまざまなデンプンの研究が行われていました。

  • デンプンの粘度を測り、冷凍と解凍を繰り返して物性に問題がないかを確かめる研究
  • デンプンを入れてグミの食感の違いを試す研究
  • 魚肉ソーセージの食感を左右するデンプンの研究

日々デンプンの研究と製造に励んでいた松谷化学工業は、あるとき、デンプンの製造過程で出る食物繊維に健康効果があることを発見しました。この食物繊維をたくさん作れれば、すごい素材になります。

そこで徹底的に研究を重ね、難消化性デキストリンの大量生産の方法を確立しました。その製法で特許も取得しています。同社の研究者による論文によれば、研究が始まったのは1988年のことです。その後、難消化性デキストリンは1992年に特定保健用食品の関与成分として認められました。番組によれば、そうした積み重ねのおかげで、日本中の糖や脂肪の吸収を抑えるトクホ商品などには、松谷化学工業の素材が入っているというわけです。

また、松谷化学工業の難消化性デキストリンは「ファイバーソル2」という商品名でも知られています。海外では、アメリカの穀物大手ADMとの合弁で世界向けに販売されています。地方の家族経営の会社が生んだ素材が世界に広がっているのは、実に痛快な話です。

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臨床データが参入障壁に|スタジオで語られた松谷化学のすごさ

スタジオでは、経営コンサルタントの坂口孝則さんが、松谷化学工業の強さをビジネスの視点から解説しました。

坂口さんが注目したのは、臨床試験やテストのデータです。松谷化学工業は、こうしたデータを膨大に持っています。そうなると、他社が後から同じような素材で参入しようとしても、ハードルが高くて近づけないといいます。

トクホの表示を取るには、効果を裏付けるデータが欠かせません。素材そのものに加えて、長年積み上げてきた科学的なデータこそが、本当の財産なのだと思います。製法の特許とデータの蓄積という二重の守りがあるからこそ、「儲かり素材」でいられるのでしょう。

加藤浩次さんは「研究したらね、突き詰めたらってことですよ」と話し、進藤晶子さんは「縁の下の力持ちですね」と締めくくっていました。

一つのことを突き詰める姿勢が、107年をかけて大きな価値になったという点は、どんな仕事にも通じる教訓だと感じます。

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まとめ

2026年11月8日放送の「がっちりマンデー!!」で紹介された、松谷化学工業の難消化性デキストリンのポイントを振り返ります。

  • 難消化性デキストリンは、デンプンから作られた水溶性の食物繊維
  • 番組によれば、一定量を入れることで「脂肪や糖の吸収を抑える」などのトクホ表示につながる
  • 小林製薬の「イージーファイバー トクホ」も、松谷化学工業の素材なしでは作れない
  • 無味無臭で何にでも混ぜられるため、各メーカー合わせて355品目に採用されている
  • 松谷化学工業は1919年創業、デンプン一筋107年、年商672億円の家族経営の会社
  • 大量生産の方法の確立、特許、膨大な臨床データが他社を寄せつけない強み

次にトクホのドリンクを手に取ったときは、裏面の関与成分の欄をのぞいてみてください。そこに「難消化性デキストリン」の文字があれば、伊丹の素材メーカーの107年の技術が詰まっています。

※ 本記事は、2026年11月8日放送の「がっちりマンデー!!」を参照しています。
※ 松谷化学工業の公式サイトはこちら。

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