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テレビ番組・情報

【がっちりマンデー】U-NEXT宇野康秀社長「作品集めの秘密」とは?

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2025年8月3日放送のTBS「がっちりマンデー!!」に、U-NEXTホールディングス代表取締役社長CEO宇野康秀氏が出演し、国産動画配信サービス1位の座を獲得した同社の成功の秘密を語りました。20年前にUSENの社長として同番組に出演した宇野社長が、今度はU-NEXTホールディングスの社長として再登場。その驚くべき成長戦略の裏側が明かされました。

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U-NEXTホールディングス代表取締役社長CEOの宇野康秀氏                                (引用:「がっちりマンデー」より)

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がっちりマンデーで明かされたU-NEXTの成功の秘密

U-NEXTは現在、国産動画配信サービスとして日本企業の中でダントツ1位のシェアを誇っています。グループ全体の年間売上はおよそ3200億円、会員数は470万人という規模にまで成長を遂げました。

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説明する(株)UーNEXT広報の大野晃平さん                                             (引用:「がっちりマンデー」より)

番組で注目されたのは、U-NEXTの圧倒的な作品数です。動画配信で36万本という他社を大きく引き離す作品数を誇り、月額2189円という価格設定でありながら多くのユーザーから支持を得ています。この成功の背景には、宇野康秀社長が20年前のGyao時代から培ってきた動画配信への深い洞察と、「みんなが見たいものではなく、いろんな人が見たいものがバラバラでもそれが全部ある」という独自の戦略があります。

海外の配信サービスが最大公約数的なコンテンツに注力する中、U-NEXTは逆に多様性を重視。この差別化戦略が、日本の動画配信市場での独自のポジションを確立する要因となっているのです。

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宇野康秀社長が語るU-NEXT作品集めの戦略とは

作品集めの最大の秘密は「グロス契約」という手法にあります。これは、作品を1本ずつ個別に契約するのではなく、たくさんの映画をまとめて契約することで仕入れコストを大幅に抑える戦略です。

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(株)U-NEXT映画部の齊藤瑶さん                                 (引用:「がっちりマンデー」より)

番組では、映画部の齊藤瑶さんがKADOKAWAとの打ち合わせで「旧作はグロスでいただいてるんで」と発言する場面が映されました。この手法により、「ニッチな作品まで取っていこう。グロスだから」という取り組みが可能になっています。

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(株)U-NEXT映画部部長の林健太郎さん          (引用:「がっちりマンデー」より)

特に印象的だったのは、映画の配信権利を獲得する際の困難さです。林健太郎映画部部長によると、「プロデューサーが元々持ってて、そのプロデューサーがもうなくなってしまっていると、そのあと、もうバラバラにこう分岐していく。私も持ってる、俺も持ってるって何人もいて」という状況で、権利関係の複雑さが作品調達の大きな課題となっています。

しかし、この困難を乗り越えることで、U-NEXTでしか観られないマニアックな作品群を揃えることができ、それが他社との大きな差別化要因となっているのです。

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U-NEXTのオススメ機能に隠された複雑な計算式

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CTO(最高技術責任者)のRutongさん                           (引用:「がっちりマンデー」より)

U-NEXTの成長を支える重要な要素の一つが、高度なレコメンデーション機能です。番組では、最高技術責任者のRutongさんやエンジニアチームが開発した複雑な計算式の存在が明かされました。

このシステムの特徴は、単純に似たジャンルの作品を推奨するだけでなく、「同じように、あの、こういったのコンテンツ見ていた、お客さんが全然関係ない他の何を見てるっていうのが私たちの中のデータが入れれば、あの、その可能性が生まれる」という仕組みにあります。

具体例として、TBSの日曜劇場をよく視聴するユーザーには、同じ監督の作品だけでなく、全く関係なさそうなジャンルの作品も推奨されることがあります。これは自分と似た視聴傾向を持つ他のユーザーのデータを分析し、意外な組み合わせを提案することで新たな視聴体験を創出する戦略です。

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エンジニアのKent(ケント)さん                                                (引用:「がっちりマンデー」より)

エンジニアのケントさんによると、「ユーザーがクリックするかどうかの確率分布っていうのを考えて」独自の計算式を開発し、日々チューニングを行っているとのことです。この技術的な優位性が、ユーザーの満足度向上と継続利用につながっているのです。

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映画部の取り組み:林健太郎部長らが語るマニアック作品調達の裏側

U-NEXTの映画部では、林健太郎部長を筆頭に宮嶋僚子さん、齊藤瑶さん、君嶋裕樹さんらが日々作品発掘に取り組んでいます。特に注目すべきは、全国のミニシアターの特集上映情報を活用した作品選定手法です。

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(株)U-NEXT映画部の宮嶋僚子さん                            (引用:「がっちりマンデー」より)

 

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(株)U-NEXT映画部の君嶋裕樹さん                             (引用:「がっちりマンデー」より)

番組で紹介されたサメ映画は、なんと100本近くを配信しており、「これ多分、うちだけですね」と林部長が語るように、他社では絶対に真似できない品揃えを実現しています。「バスタブから襲ってくる」サメや「サメ使いのストーカー」など、一見B級映画に見える作品も、コアなファンには需要があることを見抜いた戦略です。

作品発掘の現場では「アタック」と呼ばれる営業活動が重要な役割を果たしています。これは「まだ取引のない会社さんに『その作品持ってないですかね?』って、門叩きにいく」活動で、配給会社の情報を手探りで調べ、新たな配信権利を獲得していく地道な努力が続けられています。

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USENの最新ビジネス:金子瞬也らが手がける店舗総合サポート戦略

U-NEXTホールディングスのもう一つの柱であるUSENは、従来の有線放送から大きく進化を遂げています。現在の売上は約700億円に達し、BGMだけでなく店舗運営に必要なあらゆる機器を提供する総合サポート企業となっています。

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(株)USEN営業部の金子瞬也さん                              (引用:「がっちりマンデー」より)

営業部の金子瞬也さんの活動を通じて明かされたのは、レジ、防犯カメラ、WiFi、キャッシュレス決済端末、そして最近話題の自動配膳ロボットまで、店舗に必要なものを全てワンストップで提供するビジネスモデルです。

この戦略の強みは、全国約100支店のネットワークを活用した迅速な対応力にあります。従来なら「レジならこの会社、防犯カメラならこの会社」と窓口がバラバラになりがちですが、USENが一括対応することで、店舗オーナーは大幅な業務効率化を実現できます。

「現地で対応できるっていうのが、ま、当社の強みではあります」と金子さんが語るように、既存の営業・エンジニア網をフル活用した事業展開が、USENの新たな成長エンジンとなっているのです。

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UI/UXへのこだわり:鏡優らが語る画面デザインの秘密

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(株)U-NEXT CX本部の鏡優さん                             (引用:「がっちりマンデー」より)

U-NEXTのユーザー体験向上において、CX本部の鏡優さんらが手がける画面デザインの重要性も番組で詳しく紹介されました。特に興味深いのは「左上の法則」です。

「大体、えっと、画面を左上からですね、見るのが大体こう目線なんで、左に一番重要なものを置いたりします」という鏡さんの説明通り、新作マークや再生ボタンなど、ユーザーに最も押してほしい要素は全て左上に配置されています。

背景色の選択にも細かな配慮があります。メイン画面は黒(ダークトーン)を採用し、「コンテンツのサムネイルが本当にカラフルなんで、それ引き立たせるため」という理由があります。一方、作品詳細画面では紺色に近い色を使用し、「文字とのコントラストが強すぎると、これまた読みづらい」という問題を解決しています。

特に驚くべきは更新頻度で、「2週間にいっぺんは確実に更新が入ってる」という継続的な改善体制が、ユーザー満足度の維持・向上に大きく貢献していることが明かされました。

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まとめ

2025年8月3日の「がっちりマンデー!!」で明かされたU-NEXTの成功の秘密は、宇野康秀社長の20年にわたる動画配信事業への情熱と、細部にまでこだわり抜いた戦略にありました。

グロス契約による効率的なコンテンツ調達、林健太郎部長ら映画部スタッフによる地道なアタック営業、CTO Rutongさんらが開発した高度なレコメンデーション技術、鏡優さんらが手がける綿密なUI/UX設計、そして金子瞬也さんらUSENチームによる店舗総合サポート事業の展開。

これらすべてが有機的に結合することで、国産動画配信サービス1位という地位を築き上げたのです。宇野社長が自己採点を「60点」と謙虚に語る一方で、「もう少し早くこういう世界観を創りたかった」という言葉からは、さらなる高みを目指す強い意志が感じられました。

今後のU-NEXTグループの展開から目が離せません。

※ 本記事は、2025年8月3日放送(TBS系)の人気番組「がっちりマンデー!!」を参照しています。
U-NEXTホールディングスのHPはこちら

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